紅葉は実際は綺麗だったのに、「写真では見た目のように鮮やかに撮れない」ということがよくあります。
実は簡単なカメラの設定や撮影テクニックを真似するだけで、初心者でも上手に写すことができます。
ノーノちゃん
コヤくん
このページの目次
1. 紅葉写真の作例
せっかく訪れた紅葉の風景を、写真でも綺麗に記録しておきたいですよね。
一眼レフやミラーレスがあれば高画質に写真を残すことができます。
綺麗な葉を大きく写したり、美しい風景と一緒に写すなど紅葉写真には様々なバリエーションがあります。
ノーノちゃん
コヤくん
2. 準備するもの
まず紅葉スポットの情報集めと、カメラの準備を行います。
紅葉スポット情報の調べ方
紅葉スポットの色づきは、このようなWEBサイトやSNSで調べることができます。
- 「ウォーカープラス 紅葉名所」
- Twitter・インスタグラム
「ウォーカープラス 紅葉名所」は、全国の名所と色づき情報を把握することができて便利です。
またツイッターなどのSNSでは現地の最新情報を知ることができます。
山肌の紅葉はさらに加速!かなり赤が優勢になってきました。この感じですと12月の一週目の週末までは見頃といえそうです。#嵐山 #京都 #紅葉 pic.twitter.com/BIdkc8yqTX
— レストラン嵐山 (@r_arashiyama) November 28, 2018
人気の名所は非常に混雑するので、人が少ない早い時間帯に訪れるのも方法です。
カメラの準備
紅葉撮影で必要な機材はこのようになります。
- 標準ズーム:
広い景色を写すのに適しています。 - 望遠ズーム:
望遠で大きく拡大して撮影できます。 - 高倍率ズーム:
レンズ1本で広角~望遠をカバーできます。
カメラに付属のダブルズームキットであれば十分対応できます。
1日中の撮影になるので予備バッテリーもあると安心です。
ノーノちゃん
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3. 紅葉撮影の基本設定
撮影モード | 絞り優先オート |
---|---|
F値 | F5.6~F11 |
ISO感度 | 100~400、またはオート |
露出補正 | ±0(状況により変更) |
仕上がり設定 | 風景 |
ホワイトバランス | 太陽光 |
※画像はニコン機になります。
設定方法を説明していきます。
撮影モード
- 絞り優先オート
「絞り優先オート」を詳しく知りたい方はこちら
【絞り優先オート】とは?意味やシャッター優先との使い分け
F値
- フルサイズ・APS-C:F8
- マイクロフォーサーズ:F5.6
葉を大きく写して背景をぼかす場合は、F値を最小にします。
F値についてはこちらで解説しています。
F値(絞り値)とは?使い方を超初心者向けにわかりやすく解説
ISO感度
- 晴天下:100~400
- 曇り:800
- 夜間ライトアップ:1600~3200
操作に慣れていない人は「ISO感度オート」に設定しておきます。
ISO感度についてはこちらで解説しています。
ISO感度とは?目安の数値や設定方法をわかりやすく解説
露出補正
- 露出補正:±0
露出補正は基本は「±0」ですが、撮影状況により変更します。
例えば逆光は(暗く写るので)プラスに、日陰は(明るく写るので)マイナスに設定します。
露出補正についてはこちらで解説しています。
【露出補正の使い方】初心者でも失敗しないコツをご紹介
仕上がり設定
- 仕上がり設定:風景
仕上がり設定の「風景」を使うと、特に空の青や葉の緑が濃くなります。
※画像はニコン機になります。
この設定は各メーカーで名称が異なっています。
キヤノン | ピクチャースタイル |
---|---|
ニコン | ピクチャーコントロール |
ソニー | クリエイティブスタイル |
オリンパス | ピクチャーモード |
パナソニック | フォトスタイル |
ペンタックス | カスタムイメージ |
さらに「風景」の詳細設定に入り彩度調整を行うと、紅葉の赤や黄色も鮮やかにできます。
色の濃さを比較してみます。
ソニー機の場合は仕上がり設定に「紅葉」が用意されていて、葉の赤や黄色が鮮やかになります。
ホワイトバランス
- ホワイトバランス:太陽/晴天
