キヤノンの中級機一眼レフ「EOS 90D」が発売されました。
このページではキヤノンショールーム大阪で実機に触った感想と、前モデル「EOS 80D」との違いを詳しく比較しています。
ノーノちゃん
コヤくん
このページの目次
1. 展示機の外観写真
キヤノンショールーム大阪で展示されていたEOS 90Dの外観写真になります。
※画像の掲載許可をいただいています。
2. 発売日と価格
2機種の発売日と相場はこのようになっています。
- EOS 90D:2019年09月20日
- EOS 80D:2016年03月25日
3. 外形寸法
基本的な外観はEOS 80Dから変わっていないようで、グリップの形状などは同じになっています。
背面ではマルチコントローラーが追加されたため少しボタン配置が変わっています。
ボディの重さはEOS 90Dが31g軽くなっています。
ノーノちゃん
コヤくん
4. EOS 90Dの進化ポイント
EOS 90Dは80Dの後継機ですが、実はただの一眼レフではなくキヤノンのミラーレス技術を合わせたカメラへと進化しています。
進化ポイントは多数あるので、主要機能から順にご紹介していきます。
画素数
- EOS 90D:3250万画素
- EOS 80D:2420万画素
EOS 90DはAPS-C機として初めて、3000万画素を超える高画素機となっています。※2019年9月時点
フルサイズでは4000万画素が主流になりつつありますが、センサーの小さいAPS-Cで3250万画素はインパクトのある進化です。
また画像処理エンジンは「DIGIC 8」と最新世代になり、高画素化のデメリットである連写や高感度性能をカバーしています。
高感度画質
- EOS 90D:ISO100~25600 ※拡張:51200
- EOS 80D:ISO100~16000 ※拡張:25600
ISO感度はEOS 90DになってISO100~25600と広くなりました。ただ各社の現行モデルと比較すると高い数値ではなく、標準的な数値になっています。
EOS 90Dの実機を使って高感度撮影をしてみました。
※高感度撮影時のノイズ低減は「標準」で撮影。
こちらの花にピントを合わせ、画質差がわかりやすいよう拡大して比較しています。
ISO1600はわずかにノイズが確認でき、ISO3200は少し画質低下が起きています。
最新のソニーのAPS-Cセンサー(2400万画素)の低下度合いを考えると一歩劣るように思いますが、ハンデのある高画素機としては良い結果ではないかと思います。
APS-Cセンサーなので、ISO6400やそれ以上になると画質低下が進んでいきます。
ただPCモニターの通常表示では、ノイズが細かいので粗さが目立たない画質に感じます。発色については感度と共に低下が進んでいます。
瞳AF(ライブビュー)
EOS 90Dは光学ファインダーのAFが速いのはもちろんですが、ライブビューでもAFは高速になっています。
そして瞳AFの追従にも対応しました。
画像出典:キヤノン公式サイト
EOS 80Dでも顔認識は可能でしたが、目にピントを合わせることでさらに生き生きした表情を撮ることができます。
実際にキヤノン説明員の方をモデルとして瞳AFを試させていただきましたが、顔の動きに合わせて自動で目にフレームが表示されていました。
ポスターの人物写真に向けてもフレーム枠が追いかけています。カメラを動かした時の反応の速さは他社と比べてもまずまず良いように思います。
追尾性能(ライブビュー)
ライブビューで「顔+追尾優先AF」とサーボAFに設定して液晶をタッチすると、被写体を追尾してくれます。
80Dでもこのロックオン動作は可能ですが、90Dはより吸い付くようにフォーカス枠が捉えてくれます。
右側の人形にフォーカス枠が合っています。
素早くカメラを動かしても、フォーカス枠が遅れることなく追尾してくれました。
ピント位置を決めた後に構図を調整する場合に活用すると便利です。
他にも、ライブビューで追尾を使用された方のツイートをご紹介します。
EOS 90D+EFS18135USM
のライブビュー サーボAFそこら辺のミラーレスより食いつきが良い
正直に言うとソニーやオリンパスより良い気がする少なくともオートエリアで追従するときに鼻先へ食いついて離さないのは初めてかも。 pic.twitter.com/14zSSFicn7
— とるなら (@FukuiAsobiWeb) September 26, 2019
動きの速い被写体はファインダー撮影がベストですが、ライブビューでも追尾性能が良くなっていてある程度の動きには対応できるようです。
ファインダー顔認識
