このページでは、キヤノン製カメラで使えるマクロレンズをご紹介しています。
キヤノン対応のマクロレンズは種類がありますが、一覧表で価格やスペックを比較できるようにしています。
ノーノちゃん
コヤくん
その他の焦点距離は以下のページでまとめています。
初めて交換レンズを行う方は専門用語を知っておく必要があります。
初心者でもわかる!間違えない【交換レンズの選び方】
1. マクロレンズ一覧
キヤノン機で使えるマクロレンズをマウントごとに分けてご紹介します。
またそれぞれレンズの特徴を、口コミや各情報サイトをもとにまとめています。
マウント目次 | |
---|---|
RFマウント | EFマウント |
EF-Sマウント | EF-Mマウント |
2. RFマウント
- EOS R3、EOS R5、EOS R6、EOS R、EOS RP
発売時期 | 価格 | Amazon評価 | 最大径×長さ | 質量 | 最短撮影距離 | 最大撮影倍率 | フィルター径 | 手ブレ補正 | 絞り羽根枚数 | 最小絞り | インナーフォーカス | フルタイムMF | |
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RF35mm F1.8 マクロ IS STM | 2018年11月 | 6~7万円 | 74.4×62.8mm | 305g | 0.17m | 0.5倍 | 52mm | ◯ | 9枚 | F22 | – | ◯ | |
RF85mm F2 マクロ IS STM | 2020年10月 | 7.5万円 | 78×90.5mm | 500g | 0.35m | 0.5倍 | 67mm | ◯ | 9枚 | F29 | – | ◯ | |
RF100mm F2.8 L MACRO IS USM | 2021年7月 | 16~18万円 | 81.5x148mm | 730g | 0.26m | 1.4倍 | 67mm | ◯ | 9枚 | F32 | ※記載なし | ◯ |
RF35mm F1.8 MACRO IS STM
手ブレ補正を搭載した標準画角のハーフマクロレンズになります。最大撮影倍率は0.5倍となっていて、一般的なマクロレンズに比べると接写性能は劣ります。
- 解像力は、開放では中央部はシャープで、四隅は良好となります。F2.8以降は中央部はさらにシャープになり、周辺・四隅も少し向上していきます。
- 周辺減光は非常に大きく、レンズ補正が働いても開放F1.8では目立ちます。
- 歪曲収差は樽型1%程度でほぼ影響はありません。
- 倍率色収差は少ないですが、軸上色収差は開放で顕著な発生があります。
- 後ボケはなめらかで、前ボケは二重線が出やすくなります。
- 玉ボケは綺麗ですが、開放F1.8では口径食がやや大きく発生します。
- AFは駆動音があり高速AFではありません。
小型化の影響か、周辺減光や色収差は欠点となっています。ただ解像力は良い評価で寄れるレンズなので使い勝手はよさそうです。
※画質評価はopticallimits.comのレビューを参考にしています。
- デジカメWatchのレビュー
重量: 305g
最短撮影距離: 0.17m
最大撮影倍率: 0.5倍
フィルター径: 52mm
手ブレ補正: ◯
絞り羽根枚数: 9枚
最小絞り: F22
インナーフォーカス: -
フルタイムMF: ◯
RF85mm F2 マクロ IS STM
※このレンズはキヤノン中望遠単焦点レンズページにも掲載しています。
2020年10月発売の、中望遠の85mmハーフマクロレンズになります。
- 解像力は、開放F2からすでに中央・周辺ともにシャープで、中央部はF2.8~F11がピークになります。F16から回折現象が始まります。
- ハーフマクロのため、フォーカスリミッタースイッチがあります。
- AFは高速です。ただEF85mm F1.8 USMよりは遅く、またマクロ用途の長い焦点距離移動はあまり速くありません。
- AFは動作音があります。動画時はAF速度がかなり遅くなり、音は静かになります。
- 色収差はコントラストのあるエッジでも非常に抑えられています。
- 周辺減光は開放F2で目立つ発生があります。
- 逆光ではフレアが発生します。
- ボケは非常に心地よいです。
このレンズは協調IS(8段)に対応していて、500gと軽く価格も抑えられています。
解像力の高さと、色収差が出にくい点が最も評価されています。
※画質評価はphotographyblog.com、cameralabs.comのレビューを参考にしています。
重量: 500g
最短撮影距離: 0.35m
最大撮影倍率: 0.5倍
