このページでは、ニコン製カメラで使える広角単焦点レンズをご紹介しています。
焦点距離20mm~28mmで人気のレンズを集め、同じ焦点距離のレンズを比較できるようにしています。
ノーノちゃん
コヤくん
その他の焦点距離は以下のページでまとめています。
初めて交換レンズを行う方は専門用語を知っておく必要があります。
初心者でもわかる!間違えない【交換レンズの選び方】
1. 広角単焦点レンズ一覧
ニコン機で使える広角単焦点レンズをマウントごとに分けてご紹介します。
またそれぞれレンズの特徴を、口コミや各情報サイトをもとにまとめています。
マウント目次 | |
---|---|
Zマウント | Fマウント |
2. Zマウント
- Z9、Z7II、Z6II、Z5、Z50
- マウントアダプターFTZを使用することで、Fマウントレンズを装着することもできます。
- レンズの組み合わせはnikonマウント互換表でまとめています。
発売時期 | 価格 | Amazon評価 | 最大径×長さ | 質量 | 最短撮影距離 | 最大撮影倍率 | フィルター径 | 手ブレ補正 | 絞り羽根枚数 | 最小絞り | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
NIKKOR Z 20mm f/1.8 S | 2020年3月 | 13~14万円 | 84.5×108.5mm | 505g | 0.2m | 0.19倍 | 77mm | – | 9枚 | F16 | |
NIKKOR Z 24mm f/1.8 S | 2019年10月 | 11~12万円 | 78×96.5mm | 450g | 0.25m | 0.15倍 | 72mm | – | 9枚 | F16 | |
Z 28mm f/2.8 Special Edition | 2021年11月 | 3.5~4万円 | 71.5x43mm | 160g | 0.19m | 0.2倍 | 52mm | – | 7枚 | F16 | |
NIKKOR Z 28mm f/2.8 | 2021年12月 | 3~4万円 | – | 70x43mm | 155g | 0.19m | 0.2倍 | 52mm | – | 7枚 | F16 |
NIKKOR Z 20mm f/1.8 S
2020年3月発売の、Zマウントで高品位のS-Line超広角20mmレンズになります。
- 解像力は、開放では中央はシャープで、四隅は良好~シャープで十分な解像感があります。F2.8~F5.6で中央部は非常にシャープになり、F2.8~F8で四隅もシャープになります。
- 歪曲収差は2.1%の樽型歪みがあります。
- 周辺減光は開放付近で-2.47EVの大きな減光があります。F4で減少します。
- 倍率色収差は良好に抑えられていて、ナノクリスタルコートにより逆光耐性も抑えられています。
- 軸上色収差は開放で目立たず抑えられています。ただ開放四隅のコマ収差は顕著に発生します。
開放から周辺部まで解像力があり、コマ収差はありますが軸上色収差や逆光耐性などの性能は高いです。
外観はFマウントのAF-S NIKKOR 20mm f/1.8G EDと比べて、レンズは長くなり重量が増しています。
※画質評価はlenstip.comのレビューを参考にしています。
- フォトヨドバシのレビュー
重量: 505g
最短撮影距離: 0.2m
最大撮影倍率: 0.19倍
フィルター径: 77mm
手ブレ補正: –
絞り羽根枚数: 9枚
最小絞り: F16
NIKKOR Z 24mm f/1.8 S
2019年発売の、Zマウントで高品位のS-Line広角レンズになります。
- 解像力は、開放では中央はシャープで、四隅はやや甘い~良好程度になります。F2.8~F5.6で中央部は非常にシャープになり、F2.8~F8で四隅もシャープになります。
- 歪曲収差は1.34%の樽型歪みがありますが、カメラの自動補正でほぼなくなります。
- 周辺減光は開放付近で大きな減光があります。F2.8で減少します。
- 倍率色収差はほぼなく、ナノクリスタルコートにより逆光耐性も抑えられています。
- 軸上色収差はF2.8まで状況により発生します。コマ収差は開放四隅で発生しますが影響は少なめです。
F1.8の広角単焦点としてはやや重く大きな印象ですが、Zレンズらしい高い光学性能が評価されています。
※画質評価はphotographyblog.comのレビューを参考にしています。
- フォトヨドバシのレビュー
重量: 450g
最短撮影距離: 0.25m
最大撮影倍率: 0.15倍
フィルター径: 72mm
