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ソニー【マクロレンズ】おすすめ7選!比較表あり

ソニーマクロレンズ

このページでは、ソニーEマウントで使える人気のマクロレンズをご紹介しています。

それぞれのスペックを、一覧表で比較できるようにしています。

ノーノちゃん

マクロレンズはどんな写真が撮れるのかな。
虫メガネで見える世界が写真になります。また花や料理、ポートレートにも使えますよ。

コヤくん

その他の焦点距離は以下のページでまとめています。

初めて交換レンズを行う方は専門用語を知っておく必要があります。
初心者でもわかる!間違えない【交換レンズの選び方】初心者でもわかる!間違えない【交換レンズの選び方】

1. マクロレンズ一覧

ソニーEマウントで使えるマクロレンズを、マウントごとに分けてご紹介します。

またレンズ性能を口コミや各情報サイトをもとにまとめています。

マウント目次
Eマウント(フルサイズ) Eマウント(APS-C)

2. Eマウント(フルサイズ)

使用できる機種

  • α9 II、α7R IV、α7 III、α7S III、α7C
  • α6600、α6400、α6100、α6000、α5100
  • α9、α7R III、α7R II、α7R、α7S II、α7S、α7 II、α7
  • α6500、α6300、NEX-5T、NEX-3N、NEX-6、NEX-5R、NEX-F3、NEX-5N、NEX-7、NEX-C3、NEX-5、NEX-3
  • 発売時期 価格 Amazon評価 最大径×長さ 質量 最短撮影距離 最大撮影倍率 フィルター径 手ブレ補正 絞り羽根枚数 最小絞り インナーフォーカス
    FE 50mm F2.8 Macro
    (SEL50M28)
    2016年9月 5~6万円 70.8x71mm 236g 0.16m 1倍 55mm 7枚 F16
    FE 90mm F2.8 Macro G OSS
    (SEL90M28G)
    2015年6月 13~15万円 79×130.5mm 602g 0.28m 1倍 62mm 9枚 F22
    70mm F2.8 DG MACRO 2018年7月 5~6万円 70.8×131.8mm 570g 0.258m 1倍 49mm 9枚 F22
    MACRO APO-LANTHAR 65mm F2
    Aspherical
    2017年8月 10~11万円 78×91.3mm 625g 0.31m 0.5倍 67mm 10枚 F22
    MACRO APO-LANTHAR 110mm F2.5 2018年12月 13~14万円 78.4×99.7mm 771g 0.35m 1倍 58mm 10枚 F22
    FiRIN 100mm F2.8 FE MACRO 2019年4月 6.5~7万円 74x123mm 570g 0.3m 1倍 55mm 9枚 F32
    105mm F2.8 DG DN MACRO 2020年10月 8.5~9万円 74×135.6mm 710g 0.295m 1倍 62mm 9枚 F22

    FE 50mm F2.8 Macro(SEL50M28)

    2016年発売の50mmマクロレンズで、「G」や「GM」などグレードがついていないエントリー向けレンズになります。

    ソニー純正のフルサイズ向けマクロレンズは、「FE 90mm F2.8 Macro G OSS」とこの50mmF2.8マクロのみとなっています。

    • 解像力は、開放F2.8から中央部はシャープで、四隅はかなり甘くなります。F5.6は四隅も大幅に向上してシャープになります。F16でも回折現象の影響が少ない特徴があります。
    • 周辺減光は開放で大きく発生し、F5.6で解消します。
    • 色収差は開放でフリンジが発生します。また画面四隅でも影響があります。
    • ボケはとてもなめらかな印象です。絞り羽根は7枚ですが玉ボケも柔らかいので多角形は目立ちにくくなります。
    • マクロ時のAFは遅い動作になります。駆動音もあります。ただ風景撮影などでは標準速度で動作します。

    開放は甘い描写ですが中央部はシャープで、綺麗なボケ味が出せるレンズとなっています。

    繰り出し式のマクロレンズなので一般的にAFは遅い評価になりますが、フォーカスレンジリミッターで近接と通常撮影を分けて操作すれば、AF速度はある程度カバーできます。

    236gと軽いので常用の標準レンズとしても使えますが、AF速度や開放の画質は不満になるかもしれません。

    ※画質評価はephotozine.comphotographyblog.comのレビューを参考にしています。

    最大径×長さ: 70.8x71mm
    質量: 236g
    最短撮影距離: 0.16m
    最大撮影倍率: 1倍
    フィルター径: 55mm
    手ブレ補正: –
    絞り羽根枚数: 7枚
    最小絞り: F16
    インナーフォーカス: –

    FE 90mm F2.8 Macro G OSS(SEL90M28G)

    2015年発売の、中望遠90mmマクロレンズになります。

    高品位なGレンズのグレードとなっていて、レンズが伸びないインナーフォーカス式で、手ブレ補正も搭載していることが特徴です。

    またAF/MF切り換えはフォーカスリングを前後スライドする方式を採用しています。

    • 解像力は開放から中央部はシャープで、四隅はやや甘くなります。F5.6で四隅も良好になります。F11からは画質低下が大きくなります。
    • 周辺減光は開放F2.8で中程度の発生があります。
    • 色収差は少なく良好です。
    • ボケはなめらかな印象です。玉ボケの内部は緊張しています。
    • AFは静かで十分な速度です。