フィルター径: 67mm
手ブレ補正: ◯
絞り羽根枚数: 9枚
最小絞り: F29
インナーフォーカス: -
フルタイムMF: ◯
RF100mm F2.8 L MACRO IS USM
最大撮影倍率1.4倍、ボケ描写を自由に変えられるSAコントロールリングを搭載した、RFマウントの本格マクロレンズになります。
重量: 730g
最短撮影距離: 0.26m
最大撮影倍率: 1.4倍
フィルター径: 67mm
手ブレ補正: ◯
絞り羽根枚数: 9枚
最小絞り: F32
インナーフォーカス: ※記載なし
フルタイムMF: ◯
3. EFマウント(フルサイズ)
- EOS(1D X Mark III、5D Mark IV、6D Mark II)
発売時期 | 価格 | Amazon評価 | 最大径×長さ | 質量 | 最短撮影距離 | 最大撮影倍率 | フィルター径 | 手ブレ補正 | 絞り羽根枚数 | 最小絞り | インナーフォーカス | フルタイムMF | |
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EF100mm F2.8 マクロ USM | 2000年3月 | 6~8万円 | 78.6×118.6mm | 580g | 0.31m | 1倍 | 58mm | – | 8枚 | F32 | ◯ | ◯ | |
EF100mm F2.8L マクロ IS USM | 2009年10月 | 10~11万円 | 77.7×123mm | 625g | 0.3m | 1倍 | 67mm | ◯ | 9枚 | F32 | ◯ | ◯ | |
70mm F2.8 DG MACRO | 2018年5月 | 5~6万円 | 70.8×105.8mm | 515g | 0.26m | 1倍 | 49mm | – | 9枚 | F22 | – | ◯ | |
SP 90mm F/2.8 Di MACRO 1:1 VC USD (Model F017) |
2016年2月 | 6~7万円 | 79×117.1mm | 610g | 0.3m | 1倍 | 79mm | ◯ | 9枚 | F32 | ◯ | ◯ | |
MACRO 105mm F2.8 EX DG OS HSM | 2011年8月 | 6~7万円 | 78.3×126.4mm | 725g | 0.3m | 1倍 | 62mm | ◯ | 9枚 | F22 | ◯ | ◯ | |
EF180mm F3.5L マクロ USM | 1996年4月 | 18~21万円 | 82.5×186.6mm | 1,090g | 0.48m | 1倍 | 72mm | – | 8枚 | F32 | ◯ | ◯ |
※シグマ製レンズの仕様はシグママウントでの数値になります。
EF100mm F2.8 マクロ USM
2000年発売の、現行のEF100mmマクロの旧型レンズになります。
現行レンズと違って手ブレ補正や防塵防滴はありませんが、入手しやすい価格が魅力です。
- 解像力は、開放では中央部はシャープで周辺・四隅は良好になります。絞ると多少向上しますが、F8までほぼ同じ解像度で安定します。
- 周辺減光は開放F2.8で1.2EVと少ない発生になります。
- 歪曲収差は樽型0.6%とほぼ影響はありません。
- 倍率色収差は少なく、軸上色収差は開放F2.8で発生があります。
- ボケは柔らかいですが、新型のEF100mm F2.8Lにはなめらかさで劣ります。
- AFはUSM対応でスムーズです。
中央部の解像感は新型EF100mm F2.8Lの方が若干シャープとの性能結果が出ていますが、この旧型でも開放からシャープで、また価格でもメリットがあります。
※画質評価はopticallimits.comのレビューを参考にしています。
- フォトヨドバシのレビュー
重量: 580g
最短撮影距離: 0.31m
最大撮影倍率: 1倍
フィルター径: 58mm
手ブレ補正: –
絞り羽根枚数: 8枚
最小絞り: F32
インナーフォーカス: ◯
フルタイムMF: ◯
EF100mm F2.8L マクロ IS USM
2009年発売の、定番人気となっているマクロレンズになります。防塵防滴仕様になります。
手ブレ補正が搭載されていて、通常撮影の角度ブレに加えてマクロ撮影で起きるシフトブレにも対応しているのがメリットです。
- 解像力は、開放の中央部はシャープで、周辺・四隅は良好~甘い描写になります。F5.6まで継続され、F8では周辺・四隅も若干向上します。
- 周辺減光は開放F2.8で1.5EVの中程度の発生があり、F4で解消します。
