これから一眼レフデビューしてみたい方は、どんなカメラを選べばいいのかわからないと思います。
そこで、初心者が知っておきたいカメラの選び方をまとめてみました。
このページでは準備しておく物として必要なカメラ・三脚・SDカードをご紹介してます。
ノーノちゃん
コヤくん
このページの目次
1. カメラの選び方
カメラはイメージセンサーの違いやミラーレスタイプなど様々な機種が発売されていて選ぶのが難しくなっています。
初心者の方は各メーカーの入門機のラインナップから操作しやすい機種を選ぶのがおすすめです。
初心者向け

各メーカーのエントリークラスになります。操作ボタンが少なく小型軽量なので初心者にも扱いやすいのが特徴です。
また可動式の液晶(バリアングル液晶・チルト液晶)やタッチシャッターなど使い勝手の良さも重視されています。
機種にはオリンパスPENシリーズ、ニコンZ50、キヤノンEOS Kissシリーズなどがあります。
中級者向け

本格的な操作性を備えた中級者向け機種になります。機能も充実していてこだわりの操作ができます。
キヤノンEOS 90DやニコンD7500などのAPS-C一眼レフ、またキヤノンEOS 6D Mark IIなどのフルサイズ機があります。
上級者向け

高性能でハイアマチュア~プロ向けの機種になります。キヤノンEOS 5D markIVやニコンD850、ソニーα7IIIなどがあります。
多彩な機能や高感度性能、追従性能など様々なシーンに対応できます。フルサイズミラーレスも各社から発売されラインナップが揃っています。
詳しくはこちらのページが参考になると思います。

その理由は移行時にフルサイズ用のレンズをまた揃える必要があり予算がかかるためです。
2. 一眼レフとミラーレスの違い
初心者の方はまず一眼レフとミラーレスのどちらかを選ぶことになります。それぞれに違いがあるのでまとめてみました。
ボディの厚み
ミラーレスもレンズ交換ができるカメラになります。ただ一眼レフとは内部構造が少し違っています。
一眼レフ