手ブレ補正: –
絞り羽根枚数: 9枚
最小絞り: F16
NIKKOR Z 28mm f/2.8 Special Edition
Z fcのキットレンズとして発売されたレンズになります。
クラシカルなZ fcに合うデザインで、APS-C機では35mm判換算42mm相当の画角になります。
小型・軽量レンズで、価格もお手頃となっています。
重量: 160g
最短撮影距離: 0.19m
最大撮影倍率: 0.2倍
フィルター径: 52mm
手ブレ補正: –
絞り羽根枚数: 7枚
最小絞り: F16
NIKKOR Z 28mm f/2.8
Z fcのキットレンズとして発売されたZ 28mm f/2.8 Special Editionの通常バージョンになります。
日常スナップにも使いやすい小型・軽量レンズで、価格もお手頃となっています。
重量: 155g
最短撮影距離: 0.19m
最大撮影倍率: 0.2倍
フィルター径: 52mm
手ブレ補正: –
絞り羽根枚数: 7枚
最小絞り: F16
3. Fマウント
- D6、Df、D850、D780、D500、D7500、D5600、D3500
- レンズの組み合わせはマウント互換表でまとめています。
発売時期 | 価格 | Amazon評価 | 最大径×長さ | 質量 | 最短撮影距離 | 最大撮影倍率 | フィルター径 | 手ブレ補正 | 絞り羽根枚数 | 最小絞り | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Ai AF Nikkor 20mm f/2.8D | 1994年3月 | 7~8万円 | 69×42.5mm | 270g | 0.25m | 0.12倍 | 62mm | – | 7枚 | F22 | |
AF-S NIKKOR 20mm f/1.8G ED | 2014年9月 | 9~10万円 | 82.5×80.5mm | 355g | 0.2m | 0.23倍 | 77mm | – | 7枚 | F16 | |
20mm F1.4 DG HSM | 2015年11月 | 10~12万円 | 90.7×129.8mm | 950g | 0.27m | 0.14倍 | – | – | 9枚 | F16 | |
Ai AF Nikkor 24mm f/2.8D | 1993年12月 | 4~5万円 | 64.5x46mm | 270g | 0.3m | 0.11倍 | 52mm | – | 7枚 | F22 | |
AF-S NIKKOR 24mm f/1.4G ED | 2010年3月 | 24~27万円 | 83×88.5mm | 620g | 0.25m | 0.18倍 | 77mm | – | 9枚 | F16 | |
AF-S NIKKOR 24mm f/1.8G ED | 2015年9月 | 8~9万円 | 77.5x83mm | 355g | 0.23m | 0.2倍 | 72mm | – | 7枚 | F16 | |
24mm F1.4 DG HSM | 2015年3月 | 8~10万円 | 85×90.2mm | 665g | 0.25m | 0.19倍 | 77mm | – | 9枚 | F16 | |
Ai AF Nikkor 28mm f/2.8D | 1994年10月 | 3~4万円 | 65×44.5mm | 205g | 0.25m | 0.17倍 | 52mm | – | 7枚 | F22 | |
AF-S NIKKOR 28mm f/1.8G | 2012年5月 | 7~8万円 | 73×80.5mm | 330g | 0.25m | 0.21倍 | 67mm | – | 7枚 | F16 | |
AF-S NIKKOR 28mm f/1.4E ED | 2017年6月 | 21~23万円 | 83×100.5mm | 645g | 0.28m | 0.17倍 | 77mm | – | 9枚 | F16 | |
28mm F1.4 DG HSM | 2019年1月 | 12~13万円 | – | 82.8×107.7mm | 865g | 0.28m | 0.19倍 | 77mm | – | 9枚 | F16 |
※シグマ製レンズの仕様はシグママウントでの数値になります。
Ai AF Nikkor 20mm f/2.8D
1994年に発売された、Dタイプの20mm単焦点レンズになります。旧型のDレンズのため絞りリングがついています。
- 画質は開放F2.8ではやや甘く、F4~F8に絞ると中央部はシャープになり、周辺部は良好レベルになります。中央と周辺部の画質差があります。