- 歪曲収差は0に近く、ほぼ影響がないレベルです。
- 倍率色収差は少なめに発生があり、軸上色収差は開放で発生します。
- 後ボケは非常になめらかで最高レベルの評価です。玉ボケも綺麗です。
- AFは無音で非常に高速です。
旧型EF100mm F2.8よりボケの評価が高く、手ブレ補正の搭載が特徴です。
価格帯はハイグレードのレンズになりますが、キヤノンの最高位マクロとして人気のレンズになっています。
※画質評価はopticallimits.comのレビューを参考にしています。
- フォトヨドバシのレビュー
重量: 625g
最短撮影距離: 0.3m
最大撮影倍率: 1倍
フィルター径: 67mm
手ブレ補正: ◯
絞り羽根枚数: 9枚
最小絞り: F32
インナーフォーカス: ◯
フルタイムMF: ◯
70mm F2.8 DG MACRO
2018年発売の、シグマ製EFマウント対応70mmマクロレンズになります。”カミソリマクロ”とも呼ばれているレンズになります。
- 解像力は開放から画面全域でシャープで、F4の中央部は高く解像度が向上します。F8まで画質差の少ないバランスの良さが特徴です。
- 歪曲収差は-0.09%とほぼ影響はありません。
- 倍率色収差は抑えられ、軸上色収差は開放でも目立ちません。
- ボケはなめらかです。玉ボケは開放で口径食が発生します。
- 逆光耐性は良好です。
- AFは全距離移動だとかなり遅いですが、焦点距離が近ければ改善されます。
このレンズはインナーフォーカスではなく繰り出し方式になりますが、レンズフードをつけることで繰り出しは隠すことができます。
解像力を重視したシグマのArtラインとしては入手しやすい価格になっています。
※画質評価はephotozine.com、lenstip.comのレビューを参考にしています。
重量: 515g
最短撮影距離: 0.26m
最大撮影倍率: 1倍
フィルター径: 49mm
手ブレ補正: –
絞り羽根枚数: 9枚
最小絞り: F22
インナーフォーカス: –
フルタイムMF: ◯
SP 90mm F/2.8 Di MACRO 1:1 VC USD (Model F017)
定番人気となっているタムロンのマクロレンズ、「タムキュー」のEFマウント対応2016年モデルになります。
光学性能が向上した先代2012年モデル (Model F004) のスペックを引き継いでいて、さらに手ブレ補正のシフトブレに追加対応し、防塵防滴仕様になっています。また外装デザインも一新されています。
- 解像力は、開放の中央部と四隅ともにシャープなレベルになります。F4~F8は中央部はさらに向上します。
- 周辺減光は開放F2.8で大きく発生し、F5.6で解消します。
- 歪曲収差は小さくほぼ影響ありません。
- 倍率色収差は抑えられていますが、軸上色収差は開放で発生します。
- ボケ味はとても柔らかい印象です。
- 逆光耐性もまずまず良い評価です。
- AFは速いですが、近接では迷うケースがあります。
タムキュー伝統の柔らかいボケ味に加えて、手ブレ補正の強化や解像力を高めたレンズになります。
※画質評価はthe-digital-picture.comのレビューを参考にしています。
重量: 610g
最短撮影距離: 0.3m
最大撮影倍率: 1倍
フィルター径: 62mm
手ブレ補正: ◯
絞り羽根枚数: 9枚
最小絞り: F32
インナーフォーカス: ◯
フルタイムMF: ◯
MACRO 105mm F2.8 EX DG OS HSM
2011年発売の、シグマ製EFマウント対応105mmマクロレンズになります。
手ブレ補正搭載で重量は725gとなっていて、比較的重いレンズになります。
- 解像力は、開放では中央部はシャープで周辺・四隅は良好になります。F5.6~F8は向上し、周辺・四隅もシャープになります。
- 周辺減光は開放で1.7EVと大きめに発生します。
- 歪曲収差は小さく、ほぼ影響はありません。
- 倍率色収差は非常に少なく、軸上色収差は開放で少し確認できる程度です。
- 前ボケ・後ボケともに非常になめらかです。
- 玉ボケは綺麗で、開放で口径食が発生します。
- AF速度は良好との評価ですが、遅いと評価しているサイトもあります。
画質面では、色収差が少なくボケ味の綺麗さが特徴となっています。
ただこのレンズの発売以降、タムキューの最新版や同じシグマから70mmF2.8など評価の高いレンズが登場しているのでライバルは多くなっています。
※画質評価はopticallimits.comのレビューを参考にしています。
- フォトヨドバシのレビュー
重量: 725g
最短撮影距離: 0.3m
最大撮影倍率: 1倍