    解像力や色収差などの光学性能が高い、本格的なマクロレンズという印象です。AF速度やインナーフォーカスである点もメリットとなっています。

    ただAF/MF切り替えのスライドは好みが分かれそうで、またMF時のフォーカスリングの操作性は悪い評価となっています。

    ※画質評価はopticallimits.comのレビューを参考にしています。

    最大径×長さ: 79×130.5mm
    質量: 602g
    最短撮影距離: 0.28m
    最大撮影倍率: 1倍
    フィルター径: 62mm
    手ブレ補正: ◯
    絞り羽根枚数: 9枚
    最小絞り: F22
    インナーフォーカス: ◯

    70mm F2.8 DG MACRO

    2018年発売の、シグマ製Eマウント対応70mmマクロレンズになります。

    解像力を重視した、”カミソリマクロ”の異名があるシリーズになります。

    • 解像力は開放から画面全域でシャープで、F4~F8でさらに解像度が向上します。中央と四隅の画質差が少ない特徴があります。
    • 周辺減光は開放F2.8で大きめに発生します。
    • 色収差はよく抑えられています。
    • マクロのボケはなめらかです。通常撮影では開放F2.8のため背景により固い場合があります。
    • AFは長いフォーカス移動時は遅くなります。

    解像力にこだわったレンズのため、開放からシャープな描写です。色収差も良い評価となっています。

    繰り出し部分はレンズフードを使うことで隠すことができます。

    ※画質評価はephotozine.comのキヤノン用レビューを参考にしています。

    最大径×長さ: 70.8×131.8mm
    質量: 570g
    最短撮影距離: 0.258m
    最大撮影倍率: 1倍
    フィルター径: 49mm
    手ブレ補正: –
    絞り羽根枚数: 9枚
    最小絞り: F22
    インナーフォーカス: –

    MACRO APO-LANTHAR 65mm F2 Aspherical

    2017年に発売された、コシナ・フォクトレンダーAPO-LANTHARシリーズの65mmマクロレンズになります。

    軸上色収差を抑えたアポクロマート設計がこのシリーズの特徴となっています。

    また仕様は最大撮影倍率0.5倍のハーフマクロで、「マニュアルフォーカスレンズ」になります。

    • 解像力は、開放F2から中央・四隅までシャープ(四隅はやや低下)で、F4でさらに向上し、F11付近まで継続されます。マクロ撮影時のF2はややシャープさが落ちます。
    • 周辺減光は開放でかなり大きくなります。
    • 色収差はよく抑えられていて、テストでも確認できませんでした。
    • ボケはなめらかで、柔らかい印象です。開放F2で玉ボケは円形ですがF2.2から多角形が確認できます。
    • フォーカスリングの抵抗感は完璧です。

    解像力やボケ味、色収差のない光学性能が高く評価されています。

    65mmという中望遠寄りの画角も独特です。マニュアルフォーカスを好む方には注目のレンズです。

    ※画質評価はphillipreeve.netphotographyblog.comのレビューを参考にしています。

    最大径×長さ: 78×91.3mm
    質量: 625g
    最短撮影距離: 0.31m
    最大撮影倍率: 0.5倍
    フィルター径: 67mm
    手ブレ補正: –
    絞り羽根枚数: 10枚
    最小絞り: F22
    インナーフォーカス: –
    電子接点: あり

    MACRO APO-LANTHAR 110mm F2.5

    2018年発売の、コシナ・フォクトレンダーの110mmマクロレンズになります。

    前年発売のハーフマクロ「MACRO APO-LANTHAR 65mm F2 Aspherical」に続いて、中望遠の等倍マクロレンズとなっています。

    軸上色収差を抑えたアポクロマート設計のカラー再現性が特徴です。

    • 解像力は、開放F2.5から中央・四隅までシャープ(四隅はやや低下)で、F4でさらに向上し、F11付近まで継続されます。
    • 周辺減光は開放でかなり大きくなります。
    • 色収差はよく抑えられていて、テストでも確認できませんでした。
    • ボケはなめらかで、柔らかい印象です。開放F2.5で玉ボケは円形ですがF2.8から多角形が確認できます。
    • フォーカスリングはスムーズで良い抵抗です。

    高い解像力やボケ味、色収差の少なさが優れたレンズとなっています。

    画質評価は「MACRO APO-LANTHAR 65mm F2 Aspherical」とほぼ同じですが、このレンズは中望遠の等倍マクロなので本格的なマクロ撮影に適しています。

    ※画質評価はphillipreeve.netphotographyblog.comのレビューを参考にしています。

    最大径×長さ: 78.4×99.7mm
    質量: 771g
    最短撮影距離: 0.35m
    最大撮影倍率: 1倍
    フィルター径: 58mm
    手ブレ補正: –
    絞り羽根枚数: 10枚
    最小絞り: F22
    インナーフォーカス: –
    電子接点: あり