- 周辺減光は開放F2では2EV以上の大きな減光があります。
- 歪曲は樽型歪み(2.26%)の大きな発生があります。
- 倍率色収差は多く発生し、輝度差のある部分ではパープルフリンジが大きく目立ちます。
- AFは駆動音があり、速度はボディの影響を受けます。
旧型レンズのため描写性能は劣りますが、270gという軽量で超広角が撮影できる点はメリットになります。
クラシック風の外観のため、フルサイズ機のDfと相性がよいレンズになっています。
※このレンズはボディ内AFモーターがないD3000・D5000系の機種ではAFが動作しません。
※画質評価はopticallimits.comのレビューを参考にしています。
- フォトヨドバシのレビュー
重量: 270g
最短撮影距離: 0.25m
最大撮影倍率: 0.12倍
フィルター径: 62mm
手ブレ補正: –
絞り羽根枚数: 7枚
最小絞り: F22
AF-S NIKKOR 20mm f/1.8G ED
2014年に発売された、20mm単焦点レンズになります。絞り開放は旧型の20mmF2.8よりも1段半明るいF1.8となっています。
- 画質は開放から中央部はシャープで、F8まではさらに解像力が高くなります。周辺部は開放ではかなり甘くなりますが流れることはありません。F5.6まで絞るとシャープになります。
- 周辺減光は大きく、開放で2.44EVの減光があります。
- 歪曲は樽型歪み(1.6%)が少しあります。
- 倍率色収差は中程度の発生があります。
- コマ収差はある程度抑えられているので、天体撮影に適しています。
- ゴースト・フレアは抑えられています
- AFは無音で高速動作になります。
2015年にシグマから重量級の20mmF1.4が登場しますが、こちらはF1.8のため355gと扱いやすく、画質評価も良いレンズとなっています。
※画質評価はopticallimits.comのレビューを参考にしています。
- フォトヨドバシのレビュー
重量: 355g
最短撮影距離: 0.2m
最大撮影倍率: 0.23倍
フィルター径: 77mm
手ブレ補正: –
絞り羽根枚数: 7枚
最小絞り: F16
20mm F1.4 DG HSM
2015年に発売された、シグマの20mm単焦点レンズになります。高品位なArtラインレンズで950gの重量があります。
- 画質は開放から中央部はシャープで、周辺部は甘くなります。F4まで絞ると周辺部は良好に向上します。開放では中央と四隅で画質差が大きくなっています。
- 周辺減光は開放F1.4で3.3EVと非常に大きくなります。
- 歪曲収差は樽型歪み(2.4%)と中程度の発生があります。
- 倍率色収差は抑えられています。
- ボケは非常に綺麗です。玉ボケは一部で玉ねぎ形状になることがあります。
サードパーティ製のためAF精度についてはメーカーで調整が必要になることがある点はデメリットになります。
超広角F1.4という純正にはないハイスペックが魅力のレンズとなっています。
※画質評価はopticallimits.com(キヤノン用)のレビューを参考にしています。
- デジカメWatchのレビュー
最大径×長さ: 90.7×129.8mm
重量: 950g
最短撮影距離: 0.27m
最大撮影倍率: 0.14倍
フィルター径: –
手ブレ補正: –
絞り羽根枚数: 9枚
最小絞り: F16
Ai AF Nikkor 24mm f/2.8D
1993年に発売された、24mm単焦点レンズになります。旧型デザインのDタイプレンズになります。
- 画質は開放では甘く、中央部はF4で良好、F5.6でシャープになります。周辺部はF5.6で良好になります。
- 周辺減光は開放F2.8で1.72EVと中程度の発生があります。
- 歪曲は約1.8%で中程度の樽型歪みがあります。
- 倍率色収差は開放では中程度の発生、絞ると増加していきます。
- 逆光耐性は弱く、フレア・ゴーストが発生しやすくなります。
- ボケはざわつきがあり、評価は悪くなります。
旧型設計のため描写性能は劣りますが、270gという軽量で24mmが使える点が魅力のレンズです。
※このレンズはボディ内AFモーターがないD3000・D5000系の機種ではAFが動作しません。
※画質評価はopticallimits.comのレビューを参考にしています。
- フォトヨドバシのレビュー
重量: 270g
最短撮影距離: 0.3m
最大撮影倍率: 0.11倍
フィルター径: 52mm
手ブレ補正: –
絞り羽根枚数: 7枚
最小絞り: F22
AF-S NIKKOR 24mm f/1.4G ED