フィルター径: 62mm
手ブレ補正: ◯
絞り羽根枚数: 9枚
最小絞り: F22
インナーフォーカス: ◯
フルタイムMF: ◯
EF180mm F3.5L マクロ USM
1996年発売の望遠マクロレンズになります。
望遠レンズで手ブレ補正がついていないため、三脚での使用が基本になります。
- 解像力は、開放では中央部はシャープで周辺・四隅は良好レベルになります。絞るほどに向上し、F8では画面全域でシャープになります。
- 周辺減光は開放F3.5で1.36EVの減光になります。
- 歪曲収差は0.453%の糸巻き型でほぼ影響はありません。
- 色収差は抑えられています。
- AF速度は遅い評価となります。
このレンズは最短撮影距離が長いので接近すると逃げやすい昆虫撮影をしたり、前ボケを入れた撮影に適しています。
重量があり手ブレ補正もないので、マクロ上級者向けのレンズとなります。
※画質評価はephotozine.comのレビューを参考にしています。
- フォトヨドバシのレビュー
重量: 1,090g
最短撮影距離: 0.48m
最大撮影倍率: 1倍
フィルター径: 72mm
手ブレ補正: –
絞り羽根枚数: 8枚
最小絞り: F32
インナーフォーカス: ◯
フルタイムMF: ◯
4. EF-Sマウント
- EOS(7D Mark II、90D、9000D)
- EOS Kiss(X10i、X10、X90)
- EF-Sマウントの機種はEFレンズも装着できます。
- レンズの組み合わせはマウント互換表でまとめています。
発売時期 | 価格 | Amazon評価 | 最大径×長さ | 質量 | 最短撮影距離 | 最大撮影倍率 | フィルター径 | 手ブレ補正 | 絞り羽根枚数 | 最小絞り | インナーフォーカス | フルタイムMF | |
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EF-S35mm F2.8 マクロ IS STM | 2017年6月 | 4~5万円 | 69.2×55.8mm | 190g | 0.13m | 1倍 | 49mm | ◯ | 7枚 | F32 | ◯ | ◯ | |
EF-S60mm F2.8 マクロ USM | 2005年3月 | 4~5万円 | 73×69.8mm | 335g | 0.2m | 1倍 | 52mm | – | 7枚 | F32 | ◯ | ◯ | |
SP AF60mm F/2 Di II LD [IF] MACRO 1:1 (Model G005) |
2009年6月 | 2万円~ | 73x80mm | 390g | 0.23m | 1倍 | 55mm | – | 7枚 | F22 | ◯ | ◯ |
EF-S35mm F2.8 マクロ IS STM
2017年発売の、35mm換算で56mm相当の画角になるマクロレンズになります。
レンズ先端にLEDライトが装備されているのが特徴で、シフトブレ対応の手ブレ補正機構があり安心して撮影ができます。
- 解像力は、開放では中央部はシャープで、四隅はやや低下しています。F4で中央部はピークになり、F5.6で四隅もシャープに向上します。
- 周辺減光は開放F2.8で発生し、F5.6で解消されます。
- 歪曲収差は小さく、ほぼ影響はありません。
- 軸上色収差は開放のハイライトで発生します。
- ボケ味はなめらかで綺麗です。
- AFは静かで高速です。
解像度やボケの評価も良く、低価格ですが使い勝手の良いマクロレンズとなっています。
※画質評価はthe-digital-picture.comのレビューを参考にしています。
重量: 190g
最短撮影距離: 0.13m
最大撮影倍率: 1倍
フィルター径: 49mm
手ブレ補正: ◯
絞り羽根枚数: 7枚
最小絞り: F32
インナーフォーカス: ◯
フルタイムMF: ◯
EF-S60mm F2.8 マクロ USM
2005年発売の、35mm換算で96mm相当の中望遠画角になるマクロレンズになります。
- 解像力は、開放では中央部はシャープで、四隅は良好になります。F5.6で四隅が少し向上しますが、F8まで画面全域の変化は小さくなっています。
- 周辺減光は開放で1.4EVと中程度の発生があり、F4で減少します。
- 歪曲収差は小さく、ほぼ影響はありません。
- 倍率色収差は問題なく、軸上色収差はF4まで少し発生します。
- 後ボケは柔らかいですが、前ボケは固めになります。
- 玉ボケは輪郭が確認でき、F2.8で口径食が発生します。
- AFはマクロレンズとして十分な速度です。