    FiRIN 100mm F2.8 FE MACRO

    2019年発売の、ケンコー・トキナー製Eマウント100mmマクロレンズになります。

    「FiRINシリーズ」はソニーEマウントのフルサイズ用高品位レンズのブランドになっています。

    • 解像力は、開放は中央部はシャープで四隅はやや甘くなります。四隅はF8まで向上しますがシャープレベルにはなりません。
    • 周辺減光は開放F2.8で少なく抑えられています。
    • 色収差は開放で多く発生し、フリンジが目立ちます。
    • ボケはとてもなめらかな印象です。
    • AFは遅く、動作音があります。

    解像力はまずまずで、ボケの柔らかさが評価されています。

    AFは遅いので、AF/MF切り替えスイッチ・フォーカスリミッターがないのは使い勝手でやや不便な点です。

    比較対象となる中望遠マクロには光学性能の高い「FE 90mm F2.8 Macro G OSS」や「MACRO APO-LANTHAR 110mm F2.5」がありますが、価格面や重量ではこのFiRIN 100mm F2.8は有利になります。

    ※画質評価はopticallimits.comphillipreeve.netのレビューを参考にしています。

    最大径×長さ: 74x123mm
    質量: 570g
    最短撮影距離: 0.3m
    最大撮影倍率: 1倍
    フィルター径: 55mm
    手ブレ補正: –
    絞り羽根枚数: 9枚
    最小絞り: F32
    インナーフォーカス: –

    105mm F2.8 DG DN MACRO

    シグマ製Artラインの中望遠マクロレンズになります。扱いやすいインナーフォーカス採用レンズです。

    • 解像力は開放F2.8から中央・四隅ともにシャープで、F16から回折現象が発生します。
    • 周辺減光は開放F2.8で明らかに発生します。
    • 色収差は、かなりコントラストが強い部分以外は抑えられています。
    • フレアはよく抑えられています。
    • ボケは非常に素晴らしいボケ味です。
    • AFは静かで約0.25秒と高速です。
    • フォーカスリングは移動量が大きく微調整ができます。

    開放から全体がシャープで、サンプル画像では中央と四隅に差がない均一な解像力となっています。またボケ味も高く評価されています。

    AF速度は口コミによるとマクロレンズとしては速いとの感想が多く、遠方とマクロの移動は遅くなるようです。

    ※画質評価はphotographyblog.comのレビューを参考にしています。

    最大径×長さ: 74×135.6mm
    質量: 710g
    最短撮影距離: 0.295m
    最大撮影倍率: 1倍
    フィルター径: 62mm
    手ブレ補正: –
    絞り羽根枚数: 9枚
    最小絞り: F22
    インナーフォーカス: ◯

    3. Eマウント(APS-C)

    使用できる機種

    • α6600、α6500、α6400、α6300、α6100、α6000、α5100
    • Eマウント(フルサイズ用)レンズも装着できます。
    発売時期 価格 Amazon評価 最大径×長さ 質量 最短撮影距離 最大撮影倍率 フィルター径 手ブレ補正 絞り羽根枚数 最小絞り インナーフォーカス
    E 30mm F3.5 Macro
    (SEL30M35)
    2011年9月 2~3万円 62×55.5mm 138g 0.095m 1.0倍 49mm 7枚 F22

    E 30mm F3.5 Macro(SEL30M35)

    2011年発売の、35mm換算で45mm相当のマクロレンズになります。

    リアフォーカス採用でレンズの長さが変わらない仕様になります。

    • 解像力は、開放は中央部のみ良好ですが、周辺・四隅は解像不足になります。F5.6では周辺部も向上しますが、まだ甘い描写です。
    • 周辺減光は開放F3.5で発生し、F5.6で減少します。
    • 色収差は画面四隅で大きく発生します。
    • 前ボケは固いですが、後ボケはとてもなめらかです。
    • AFは無音で高速に動作します。

    エントリーレンズのため、解像力や色収差など光学性能としては欠点があります。

    ただマクロ用途では周辺部は柔らかくボケるので、あまり問題にならないと思います。価格や138gという軽さもメリットになります。

    ※画質評価はopticallimits.comephotozine.comのレビューを参考にしています。

    最大径×長さ: 62×55.5mm
    質量: 138g
    最短撮影距離: 0.095m
    最大撮影倍率: 1.0倍
    フィルター径: 49mm
    手ブレ補正: –
    絞り羽根枚数: 7枚
    最小絞り: F22
    インナーフォーカス: ◯(リアフォーカス)

    4. まとめ

    ソニーEマウントのマクロレンズは、ソニー純正レンズはあまりラインナップは揃っていません。

    ただシグマやコシナ・フォクトレンダー、ケンコー・トキナーなど個性的なサードパーティ製レンズが対応しているので、自分に合ったこだわりのマクロレンズを探してみてください。

    初めて交換レンズを行う方は専門用語を知っておく必要があります。
    初心者でもわかる!間違えない【交換レンズの選び方】初心者でもわかる!間違えない【交換レンズの選び方】

    マクロレンズの使い方や用語はこちらで解説しています。
    マクロ撮影イメージ初めての【マクロ写真】マクロレンズの使い方と用語解説