ニコンで高品位の絞り開放F1.4、24mm単焦点レンズになります。価格は大三元レベルの20万円オーバーになります。
- 画質は中央部は開放F1.4から良好で、F4はさらに向上します。周辺部は開放でかなり甘く、F4付近から良好になります。
- 周辺減光は開放で2.17EVの大きな減光があります。
- 歪曲は樽型歪み(0.9%)で非常に小さくなっています。
- 倍率色収差は大きめの発生があります。
- 前ボケは少し固いですが、後ボケは非常に柔らかくなります。
- 逆光耐性はナノクリスタルコートにより強くなっています。
- AFはあまり速くありません。
高価なレンズですが、24mmスタートのズームレンズが増えた中で開放F1.4の大きなボケ味が魅力です。
※画質評価はopticallimits.comのレビューを参考にしています。
- フォトヨドバシのレビュー
重量: 620g
最短撮影距離: 0.25m
最大撮影倍率: 0.18倍
フィルター径: 77mm
手ブレ補正: –
絞り羽根枚数: 9枚
最小絞り: F16
AF-S NIKKOR 24mm f/1.8G ED
2015年発売の、F1.8シリーズの24mmレンズになります。
先に発売されたAF-S NIKKOR 24mm f/1.4G EDに比べて355gと軽量になり、価格も抑えられて手頃な広角単焦点レンズになっています。
- 画質は開放では中央部はシャープで周辺部も良好です。F4~F5.6に絞ると全域でシャープな描写になります。
- 周辺減光は開放で2.71EVと大きく発生します。
- 歪曲は樽型歪みが1.5%の中程度で発生します。
- 倍率色収差は抑えられています。
- 前ボケ・後ボケともに非常になめらかなボケ味です。
- 逆光耐性はナノクリスタルコート採用で強くなっています。
- AFは無音で高速動作します。
開放の周辺減光は大きくなりますが、画質評価は良く扱いやすい重さでバランスのよいレンズとなっています。
※画質評価はopticallimits.comのレビューを参考にしています。
- デジカメWatchのレビュー
重量: 355g
最短撮影距離: 0.23m
最大撮影倍率: 0.2倍
フィルター径: 72mm
手ブレ補正: –
絞り羽根枚数: 7枚
最小絞り: F16
24mm F1.4 DG HSM
2015年に発売された、シグマのFマウント対応24mm単焦点レンズになります。純正のAF-S NIKKOR 24mm f/1.4G EDの対抗レンズと言えます。
- 画質は開放F1.4から中央部はシャープで、F2.8~F8はさらに向上します。周辺部は開放ではかなり甘く、F4で良好になります。
- 周辺減光は開放で2.43EVと非常に大きくなります。
- 歪曲は樽型歪み(0.9%)と抑えられています。
- 倍率色収差は抑えられています。
- ボケ味は平均以上でまずまずの評価です。
サードパーティ製のためAF精度についてはメーカーで調整が必要になることがある点はデメリットになります。
純正AF-S NIKKOR 24mm f/1.4G EDと画質面では遜色ない性能で、価格が1/2程度で入手できるのが魅力のレンズです。
※画質評価はopticallimits.comのレビューを参考にしています。
最大径×長さ: 85×90.2mm
重量: 665g
最短撮影距離: 0.25m
最大撮影倍率: 0.19倍
フィルター径: 77mm
手ブレ補正: –
絞り羽根枚数: 9枚
最小絞り: F16
Ai AF Nikkor 28mm f/2.8D
1994年に発売された、Dタイプレンズの28mm単焦点になります。同時期に発売された20mm、24mmのDレンズと同じく、開放はF2.8で軽量サイズとなっています。
- 画質は開放から中央部はシャープですが、周辺・四隅はかなり甘くなります。F5.6に絞ると周辺・四隅は良好に近くなります。
- 周辺減光は開放で1.65EVの減光があります。
- 歪曲収差は約1.9%の樽型歪みで大きめに発生します。
- 倍率色収差は絞るほどに大きく発生します。
- ボケは綺麗ではなく、二重線が確認できます。
- AFは駆動音があります。
旧型設計のため画質面では劣る部分がありますが、3~4万円という低価格と205gの扱いやすさが魅力です。
口コミではD7000に装着するとAF精度が悪く微調整も難しいとの書き込みが見受けられるので注意が必要です。
※このレンズはボディ内AFモーターがないD3000・D5000系の機種ではAFが動作しません。
※画質評価はopticallimits.comのレビューを参考にしています。
- フォトヨドバシのレビュー