画像出典:キヤノン公式サイト
EOS 90Dは約22万画素RGB AEセンサーにより、ファインダー内で人物の顔検知ができるようになりました。
※測距エリア「スポット1点」「1点AF」以外で動作。
クリアな光学ファインダーに、人物の顔に合わせて四角の枠が出現するようになります。
こちらも説明員の方を被写体として確認させていただきました。
ファインダー内の表示なので画像をお見せすることができませんが、光学ファインダーで顔認識ができるのは驚きで、ミラーレスを使っている感覚になりました。
高速連写
- EOS 90D:最高10コマ/秒
- EOS 80D:最高7コマ/秒
※EOS 90Dのライブビュー使用時はサーボAFで7コマ/秒、AFSで11コマ/秒となります。
EOS 90DはサーボAFでも最高10コマ/秒となり、EOS 7D Mark IIと同じ連写速度を達成しています。
(ライブビュー時の連写は画像が遅れて表示されるアフタービュー方式になります。)
体感的にも10コマ/秒は80Dの7コマ/秒よりかなり速くなり、気持ちのいい連写音でした。野鳥や鉄道撮影などのベストショットに役立ちそうです。
ただ下の「連続撮影枚数」の項目でも書いていますが、バッファが小さいのはこの機能の弱点となっています。
また低速連写にすると3コマ/秒とかなり遅くなるので、5~6コマ/秒のモードも用意してあるとよかったと思います。
測距輝度範囲
- EOS 90D:ライブビュー時EV-5
- EOS 80D:ライブビュー時EV0
※ファインダー時は両機ともEV-3
測距輝度範囲は、暗い場所でピント合わせの精度を表す数値になります。
EOS 90Dはライブビュー使用時に「EV-5」と大幅に進化しています。
説明員の方に黒いボックスを設置していただき、暗闇の中に入れた人形に向けて半押ししたところ、見事にピント合わせができました。
(この状況で照明を消してフォーカスしました)
さすがにこの暗い状況では手ブレするシャッタースピードなので撮影は難しいですが、「薄暗いシーンでピントが合わない」というようなケースは少なくなりそうです。
4K動画対応
EOS 90Dは4K30p動画に対応し、フルHDより鮮明な画質で記録することができます。
動画中のフォーカスは「デュアルピクセル CMOS AF」が動作します。EOS 80Dの動画でもなめらかにフォーカスが動くと評判だったので、90Dでも期待ができます。
また動画電子ISにより手ブレ補正も働くので、歩きながらでもある程度の振動は抑えてくれます。
またクロップ(切り取り拡大)なしの4K動画なので、広い風景を構図に入れることができます。
※クロップの有無を選択することもできます。
4K対応機種でもクロップや24pのみなど制限のある機種は多いですが、EOS 90Dはそれらの制限がないので質の高い4K動画が撮影できるようになっています。
ハイスピード動画
EOS 90DはフルHDで120pのスロー動画に対応し、撮影すると再生時は4倍スローモーションの動画を見ることができます。
スロー動画でしか見ることのできない面白い映像が撮れますし、ゴルフのスイング確認などに役立ちます。
また雲が速く流れるようなタイムラプス動画も対応になっています。
SDXC UHS-II対応
SDカードスロットはEOS 80Dと同じシングルスロットですが、高速転送の「SDXC UHS-II」に対応しました。
高画素でデータが重くなるほど書き込み時間がかかるので、SDカードの対応も進められています。
撮影枚数
- EOS 90D:約1860枚(ライブビュー510枚)
- EOS 80D:670枚(ライブビュー250枚)
EOS 90DのバッテリーはEOS 80Dと同じLP-E6N(LP-E6)ですが、省電力化されたため撮影枚数が1860枚となっています。
仕様表にはなぜか”CIPA試験基準”の文言がないため判断しにくいのですが、いずれにしても1回の充電で多くの枚数が撮影できると思われます。
ノーノちゃん
まだ他にも使い勝手がよくなる機能があります。
コヤくん
5. 使い勝手の向上
EOS 90Dは性能面の向上だけでなく、使い勝手も様々な部分で改良されています。
EOS 80Dやその他一眼レフユーザーがあったらいいな、と思う機能が追加されているのでご紹介します。
マルチコントローラー追加
EOS 90Dでは上位モデルEOS 7D Mark II と同じスティック状のマルチコントローラーが追加されています。
実際に触ると7D Mark IIに比べてクリック感のある操作性で、希望の位置にスムーズに動かすことができました。
