ソニーの主力フルサイズ機「α7R IV」が2019年9月6日に発売されることになりました。
このページでは新機能や前モデル「α7R III」との違いをまとめています。
ノーノちゃん
コヤくん
このページの目次
1. 先行展示機の外観写真
ソニーストア大阪に先行展示されたα7R IV(α7R markIV・α7R4)の外観写真になります。
ソニーストアでの撮影は過去にできないことがありましたが、今回は撮影可能とのことでした。α7R IVの撮影とWEB掲載の許可をいただいています。
2. 外形寸法
寸法はα7R IVがわずかにサイズアップしました。上から見ると若干厚みが出ています。これは、α7R IIIより防塵防滴性能を向上させたためだそうです。
重量はα7R IVが8g重くなっています。
全体としてはサイズアップの差はごくわずかなので、見た目では気づかない程度となっています。
3. デザイン
α7R IVでデザイン変更された部分を比較します。
後ダイヤル・露出補正ダイヤル
後ダイヤル
α7R IIIでは後ダイヤルは半分が隠れた埋め込み式でしたが、α7R IVでは一般的な上部設置のダイヤルになりました。
埋め込み式は一部で回しにくいとの意見も出ていたので、一般的なタイプに変更したのかもしれません。実際の操作感としては大きな違いは感じませんでした。
ただ右肩にダイヤルが3つも集まることになったのでデザイン的にはやや窮屈に感じます。
露出補正ダイヤル
露出補正ダイヤルの中央にロックが追加されました。これは押しながらの操作ではなく、ロックを押すごとにロックオン・オフが切り替えできる仕様になっています。
撮影時はロックオフ、カバン収納時はロックオンにしておけば、収納時の誤作動を防ぐことができます。
ロックが付いたことで固めだった露出補正ダイヤルは、軽く回せるよう調整されているように感じました。
(追記)
再度実機に触れてきました。固さの違いはα7R IIIの個体差もあったので同じくらいかもしれません。ただα7R IVの露出補正ダイヤルは、厚みが増したので操作しやすいように感じます。
AF-ONボタンとマルチセレクター
親指AFとして使用する「AF-ONボタン」と「マルチセレクター」が2まわりほど大きくなり目立つデザインになりました。
AF-ONボタンは大型化したことでしっかり押す感触が心地よく感じます。
また位置はα7R IIIよりやや右へ移動し、親指に近いため押しやすくなっています。
この位置変更により、AF-ONボタンを押す際にコントロールホイールやマルチセレクターに親指の腹が触れてしまうことはなくなりそうです。重要なボタンであるので満足できる変更でした。
またマルチセレクターは表面が指に引っかかりやすく改良されていて、スムーズにフォーカスポイントを動かすことができます。
シャッターボタン
α7R IVのシャッターボタンは外側に傾斜がつくようになりました。
これにより人差し指を軽く曲げるだけでボタンに指が乗るフィット感があります。
次のグリップ部の改良もあるため、右手でグリップした感触はニコンZ6・Z7に近い印象です。
グリップ性
α7R IVはグリップ部が長くなり、中指をかける凹みの位置が高く変更されています。
グリップが長くなったことで小指がかかりやすくなっています。
ただこのグリップの長さでは限界があるので、手の大きさによってはこれでも小指がかからないかもしれません。筆者の場合も完全にグリップにかかるほどではありませんでした。
各種ボタンの押しやすさ
各種ボタンの押し込み幅を大きくしてあります。手袋をしていても押した感触が伝わるよう調整されているとのことです。
他にも細かい変更があり、MENU・C3ボタンは少し出っ張り目立つデザインに、ゴミ箱ボタンはわずかに凹んだ形に変更されています。
4. 性能面の進化
後継機のα7R IVが進化した性能面をご紹介します。
画素数
α7R IVは6100万画素となり、さらに高画素化が進みました。
- α7R IV:6100万画素
- α7R III:4240万画素
裏面照射型センサーが進化したことで、ダイナミックレンジの性能を落とすことなく6100万画素という高画素にまで引き上げられました。
高画素化については、1枚あたりのサイズが増えることから人により意見が分かれると思います。
メリット・デメリットはこのようなことが考えられます。
- トリミング耐性に強い
- 大判プリントが可能
この画素数であれば、画像編集ソフトでトリミングしても画素数不足が起きにくくなります。
