単焦点レンズはズームレンズとは異なる特徴があります。
F値が小さい明るいレンズなので、大きなボケ写真が撮れたり、暗い場所での高感度ノイズを抑えるメリットがあります。
このページでは単焦点レンズの特徴と、各メーカーのおすすめしたい人気レンズをご紹介しています。
ノーノちゃん
コヤくん
このページの目次
1. 単焦点レンズの特徴
単焦点レンズはズームレンズとは種類の異なるレンズになります。
単焦点レンズの特徴や使い方を把握することで、上手く生かした写真を撮ることができます。
- 焦点距離が固定
- ボケの表現
- 高画質
①焦点距離が固定
単焦点レンズはズームができないので、撮影シーンによってレンズの焦点距離を選ぶことになります。
ズームレンズであれば1本で幅広い焦点距離に対応できますが、単焦点レンズではレンズを何本か用意することになります。
また撮影時はレンズ交換の回数も多くなります。この点は単焦点レンズのデメリットとなります。
「焦点距離」はこちらで詳しく解説しています。
レンズの焦点距離・画角をわかりやすく解説
②ボケの表現
単焦点レンズは明るい開放F値によりボケを生かした写真を撮ることができます。
ズームレンズの一般的な開放F4くらいだと、単焦点レンズのF1.8とはこの程度のボケ量の違いがあります。
③高画質
単焦点レンズのシンプル構造は、画質の向上にもつながります。
ズームレンズに比べて解像感が高くシャープに写ります。またズームレンズでは画質低下が起きやすい写真の四隅も単焦点レンズでは抑えられています。
ノーノちゃん
コヤくん
2. 単焦点レンズ一覧表
各メーカーごとに、人気の単焦点レンズをまとめています。
キヤノン
キヤノンはフィルム時代から続くEFマウントレンズが豊富に揃っています。
フルサイズミラーレスのRFマウントレンズはまだ本数は少ないですが、将来的に主力のレンズになることから今後の開発が期待されています。
キヤノンの高品位なレンズには「Lレンズ」の称号がつけられています。




ニコン
50年以上の歴史があるニコンFマウントレンズは、どの焦点距離でも選択肢が豊富です。旧型のDレンズの描写を楽しんだり、画質評価の良いGレンズを選ぶこともできます。
フルサイズミラーレスのZマウントはまだ本数が少ないですが、現在開発が進められています。




ソニー
ソニーのEマウントはAPS-C用が2010年、フルサイズ用が2013年に登場したためキヤノン・ニコンに比べると単焦点レンズの種類は少なくなります。
ただ近年は焦点距離ごとにレンズが発売され、またシグマやタムロンなどサードパーティ製レンズも増えてきたことから、個性的なレンズを選べるマウントとなっています。
ソニー純正レンズは高品位レンズに「G」「G Master(GM)」の称号がつけられています。




ペンタックス
ペンタックスのKマウントはフィルム時代から歴史の長いマウントになります。
単焦点レンズの種類は少なめですが、小型軽量のレンズが多いことは他社に比べて大きなメリットとなっています。
高品位なレンズはスターレンズと呼ばれ、型番に「★」マークがつけられています。

オリンパス・パナソニック
2008年、オリンパスとパナソニックによって規格されたマイクロフォーサーズシステムのレンズになります。
小型軽量レンズが多いのが特徴です。オリンパスで高品位なレンズは「PROシリーズ」、パナソニックは「LEICA」レンズとして用意されています。
2社合わせると焦点距離ごとに多数の選択肢があります。

富士フイルム
2012年、富士フイルムのAPS-CミラーレスがXマウントとして登場しました。
新しいマウントのレンズですが、現在では焦点距離ごとに豊富な種類が用意されています。
小型軽量レンズが多く、機動性が高いことも特徴です。

3. 単焦点レンズメーカー別まとめ
単焦点レンズは大きなボケ写真が撮れたり、シャープでキレのある解像感を楽しむことができます。
ズームレンズと組み合わせて思い出に残る写真を楽しんでみてください。
- 単焦点レンズは焦点距離が固定のレンズ
- 開放F値が小さいのでボケ量が大きな写真が撮れる
- ズームレンズに比べて高画質で撮れる
初めて交換レンズを行う方法はこちらでまとめています。
初心者でもわかる!間違えない【交換レンズの選び方】
単焦点レンズを使ったボケ写真の撮り方はこちら
初心者でも簡単にできるボケ写真の撮り方【作例あり】