スティック状なので下にある8方向ボタンよりも操作しやすく、また親指に近いので素早く操作ができます。メニュー画面の操作も可能になっています。
このクラスの機種に採用されているのは大きなメリットだと思います。
追記)
※初期設定ではこのマルチコントローラーに「AFフレームダイレクト選択」が割り当てられています。
電子シャッター対応
全メーカーの中でも一眼レフで電子シャッターに対応する機種はごく一部しかありませんが、このEOS 90Dも対応しました。
無音シャッターが使いたくてミラーレスに移行するケースもあると思いますが、EOS 90Dなら無音シャッターが使えるのは大きなメリットです。
電子シャッター速度は最速1/16000秒を達成しているので、日中の絞り開放でも露出オーバーが起きにくくなるメリットもあります。
ただ連写モードにしていると電子シャッターは使えない仕様であることは注意です。単写のみの使用になります。
電子シャッターを使うには、ライブビュー状態でメニュー画面から選択することができます。
またローリングシャッター歪みが起きずシャッターショックによるブレを軽減できる、「電子先幕シャッター」も利用できるようになっています。
シャッターボタン
シャッターボタンを押したフィーリングはEOR 80Dから変わっていて、7D markIIや5Dシリーズのような柔らかい押し圧になっています。
EOR 80Dであれば半押し後にもう一段グッと押し込むような押し方になりますが、EOS 90Dは半押しのままの力でシャッターが切れるようになります。
継続して連写を使用する場面で指をキープしやすい仕様になっています。
(ただシャッター音は7D markIIのような落ち着いた音ではなく80Dと似た音でした。)
スポット1点AF
画像出典:キヤノン公式サイト
EOS 90DではAFフレームに7D系と同じ「スポット1点AF」が追加されています。
従来の「1点AF」をさらに小さくしたAFフレームで、より細かくフォーカスポイントを指定することができます。
場面によっては「1点AF」のフレームだと大きいことがあるので、ピンポイントで狙える選択肢ができたのは嬉しい変更です。
MFピーキング
ピーキングは、ピントが合う部分を色で表示する機能になります。
ミラーレスでは一般的な便利機能ですが、このEOS 90Dでもライブビューで使用することができます。
MFで正確にピント合わせをする場合、ライブビューで拡大表示してピーキングの色を目安にピント位置を決めることができます。
一眼レフではおそらくニコンD850しか対応していない機能で、キヤノンフルサイズ機にも採用されていませんでした。EOS 90Dに搭載されたことは意味が大きいと思います。
圧縮RAW「C-RAW」に対応
C-RAWは、元のRAWデータをほぼ劣化なくファイルサイズを30~40%軽くできるキヤノンの技術になります。
EOS RやEOS Kiss Mに導入されていましたが、EOS 90Dにも採用されました。
各メーカーで高画素化した機種が増えていますが、同時にRAWのファイルサイズが膨大になってくるので、3割でも軽いRAWデータを使えることはとても便利です。
Bluetooth対応
EOS 90Dは通信機能にWi-FiとBluetoothに対応しています。
これによりどの方向からでも操作できるBluetoothリモコン「BR-E1」を使用することができます。
またスマートフォンへの画像転送にも便利です。カバンの中にカメラが電源オフのままで入っていても、スマホの操作でカメラ内の画像を転送することができます。
※電源オフ中のBluetooth通信を「する」に設定しておく必要があります。
これまでのようにスマホ転送の際にカメラの接続操作がいらなくなるので、より操作が簡単になっています。
ノーノちゃん
次は、同じ性能もあるのでチェックしておきましょう。
コヤくん
6. 変わらない部分・不満点
進化を遂げたEOS 90Dですが、EOS 80Dから据え置きの部分もあります。
意外とAF性能やファインダーなどの基本性能は全く同じだったりします。
ファインダー
光学ファインダーのスペックは「倍率約0.95倍」「視野率約100%」のペンタプリズムとなっていて、同じ光学ファインダーが使用されています。
(上位機のEOS 7D Mark IIは「倍率約1.00倍」)
APS-Cの中級機としては十分見やすいファインダーだと思います。
以前から気になっているファインダー内の情報表示が約5秒で消える仕様は、改善されないのかもしれません。ニコンのように表示時間を長く設定できればありがたいのですが。
オールクロス45点AFセンサー