手ブレ補正はなくフォーカスリミッターもついていませんが、画質の良い中望遠マクロとして良い評価を得ています。
APS-Cのメリットを生かし、中望遠マクロにも関わらず小型軽量レンズとなっています。
※画質評価はopticallimits.comのレビューを参考にしています。
- フォトヨドバシのレビュー
重量: 335g
最短撮影距離: 0.2m
最大撮影倍率: 1倍
フィルター径: 52mm
手ブレ補正: –
絞り羽根枚数: 7枚
最小絞り: F32
インナーフォーカス: ◯
フルタイムMF: ◯
SP AF60mm F/2 Di II LD [IF] MACRO 1:1 (Model G005)
2009年発売の、人気のマクロレンズ「タムキュー」のAPS-C版レンズになります。35mm換算で約96mm相当の画角になります。
- 解像力は、開放は良好レベルで四隅はやや甘くなります。F4~F8まで中央・周辺部はシャープになり、四隅は良好になります。
- 周辺減光は開放で1.07EVと少し減光があります。
- 歪曲収差は樽型0.6%と、マクロレンズとしてはやや大きくなっています。
- 倍率色収差はやや多く発生し、軸上色収差も中程度発生します。
- 前ボケ・後ボケともに柔らかいボケ味です。
- 玉ボケは開放での口径食が強く発生します。
- AFは遅めで駆動音があります。
旧型レンズなので画質面では色収差などの欠点がありますが、ボケ味は良い評価となっています。
現在は中古販売となっていて、安価で入手することができます。
重量: 390g
最短撮影距離: 0.23m
最大撮影倍率: 1倍
フィルター径: 55mm
手ブレ補正: –
絞り羽根枚数: 7枚
最小絞り: F22
インナーフォーカス: ◯
フルタイムMF: ◯
5. EF-Mマウント
- EOS(M6 markII、Kiss M、M200)
発売時期 | 価格 | Amazon評価 | 最大径×長さ | 質量 | 最短撮影距離 | 最大撮影倍率 | フィルター径 | 手ブレ補正 | 絞り羽根枚数 | 最小絞り | インナーフォーカス | フルタイムMF | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
EF-M28mm F3.5 マクロ IS STM | 2016年6月 | 3~4万円 | 60.9×45.5mm | 130g | 0.097m/0.093m | 1倍/1.2倍 | 43mm | ◯ | 7枚 | F22 | -(リアフォーカス) | ◯ |
EF-M28mm F3.5 マクロ IS STM
2016年発売の、重量130gの小型軽量マクロレンズになります。
35mm換算で約45mm相当の画角になります。前面のLEDライトでライティングしながらのマクロ撮影ができるのが特徴です。
シフトブレにも対応する「ハイブリッドIS」を搭載していて、最大撮影倍率1.2倍のスーパーマクロモードでもしっかり手ブレ補正が働きます。
- 解像力は、開放F3.5からシャープで、F5.6~F8は画面全域で向上します。
- 周辺減光は開放で1.5EVの中程度の発生があり、F5.6で減少します。
- 歪曲収差は小さく、ほぼ影響はありません。
- 倍率色収差は少し発生があり、軸上色収差も開放で発生します。
- ボケ味は柔らかいですが、玉ボケは輪郭が確認できます。
- AFは静かで高速に動作します。
解像力やAFなど使い勝手の良い性能となっています。標準の単焦点レンズとしても使えますが、開放F3.5なのでボケ量は弱めになります。
マクロとしては焦点距離が短いため、被写体に極端に接近する必要があります。
※画質評価はthe-digital-picture.comのレビューを参考にしています。
重量: 130g
最短撮影距離: 0.097m/0.093m
最大撮影倍率: 1倍/1.2倍
フィルター径: 43mm
手ブレ補正: ◯
絞り羽根枚数: 7枚
最小絞り: F22
インナーフォーカス: リアフォーカス
フルタイムMF: ◯
6. まとめ
キヤノンのマクロレンズは評価の高いレンズが揃っています。
通常のレンズでは撮れない、マクロの世界を楽しんでみてくださいね。
- RFマウントはマウントアダプターEF-EOS RでEF・EF-Sレンズが装着可
- EF-SマウントはEFレンズも装着可
- EF-MマウントはマウントアダプターEF-EOS Mを装着するとEF・EF-Sレンズが装着可
初めて交換レンズを行う方は専門用語を知っておく必要があります。
初心者でもわかる!間違えない【交換レンズの選び方】
マクロレンズの使い方や用語はこちらで解説しています。
初めての【マクロ写真】マクロレンズの使い方と用語解説