またAPS-Cレンズでクロップ撮影をしても約2600万画素の画像になるので、APS-Cレンズでも安心して活用できることになります。
またかなりの大判プリントができるので商業印刷に適していそうです。そのようなプロでない限り大判プリントはしないと思われますが。
α7R IIIでも高画素は十分達成しているので、この画素数に魅力を感じるかどうかがポイントになりそうです。
- 大容量+高速転送SDカードが必要
- パソコンはハイスペックな処理性能が必要
この画素数でRAW撮影すると1枚100MB以上のサイズとなるため、超大容量SDカード+UHS-IIの高速転送タイプが必要になりそうです。
キヤノン機のようなRAW(S)などが選択できればいいのですが、ソニー機ではできないのでフル画素で撮影することになります。
また画像編集を行うパソコンもハイスペックな性能が求められそうです。
ピクセルシフトマルチ撮影
画像出典:ソニー公式サイト
高画素化によって、ピクセルシフトマルチ撮影での合成写真が超高画素になります。
α7R IVではピクセルシフトマルチ撮影で16枚の写真を合成(現像ソフト「Imaging Edge」上で合成)すると、約2億4080万画素というとてつもない超高画素の写真を作ることができます。
像面位相差AF
- α7R IV:567点像面位相差
- α7R III:399点像面位相差
567点像面位相差AFセンサーとなり、撮像エリアの約74%をカバーできるようになりました(APS-Cレンズ装着時はほぼ全域をカバー)。
α7IIIの693点には及びませんが捕捉しやすくなっています。
また像面位相差AFが動作する絞り値は、α7R IIIは「F8」まででしたがα7R IVは「F11」までになっているとのことです。
リアルタイムトラッキング対応
α7R IVはAIを活用した高精度な動体追尾性能である「リアルタイムトラッキング」に対応しました。
「リアルタイムトラッキング」はそれまであった「ロックオンAF」をさらに進化させた自動追尾機能になります。
また瞳AFの精度と反応も非常に速くなっています。
ファインダー解像度
- α7R IV:576万ドット
- α7R III:368万ドット
電子ビューファインダーの解像度が576万ドットとLUMIX S1/S1Rに並び大幅に向上しました。α7R IIIの368万ドットでも十分綺麗だと思いますが、さらに高精細で視認性が良くなっています。
動画瞳AF
画像出典:ソニー公式サイト
静止画だけでなく動画でも瞳AFに対応しました。
顔認識よりさらにピント合わせが正確になり、そしてリアルタイムトラッキングと合わせて追従が良くなっていると思われます。
(動画での動物の瞳AFは非対応)
両スロットUHS-II SD対応
α7R IIIではカードスロット上段(スロット2)が「UHS-I」・下段(スロット1)が「UHS-II」でしたが、α7R IVでは両スロットがUHS-II対応になりました。
これによりソニーがこだわりを続けてきたメモリースティックはついに廃止となっています。カードスロット内のメモステマークはありませんでした。
なおスロットの開閉はロック式ではなくなり、スライド開閉(しっかり固めの感触)になっています。
バッテリー撮影枚数
- α7R IV:670枚
- α7R III:650枚
α7R IIIの「650枚」から「670枚」へ少し向上しました。体感できるほどではないかもしれませんが、同じバッテリーを使用しながら撮影枚数を向させるのは順当な進化です。
防塵防滴性能
画像出典:ソニー公式サイト
防塵・防滴に配慮した設計との仕様ですが、α7R IVはさらに改良が加えられていて、ソニー説明員の話ではα9よりも防塵防滴が優れているとのことです。
デジタルオーディオIF
α7R IVのマルチインターフェースはデジタルオーディオインターフェースが追加されています。
これにより新発売のショットガンマイクロホン「ECM-B1M」に対応することができ、直接ホットシューに接続するだけでマイクが使用できるようになります。
ケーブルを使用しないデジタル伝送でカメラに記録されるため高音質で録音することができます。
5. 使い勝手の向上
性能面以外の使い勝手にも改良が加えられています。
シャッター音
α7R IVでは新たなシャッターユニットを採用していて、過去の機種よりシャッター音と振動が抑えられています。