ホワイトバランスは「太陽」または「晴天」(メーカーにより名称は異なる)に設定します。
紅葉の設定は以上になります。
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4. 紅葉の撮り方6つのポイント
紅葉撮影は、少しの工夫で綺麗に写すことができます。
ここでは紅葉を上手く撮れるポイントを6つご紹介します。
※初めての方はできそうなポイントから試してみましょう。
- 構図の決め方
- 望遠の撮り方
- 露出補正を操作する
- 逆光
- 光が差し込んだもみじ
- 落ち葉
①構図の決め方
紅葉は風景撮影になるので、特に構図は重要になります。
うまく撮れない理由として主題がわかりにくくなるケースがあります。
見た目では綺麗でも写真になると伝わりにくいので、撮り方を工夫する必要があります。
このように周囲の風景や色を構図に入れると見ていて楽しい写真になります。
風景と紅葉を一緒に写す
お寺や橋など風景と合わせて構図にすることで、さらに紅葉の綺麗さを引き立たせることができます。
ノーノちゃん
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②望遠の撮り方
望遠レンズを使うともみじを大きく写すことができます。
背景のボケ味も表現でき、印象的な写真にすることができます。
まずは形の綺麗なもみじを見つけることがポイントになります。
このもみじを別の角度から撮影すると雰囲気が変わります。
その他作例
③露出補正を操作する
カメラを上に向けて撮影すると暗く写ることがあります。
構図に空が入るとカメラは明るい部分があると判断し、暗く写す傾向があります。
このような場合は露出補正を大きくプラスに設定します。
ノーノちゃん
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露出補正についてはこちらで解説しています。
【露出補正の使い方】初心者でも失敗しないコツをご紹介
④逆光
太陽の光が当たっているもみじは、裏側から見ると光を透過してより色鮮やかに見えます。
ノーノちゃん
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⑤光が差し込んだもみじ
木々の中に光が差し込んでいる場面では、明暗のコントラストと紅葉の色づきが綺麗な写真になります。
⑥落ち葉
足元に落ちているもみじも魅力的な題材になります。
形の綺麗な落ち葉を集め、並べて撮影してみました。
手に持って撮影してみるのもおすすめです。
ノーノちゃん
次は、天候による影響をまとめています。
コヤくん
5. 天候の悪影響
紅葉は天候によっても写り方が左右されます。晴れと曇りそれぞれの注意点をまとめておきます。
晴れの撮り方注意点
晴れていると逆光写真を撮ることができますが、日差しが強いことで上手く撮れないケースもあります。
この場面は曇り空であれば落ち着いた雰囲気で撮ることができます。
曇りの撮り方注意点
曇りの場合は落ち着いた雰囲気で写すことができます。
ただ逆光写真は撮れなくなり、また構図に空が入ると綺麗ではなくなります。
ノーノちゃん
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6. まとめ
紅葉は風景撮影になるので、一眼レフ初心者の方でもカメラ一つで手軽に撮影できます。
ちょっとした工夫で一味違う写真が撮れるのが紅葉写真の楽しみでもあります。
紅葉ハイキングをしながら秋の風景を楽しんでみてくださいね。
- ネットやSNSで撮影スポットの情報を集めよう
- 入門機のダブルズームキットでもOK
- 構図は風景や多彩な色を入れると見応えある写真に
- 望遠レンズで綺麗なもみじを探そう
- 逆光のもみじは光が透過してさらに綺麗
- 光が差し込んだ紅葉は白飛びしないよう注意
- 地面にもシャッターチャンスあり
- 構図に空が入るときは露出補正をマイナスに
紅葉撮影では露出補正やF値など、カメラの基礎知識が重要になります。
【露出補正の使い方】初心者でも失敗しないコツをご紹介
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