AFセンサーはEOS 80Dと同じ「オールクロス45点AFセンサー」で、中央はF2.8対応デュアルクロス測距、測距輝度範囲はEV-3と同じ仕様になっています。
連写速度が上がったことで比較されているEOS 7D Mark IIは、「65点AFセンサー」でファインダーを覗いたまま操作できる「M-Fn」ボタンの設置や、シャッター音、デュアルカードスロットなどの違いがあります。
EOS 90DはEOS 7D Mark IIのAF性能までは備えていないので、位置付けとしては差別化されているようです。
連続撮影枚数
- EOS 90D:
JPEG57枚・RAW24枚 - EOS 80D:
JPEG77枚・RAW20枚
※表示の枚数はISO100設定時。
※ISOオート時は連続撮影枚数が約1/2に減ります。
EOS 90Dは中級機としてはバッファ(カメラ内部のメモリー容量)は少なめで、JPEG57枚なら10コマ/秒で約5~6秒の連写ができることになります。※ISO100設定時の場合
1回の連写が最大そのくらいの時間となる撮影であれば問題ないかと思います。
ただISOオート時は連続撮影枚数が減りますし、連写を多用する場面では一時回復をさせながら連写を繰り返すことになりそうです。
実際に試した動作では、バッファフルに達するとその後数枚連写した後に書き込みが行われました。
高画素機なので難しいかもしれませんが、もう少しバッファに余裕があると使いやすかったと思います。
なお、仕様表によるとSDカードはUHS-IでもUHS-IIでも連続撮影枚数はほぼ変わっていないようです。バッファフル後の書き込み時間に関してはUHS-IIの方が速いかもしれません。
液晶モニター
液晶モニターは「ワイド3.0型」、「約104万ドット」、「バリアングルタイプ」と同じ仕様になります。
バリアングル液晶は便利ですし、液晶画面はとても見やすいのでこのままでも十分かと思います。
他社のカメラも液晶モニターは綺麗ですが、個人的にはキヤノンの液晶モニターはクリアで特別綺麗な印象を持っています。
バッテリーグリップ
オプションのバッテリーグリップはEOS 80Dと同じ「BG-E14」になります。
バッテリーグリップにマルチコントローラーを備えたEOS 7D Mark II用の
「BG-E16」ではないという点が注意です。
「BG-E14」で縦グリップにすると、EOS 90Dのスティック状のマルチコントローラーには指が届かなくなります。
ノーノちゃん
コヤくん
7. 上手な選び方のポイント
EOS 90DとEOS 80Dを検討していて迷うことも多いと思います。
ここではそれぞれの選び方をご紹介しています。
EOS 90D
EOS 90Dはミラーレス市場が活気ある中で登場した、キヤノンの最新一眼レフになります。
進化ポイントなどでご紹介したように、ミラーレスの機能も欲しいなと一眼レフユーザーが思う機能を多数導入しているのが特徴です。
簡単に撮影できる機能が増えているので初心者にも適していますし、EOS Kissシリーズからのステップアップにもおすすめです。
EOS 80D
EOS 80Dは、2016年からキヤノンの人気一眼レフとして知られているモデルになります。
本格一眼ならコレ、とも言えるモデルで、動く被写体の撮影に適しています。
発売から数年経っていることもあり価格は下落しているので、これから一眼レフを始めたい人にもおすすめできます。
- ボディ
- レンズキット EF-S18-55mm
- レンズキット EF-S18-135mm
- ダブルズームキット
付属レンズは「EF-S18-55 IS STM」「EF-S55-250 IS STM」
8. EOS 90D・EOS 80D性能比較表
EOS 90Dの主な性能を、前モデルEOS 80Dと比較してみました。
機種名 | EOS 90D | EOS 80D |
---|---|---|
発売時期 | 2019年9月20日 | 2016年3月25日 |
マウント | キヤノンEF系マウント | |
イメージセンサー | APS-C | |
画像処理エンジン | DIGIC 8 | DIGIC 6 |
画素数 | 3250万画素 | 2420万画素 |
ファインダー | ペンタプリズム 視野率:約100% 倍率:約0.95倍 |
|
ISO感度 | 100~25600 (拡張:ISO51200) |
100~16000 (拡張:ISO25600) |
ISO AUTO低速限界 | ◯ | |
測光方式 | ファインダー時: 約22万画素RGB+ IR測光センサー |
7560画素RGB+IR測光センサー による63分割 TTL開放測光 |