実際の体感でもかなり静かなシャッター音で、単写だとα7R IIIの半分程度の大きさに聞こえます。こもった感じの音なのでサイレントでなくても周囲に広がりにくいように感じます。
振動はよく抑えられているので、高画素化で不安視されるシャッターショックによるブレを軽減できることになります。
音は上品ですが控えめなので、人によっては物足りなさを感じるかもしれません。
フォーカス枠の色
見にくいと不満の声が聞かれていたグレーのフォーカス枠が、白・赤から色選択できるようになり確認しやすくなっています。(デフォルトは白)
このようにユーザーの意見を一つずつ取り入れて改良してくれるのは安心感がありますし、今後にも期待ができます。
メディアスロット
α7R IIIでは上部が「スロット2」・下部が「スロット1」でしたが、α7R IVでは上部が「スロット1」・下部が「スロット2」へ変更されました。
α7R IIIは液晶画面で「スロット1」が上であるかのように表示されたので混乱しやすくなっていましたが、上段が1番目になったことで直感的に使えるのではないでしょうか。
この変更により2枚差しの場合は上段から記録されるようになります。
端子カバー
α7R IIIの端子カバーは、1点が繋がっているタイプの蓋だったので開けるとブラブラしましたが、α7R IVは扉タイプの蓋になりました。
扉タイプはカメラの背面を向けて端子の差し込みをすることになりますが、このタイプの方が開閉しやすく見た目もスマートなので好みです。
α7R IIでは縦開き扉タイプなので、この部分の仕様は機種ごとに変更されているようです。
また端子は縦1列に並び、シンクロターミナルのみこの側面の前カバーに配置されています。
画像送り
α7R IVの再生画像送り設定は、10枚や100枚も選択できるようになりました。
α7R IIIでは再生画面でどのダイヤルを回しても1枚ずつしか移動しませんでしたが、この設定により10枚飛ばしや100枚飛ばしが可能になっています。
大量の枚数を撮影しても、画像を探す時間が短縮できます。
6. 変わらない部分
前モデルα7R IIIから変わっていない部分もあります。
同じ性能でも大きなデメリットになることはありませんが、一つずつ確認しておきます。
ISO感度
α7R IVのISO感度はα7R IIIの100~32000(拡張ISO50~102400)と同じスペックになっています。
画質評価をしているDxOMark社によると、α7R IIIは「Low-Light ISO:3523」と高評価なので同じ高感度性能が期待されます。
ただα7R IVは6100万画素という高画素化のハンデがあるので、実際の画質が気になるところです。
α7R IVの展示機で感度別に作例を撮ってみました。
薄暗い廊下の写真でノイズがわかりにくいので、一部を拡大しています。手ブレしなかったISO400から比較しています。
さすがに高性能なソニーのフルサイズセンサーなので、ISO3200でも特に画質低下は感じません。(ISO1600はわずかに手ブレしています。)
ISO6400でもよほど拡大しない限り綺麗に見えます。
ISO12800ではノイズが気になり始め、ISO25600は画質低下が気になります。
あくまでこの場所での感度比較ですが、α7R IVの高感度性能は十分高いように思います。
ソニーの発表では「低感度および中感度域はα7R IIIと同等」だそうです。厳密な比較をするとISO6400などは若干劣る可能性はあるかもしれません。
背面液晶
背面液晶はα7R IIIの3インチ・約144万ドットの仕様は継続されています。十分綺麗で満足できる液晶画面です。
また仕様は2軸チルト液晶となっていて、α99やα77IIで採用された3軸チルト液晶は今回も見送りとなりました。α9にも採用されていないので今後もマイナーチェンジでは搭載されないかもしれません。
手ブレ補正5.5段分
こちらもα7R IIIと同じ手ブレ補正効果ですが、α7R IIIがすでに「超強力」な手ブレ補正を搭載していたので十分な性能と言えます。
動画時の手ブレ補正についてはおそらく同等と思われます。
AFAE追随最高約10コマ秒
連写性能は最高約10コマ/秒をキープしています。画素数が上がっている中で連写速度が同じなので、実質は性能向上となっています。
また連続撮影枚数はこのようになっています。
- α7R IV:JPEG68枚・RAW68枚・RAW+JPEG68枚
- α7R III:JPEG76枚・RAW76枚・RAW+JPEG76枚