重量: 205g
最短撮影距離: 0.25m
最大撮影倍率: 0.17倍
フィルター径: 52mm
手ブレ補正: –
絞り羽根枚数: 7枚
最小絞り: F22
AF-S NIKKOR 28mm f/1.8G
2012年に発売された、F1.8シリーズの28mm単焦点レンズになります。330gと扱いやすい重さが特徴です。
- 画質は開放では良好で、中央から四隅まで均一な画質です。中央はF4でシャープになり、周辺・四隅も良好になります。
- 周辺減光は開放で2.35EVの大きな減光があります。
- 歪曲収差は樽型1.3%の歪みがあり、やや目立ちます。
- 倍率色収差は中程度の発生があります。
- ボケはなめらかな評価です。玉ボケは縁にフリンジがかかります。
- 逆光耐性は強くゴースト・フレアが抑えられています。
このレンズはフォーカスシフトの問題が指摘されていて、F4に絞った場合に後ピンになると報告されています。
またAFポイントの左右は精度が落ちるなどの口コミも出ているので、扱いには注意が必要となっています。
※画質評価はopticallimits.comのレビューを参考にしています。
- フォトヨドバシのレビュー
重量: 330g
最短撮影距離: 0.25m
最大撮影倍率: 0.21倍
フィルター径: 67mm
手ブレ補正: –
絞り羽根枚数: 7枚
最小絞り: F16
AF-S NIKKOR 28mm f/1.4E ED
2017年発売の、開放F1.4となる高品位の28mm単焦点レンズになります。
新しいEタイプのレンズで、価格は大三元レベルの20万円オーバーになります。
- 画質は開放から中央部はシャープで、F4では非常に解像力が高くなります。四隅は開放では良好レベルで、F4以上でシャープになります。
- 周辺減光は開放で2.18EVと大きめに発生します。
- 歪曲収差は1.12%と少しの発生があります。
- 倍率色収差は抑えられていますが、軸上色収差は開放で発生します。また開放では隅でコマ収差が目立ちます。
- AF精度は良いですが、速度は遅い評価になります。
解像力は約60万円のカールツァイスOtus 1.4/28と匹敵する性能と高く評価されています。
ただコマ収差やAF速度などの欠点もあるので、撮影によってはフィットしない場合もありそうです。
※画質評価はlenstip.comのレビューを参考にしています。
重量: 645g
最短撮影距離: 0.28m
最大撮影倍率: 0.17倍
フィルター径: 77mm
手ブレ補正: –
絞り羽根枚数: 9枚
最小絞り: F16
28mm F1.4 DG HSM
2019年発売の、シグマArtラインの28mm単焦点レンズになります。サイズは大きく865gの重量になります。
- 画質は開放から中央部は良好で、F2.8で非常にシャープになります。四隅は開放では甘く、F4で良好になります。
- 周辺減光は開放で非常に大きく発生します。F4で解消します。
- 歪曲収差は0.86%の樽型と小さくなっています。
- 軸上色収差は比較的抑えられています。
- コマ収差はよく抑えられています。
- 前ボケ・後ボケともになめらかな印象です。
- 逆光耐性は絞るとゴースト・フレアが発生しやすくなります。
- AFは高速で精度も良い評価です。
比較される純正AF-S NIKKOR 28mm f/1.4E EDとは開放の画質ではこのレンズが上回っていますが、中央部の最高解像力は純正の方が高くなります。
重量級のレンズになりますが、純正の28mmF1.4より1/2の価格で入手できる点は大きなメリットになります。
※画質評価はthe-digital-picture.comのレビューを参考にしています。
- デジカメWatchのレビュー
※Amazonはソニー用・キヤノン用レンズも表示されます。
※Fマウントの対応機種はこちらで確認ができます。
最大径×長さ: 82.8×107.7mm
重量: 865g
最短撮影距離: 0.28m
最大撮影倍率: 0.19倍
フィルター径: 77mm
手ブレ補正: –
絞り羽根枚数: 9枚
最小絞り: F16
4. まとめ
ニコンの広角単焦点レンズは豊富なラインナップとなっています。
特にFレンズは低価格の旧型レンズから、高品位のF1.4大口径レンズまで各焦点距離で用意されているので、幅広いユーザーに対応できます。
Zレンズはまだ本数が少ないですが、現代レンズらしい開放からシャープな写りとなっているのが特徴です。
パースの効いた風景写真や星空撮影、自撮りなど様々なシーンで広角単焦点レンズを活用してみてください。
- ZマウントはマウントアダプターFTZでFレンズが装着可