測光範囲 | ファインダー: EV1 – 20 ライブビュー: EV-2 – 20 |
EV1 – 20 |
AF方式 | デュアルピクセルCMOS AF方式 | |
測距点 | クロス測距点:最大45点 | |
測距輝度範囲 ファインダー /ライブビュー |
EV-3 – 18 /EV-5 – 18 |
EV-3 – 18 /EV0 – 18 |
瞳AF | ◯ ※ライブビュー時に対応 ※動画サーボAFも可 |
– |
シャッタースピード | 1/8000-30秒、バルブ 電子シャッター時1/16000-30秒 |
1/8000-30秒、バルブ |
電子シャッター ※ライブビュー時 |
◯ ※連写不可 |
– |
連写 | ファインダー: 最高約10コマ/秒 ライブビュー: 最高約11コマ/秒 ※サーボAFは7コマ/秒 |
ファインダー: 最高約7コマ/秒 ライブビュー: 最高約5コマ/秒 |
低速連写 ・ソフト連続撮影 |
約3コマ/秒 | 約3コマ/秒 |
連続撮影枚数 | JPEG57枚・RAW24枚 ・C-RAW39枚 ・RAW+JPEG23枚 ・C-RAW+JPEG37枚 |
JPEG77枚・RAW20枚 ・RAW+JPEG20枚 |
フラッシュ同調速度 | 1/250秒 | |
ピーキング | ◯ | – |
液晶モニター | バリアングル液晶 ワイド3.0型/ 約104万ドット |
|
タッチシャッター | ◯ | |
HDR撮影 | ◯ | |
高輝度側・階調優先 | ◯ | |
防塵防滴 | ◯ | |
水準器 ファインダー /液晶モニター |
◯ / ◯ | |
カメラ内RAW現像 | ◯ | |
ダスト除去 | ◯ | |
フリッカーレス | ◯ | |
有線リモコン(別売) | RS-60E3 | |
ワイヤレス リモコン(別売) |
BR-E1、 RC-6 |
RC-6 |
Wi-Fi | ◯ | |
NFC | – | ◯ |
SDカードスロット | シングルスロット SDXC UHS-II |
シングルスロット SDXC UHS-I |
USB端子 | Micro USB Type-B | Mini USB Type-B |
USB充電 / 給電 | – / – | |
インターフェイス | マイク HDMIミニ(タイプC) ヘッドホン |
|
外形寸法(mm) | 140.7(幅) 104.8(高さ) 76.8(奥行) |
139.0(幅) 105.2(高さ) 78.5(奥行) |
重さ(バッテリー、 メモリーカード含む) |
約701g | 約730g |
撮影可能枚数 ファインダー /液晶モニター |
約1860枚 /約510枚 |
約960枚 /約300枚 |
バッテリーパック | LP-E6N、LP-E6 |
機種名 | EOS 90D | EOS 80D |
---|---|---|
記録方式 | MP4 | MP4、MOV |
圧縮形式 | MPEG-4 AVC/H.264 | |
内蔵マイク | ステレオ | |
音声記録方式 | AAC リニアPCM |
MP4:AAC MOV:リニアPCM |
動画記録 | 4K30p フルHD60p フルHDハイフレームレート120p 4Kタイムラプス動画30p HDR動画 |
MP4:フルHD60p MOV:フルHD30p タイムラプス動画 HDR動画 |
動画電子手ブレ補正 | 可能(する/強) | – |
動画撮影可能時間 | 約3時間30分 | 約1時間50分 |
9. まとめ
各社がミラーレスに力を入れているタイミングで登場したEOS 90Dは、多くの人が気になるところではないかと思います。
90Dは光学ファインダーとライブビューのどちらでも快適に撮影ができるカメラとなりました。
今後は新たな一眼レフとして定着するのか、注目していきたいと思います。
- APS-Cセンサー初の3000万画素オーバー
- 流行りの瞳AFにも対応
- ファインダーで顔認識が使える初のカメラ
- 高速10コマ/秒の連写性能
- 4K動画撮影に対応、クロップなしの広角も可能
- スロー動画、タイムラプス動画に対応
- ライブビューは測距輝度範囲EV-5で暗所のAFに強い
- 省エネで撮影枚数が増加
- 上位機のようなマルチコントローラー搭載
- 電子シャッターが可能になり、無音撮影ができる
- スポット1点の小さいAFフレーム枠が選べる
- C-RAWでデータサイズを抑えたRAWが使える
- 便利なBluetoothリモコンに対応
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