連続撮影枚数ではさすがに画素数が大きいので多少α7R IIIより劣っています。
なおα7R IVでAPS-Cモードで撮影する場合は約3倍の枚数が可能だそうで、約200程度の連続枚数と思われます。
連写のブラックアウト
連写時のブラックアウトもα7R IIIと同じ仕様となります。
最高約10コマ/秒の場合、ブラックアウトのないコマ送り表示となり、最高約8コマ/秒時は少しブラックアウトが見える状態になります。
α9のような完全ブラックアウトではありませんが、約10コマ/秒の高速コマ送り表示や約8コマ/秒のブラックアウト程度なら被写体を追えるので、ミラーレスでの連写としては優れていると思います。
7. α7R IVの残念な点
使い勝手の良くなったα7R IVαですが、まだここを改善してほしかったとユーザーが期待していた部分がいくつかあります。
前面カスタムボタンなし
長く指摘されていることですが、このα7R IVでもボディ前面にはボタンが配置されませんでした。
ニコンなど機種によっては右手でグリップしながら指先でボタン操作ができて便利なのですが、その改良はありませんでした。
3軸チルト液晶の見送り
3軸チルト液晶は採用されませんでした。3軸だと液晶モニターを引き出して上下左右に動かすことができ、またカメラの光軸付近に位置するため見やすい特徴があります。
ソニーはα99などの一眼レフに3軸チルト液晶を採用していましたが、ミラーレスはボディサイズを限界まで小さくしたいというコンセプトがあるので採用は難しいかもしれません。
SDカードの向き
SDカードを入れる場合はα7R IVでも変わらず裏面を向けて差し込みます。
他社ではSDカードは表が見える状態で差し込む仕様が一般的ですが、ソニーは裏を向けて入れる機種が多いです。
大した問題ではありませんが、できれば容量を確認しながら差し込める表向きがいいように思います。
左肩のスペース
α7シリーズの伝統にもなっている”左肩のスペース”はα7R IVでも継続されています。
デザインやボタン配置にはコンセプトがあってのことだと思いますが、やはり何も配置しないのは無駄に思えます。
ここには一般的ですが使用頻度の少ない撮影モードダイヤルがあるとバランスがよくなります。
UIにはいろんな案があると思いますが、ソニーはフルサイズミラーレス市場を牽引する立場ですから今後の改善に期待したいところです。
8. α7R IV・α7R III性能比較表
現時点で確認できているα7R IVの主な性能を、α7R IIIと比較してみました。
機種名 | α7R IV | α7R III |
---|---|---|
発売時期 | 2019年9月6日 | 2017年11月25日 |
マウント | ソニーEマウント | |
イメージセンサー | フルサイズ | |
画像処理エンジン | BIONZ X | |
画素数 | 6100万画素 | 4240万画素 |
ボディ内手ブレ補正 | ◯5.5段分相当 | |
ファインダー | 0.5型 576万ドット 約0.78倍 |
0.5型 368万ドット 約0.78倍 |
ローパスフィルター | ◯ | |
アンチダスト作動 | クリーニングモード実行時 | |
14bit RAW 出力 | ◯ | |
非圧縮RAW | ◯ | |
ダイナミックレンジ機能 | 切、Dレンジオプティマイザー | 切、Dレンジオプティマイザー、オートHDR |
ISO感度 | 100-32000 (拡張:下限ISO50-上限ISO102400) |
|
ISO AUTO低速限界 | ◯ | |
マルチショットNR | – | |
フリッカーレス撮影 | ◯ | |
シャッタースピード | 1/8000-30秒、バルブ | |
電子先幕シャッター | ◯ | |
サイレント シャッター |
◯ | |
AFエリア | 像面位相差AF: 567点 コントラストAF: 425点 |
像面位相差AF: 399点 コントラストAF: 425点 |
検出方式 | ファストハイブリッドAF | |
動体追従機能 | リアルタイムトラッキング | ロックオンAF |
リアルタイム瞳AF | 静止画: 人物(左右瞳選択可)、動物 動画: 人物(左右瞳選択可) |
静止画:人物、動物 |
連写 | Hi+:最高約10コマ/秒 Hi:最高約8コマ/秒 Mid:最高約6コマ/秒 Lo:最高約3コマ/秒 |
|
連続撮影枚数 | JPEG68枚・RAW68枚 ・RAW+JPEG68枚 |