一眼レフはレンズから入った光が、ミラーとペンタプリズム/ペンタミラーを経由してファインダーから外界が見える仕組みになっています。
ミラーレス

ミラーレスではイメージセンサーが読み込んだ映像を背面液晶と電子ビューファインダー内に表示します。(ファインダー無しタイプもあります)
ノーノちゃん
コヤくん
使い勝手
使い勝手でもミラーレスと一眼レフは大きな違いがあります。それぞれのメリット・デメリットをご紹介します。
一眼レフ
- 電車など動く被写体が撮れる
- グリップが大きく持ちやすい
- バッテリーが長持ち
- 交換レンズが豊富
- ライブビュー動作が遅い
- 入門機は光学ファインダーが小さい
一眼レフはグリップが大きいのでしっかり構えることができます。上位機の光学ファインダーは広い視野を確保しながら撮影ができます。
またファインダー撮影であれば消費電力が小さいのでバッテリーのもちが良く、撮影枚数が多いことが特徴です。様々な交換レンズを楽しめるのもメリットです。
入門機の一眼レフは小型で軽いですが、光学ファインダーが小さいデメリットがあります。
昔の一眼レフはファインダーを覗いて撮影していましたが、最近の一眼レフはライブビュー撮影もできるようになっています。
ミラーレス
- タッチで撮影できる(タッチシャッター対応機種)
- 小型軽量なので持ち歩きしやすい(フルサイズミラーレスを除く)
- 電子ビューファインダーは暗い場所でもはっきり見える
- 消費電力が多く1回の撮影枚数が少ない
- メーカーにより対応レンズが少ない
ミラーレスは一眼レフのようなミラーがないため、ライブビュー動作がスムーズです。多くの機種がタッチシャッター対応なのでタッチで簡単撮影ができます。
また軽量コンパクトな機種が多く女性にも扱いやすくなっています。
ただ常に消費電力の多いライブビュー撮影となるため、1つのバッテリーだけでは撮影枚数が少なくなります。1日中撮影したい場合は予備バッテリーを用意した方が安心です。
3. 初心者におすすめのカメラ
初心者におすすめしたいミラーレスと一眼レフを1機種ずつご紹介します。
一眼レフ
ニコン D5600 ダブルズームキット
- 一眼レフなのにコンパクト
- ボタンが多いので設定変更がスムーズ
- 自由に動く液晶画面
- ファインダーが小さめ
- ライブビューの動作がやや遅い
- 望遠レンズが大きい
D5600は一眼レフでありながらボディが465gとコンパクトになっています。ボタンが多く操作性も高いので中級者レベルになっても長く使えます。
デメリットはミラーレスに比べてライブビュー撮影の反応が少し遅くなります。
コヤくん
ミラーレス
α6100ダブルズームキット
- ピント合わせが上位機並みの高性能
- 動く被写体にとても強い
- キットレンズが小さくコンパクト
- バッテリー時間が短め
入門機ですがソニー上位機並みのAF性能が導入されていて、動く子供の撮影などが簡単に行えます。
レンズも豊富(ソニー製以外にシグマ製レンズも装着可能)なので、今後カメラに慣れても交換レンズを楽しめるメリットもあります。
コヤくん
性能評価比較
ニコン D5600 | ソニー α6100 | |
画質 | ★★★★★ | ★★★★★ |
バッテリーのもち | ★★★★★ | ★★★ |
携帯性 | ★★★ | ★★★★★ |
ライブビュー撮影 | ★★★★ | ★★★★★ |
こだわり操作 | ★★★★ | ★★★★ |
4. 初心者向け三脚の選び方
三脚はシャッタースピードが遅く手持ち撮影ができない場面で役立ちます。例えば夜景、花火、夕暮れ時などの撮影で活用します。
三脚の種類
基本的には搭載するカメラの重さに合わせて三脚を選びます。大きく3タイプに分類することができます。
- ミラーレス向け三脚(耐荷重1.5kg)
- APS-C一眼レフ向け三脚(耐荷重2~3kg)
- フルサイズ一眼レフ向け三脚(耐荷重5~10kg)
初心者向けのカメラは1kg以下になることが多いので、「ミラーレス向け三脚(耐荷重1.5kg)」でも対応できます。
これを買えば大丈夫!おすすめの三脚
初心者の場合は何を撮影するか決まっていないことが多いと思います。
入門モデルにも多数の種類がありますが、無難な人気の定番モデルをおすすめします。
- 売価:5,000円前後
- 三脚の重量:1,240g
- 耐荷重:1.5kg
- 高さ:127.5cm~154cm
「SLIK GX6400」は低価格帯で人気のある三脚で、持ち運びしやすい軽さが特徴です。高さは平均的な約150cmを確保できるので、これ一つで様々なシーンに対応できます。
ノーノちゃん
コヤくん
5. SDカードの選び方
写真や動画を記録するSDカードも準備しておきます。
ノーノちゃん
コヤくん
SDカードの性能
4K動画を記録するには、「UHSスピードクラス3」という種類になります。
動画は4KでなくフルHDのみを撮る場合は「UHSスピードクラス1」の性能があれば十分可能です。静止画の連写を考えてもこの程度の性能は必要になります。
SDカードの容量
最近のカメラは画素数が2000万画素くらいあるので容量が小さいとすぐに満杯になってしまいます。特に4K動画はデータが重いので、たった1分で約1GBを消費します。
そのためカメラの使用頻度が多い人は32GBや64GBのSDカードを購入することが多いです。
これを買えば大丈夫!おすすめSDカード
ここでは信頼性の高いサンディスク製のSDカードをおすすめします。カードの種類は3タイプ用意されています。
- Extreme PRO
- Extreme
- Ultra PLUS
この中で高速の書き込み速度(最大60MB/秒)が保証されているのは「Extreme」シリーズ以上になります。4K動画の高画質設定にも対応できます。
「Extreme PRO」は高価なので、価格と性能のバランスを考えると一眼レフ初心者には「Extreme」のSDカードが適しています。
6. 初心者におすすめのカメラまとめ
初心者の方がカメラを購入する際のポイントをお伝えしました。
カメラの機種はたくさんありますが、軽くて操作しやすいカメラであれば絞り込むことができます。三脚とSDカードも揃えて、写真生活を楽しんでくださいね。
- 一眼レフかミラーレスかは好みで決めよう
- 三脚に悩んだら定番モデルがおすすめ
- SDカードは性能の高い種類を選ぼう
ミラーレスの選び方はこちらでも詳しく解説しています。
【超初心者向け】わかりやすいミラーレス一眼の選び方
ソニーα6100の詳しい解説ページになります。
ソニーα6100とα6000を徹底比較【体験レビュー】