JPEG76枚・RAW76枚 ・RAW+JPEG76枚 |
AF測距検出範囲 | EV-3~20 | |
LA-EA1/LA-EA3 使用時の検出方式 |
位相差検出 | 選択可(位相差検出、 コントラスト検出) |
ピーキング | ◯ | |
液晶モニタータイプ | チルト式液晶 (上約107°、下約41°) |
|
タッチシャッター | – | |
タッチフォーカス | タッチフォーカス、 タッチパッド、 タッチトラッキング |
液晶モニタ使用時、 ファインダー使用時に使用可 |
液晶モニター画素数 | 3インチ (約144万ドット) |
|
防塵防滴仕様 | 防塵・防滴に配慮(強化) | 防塵・防滴に配慮 |
測光範囲 | EV-3~20 | |
フラッシュ同調速度 | 1/250秒 | |
電子水準器 | ◯ | |
別売ワイヤレス リモコン |
RMT-P1BT(※α7R IIIはVer.3.0以降で対応)、 RMT-DSLR2 |
|
Wi-Fi | ◯(5GHz帯IEEE802.11acに対応) | ◯ |
NFC | ◯ | |
SDカードスロット | デュアルスロット | |
インターフェイス |
マルチ/マイクロUSB シンクロターミナル HDMIマイクロ(タイプD) マイク ヘッドホン |
|
マルチインターフェースシュー | ◯(デジタルオーディオインターフェース対応) | ◯ |
USB充電/給電 | ◯ / ◯ (マイクロUSBまたはUSB Type-C) |
|
外形寸法(mm) | 128.9(幅) 96.4(高さ) 67.3(奥行) |
126.9(幅) 95.6(高さ) 62.7(奥行) |
重さ(バッテリー、 メモリーカード含む) |
約665g | 約657g |
撮影可能枚数 (ファインダー /液晶モニター) |
約530枚 /約670枚 |
約530枚 /約650枚 |
バッテリーパック | NP-FZ100 |
機種名 | α7R IV | α7R III |
---|---|---|
ファイル記録方式 | XAVC S、AVCHD規格 Ver.2.0準拠 | |
圧縮形式 | MPEG-4 AVC/H.264 | |
内蔵マイク | ステレオ | |
音声記録方式 | XAVC S: LPCM 2ch AVCHD: Dolby Digital (AC-3) 2ch ドルビーデジタルステレオクリエーター搭載 |
|
ピクチャー プロファイル(ガンマ) |
Movie、Still、Cine1-4、 ITU709、ITU709 (800%)、 S-Log2、S-Log3、HLG、HLG1-3 |
|
動画記録 | XAVC S 4K:3840 x 2160(30p, 100M) XAVC S:1920 x 1080(120p, 100M) AVCHD:1920 x 1080(60i, 24M, FX) |
|
スロークイック モーション撮影 |
1920 x 1080 (60p) 1fps~120fps |
|
Super 35mm (APS-Cサイズ) |
約2.4倍(6K相当) | 約1.8倍(5K相当) |
実動画撮影時 (ファインダー /液晶モニター) |
約90分 /約105分 |
約100分 /約115分 |
連続動画撮影時 (ファインダー /液晶モニター) |
約160分 /約170分 |
約180分 /約190分 |
9. まとめ
α7R IVはなんといっても6100万画素というインパクトのある画素数が特徴です。
この画素数が必要かどうかは判断が分かれるところですが、6100万画素でもダイナミックレンジは向上していて高感度性能も高く、ソニーの技術力の高さをアピールできている機種だと思います。
またこれまでのボタン配置を改良していて使い勝手が向上している点にも注目です。
この技術や使い勝手は他のモデルにも採用されることが予想され、ラインナップ全体の底上げになる予感がします。
- 6100万画素の超高画素
- グリップ性・ボタンの押しやすさを改良
- 像面位相差AFのポイントが増加
- AFフレームが「白」「赤」から選択可能
- リアルタイムトラッキングに対応
- 動画の瞳AFにも対応
- SDカードスロットは2枚ともUHS-IIに対応(メモリースティックは非対応に)
- 防塵防滴性能を強化
- 電子ファインダーの解像度アップ
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