「ただいま電話に出ることができません」原因は？コールなしは着信拒否！？

このページでは、電話をかけた際「ただいま電話に出ることができません」というアナウンス（音声ガイダンス）が流れる原因について解説しています。

また、コールの有無と着信拒否の関係についても書いていますのでぜひご覧ください。

1. なぜ「ただいま電話に出ることができません」流れる？

ここでは相手に電話をかけた際に「ただいま電話に出ることができません」というアナウンスが流れる理由について解説しています。

アナウンスが流れる主な理由は以下の通りです。

相手が電源をオフにしている

相手が電源をオフになっている場合、下記のようなアナウンスが流れることがあります。

このようなアナウンスが流れる場合、相手の携帯の電源がオフになっている可能性が高いです。

たとえば仕事や勉強に集中するために、一時的に携帯電話の電源をオフにしているのかもしれません。

この場合は着信拒否されているわけではありませんので、時間を置いてから再度電話をかけ直してみましょう。

相手が圏外にいる（電波が悪い）

相手の携帯電話が圏外になっている場合、アナウンスが流れます。

これは相手がトンネルや山奥など電波が入りにくい場所にいる可能性があります。

また、都心部では通信網が発達していますが、キャリアによっては未だに地下鉄でなどで圏外になることもあります。

そのため、少し時間をおいてから電話をかけ直してみるといいかもしれません。

相手が機内モードにしている

相手が機内モードをオンにしている場合、アナウンスが流れます。

機内モードとはインターネットや電話などの通信機能をすべて遮断する機能です。

元々は飛行機に乗る際、携帯電話の電波が飛行機の電子機器などに影響を与えないようにするための機能でした。

しかし現在ではバッテリーの消費を抑えたいときや、静かなコンサートや重要な会議中などで使用する方も多いです。

機内モード中に電話の着信がきたらどうなる？
　
機内モードを設定している相手に電話をかけると、「おかけになった電話は、電波の届かない場所にあるか、電源が入っていないためかかりません」というアナウンスが流れます。

参照元：OCN公式サイト

相手が留守番電話設定をしている

相手が留守番電話サービスを利用している場合、アナウンスが流れます。

留守番電話サービスとは、電話に出られなかった際に相手からのメッセージを録音できるサービスのことです。

相手がこのサービスを利用していると、電話に出られなかった場合「ピーという発信音のあとにお名前とご用件をお話しください。」というアナウンスが流れます。

このアナウンスが流れた場合、着信拒否されている可能性は低いです。

相手が拒否ボタンを押した

相手が通話拒否ボタンを押した場合、アナウンスが流れます。

基本的に通話拒否ボタンを押すと、そのまま電話が切れますのでアナウンスが流れることはありません。

しかし、相手が留守番電話サービスを利用している場合、拒否ボタンを押すとアナウンスが流れるように設定することができます。

そのため、コール音が鳴った後にアナウンスが流れた場合、着信拒否されている可能性は非常に低いと言えます。

相手から着信拒否されている

相手が着信拒否をしている場合、アナウンスが流れることがあります。

相手がキャリアの着信拒否サービスを利用している場合「ただいま電話に出ることができません」のアナウンスが流れます。

一方で相手がiPhoneやAndroidの着信拒否機能を使ってあなたをブロックしている場合は、コール音やアナウンスが流れず、電話が繋がらない状態になります。

相手が着信拒否をしていない場合でもアナウンスが流れることがありますの、見極めることは難しいかもしれません。

2. コールの有無と着信拒否について

実はコール（呼び出し音）の有無によって、相手に着信拒否されているのか判断することが可能です。

コールあり→着信拒否の可能性低い

コール音が鳴った後にアナウンスが流れる場合、着信拒否されている可能性は低いです。

コール音が鳴った後にアナウンスが流れるのは、以下のような理由が考えられます。

このようにコール音の後にアナウンスが流れるケースでは着信拒否されているわけではなく、相手が電話に出られない状態が多いです。

通常、相手から着信拒否されるとコールなしでそのままアナウンスが流れるか、ツーツー音が流れて繋がらないような状態になります。

したがって、コール音がなる場合は着信拒否されている可能性は低いと言えます。

コールなし→着信拒否の可能性がある

コール音が鳴らないでアナウンスのみ流れる場合、着信拒否されている可能性があります。

コール音が鳴らないでアナウンスが流れるのは、以下のような理由が考えられます。

このようにコール音が鳴らない状態でアナウンスが流れる理由は様々あります。

したがってコールが鳴らないからといって、必ずしも着信拒否されているというわけではありません。

しかし相手がキャリアの着信拒否サービスを利用している場合、コール音が鳴らずにアナウンスが流れることがほとんどです。

コールが鳴らない場合は着信拒否されているか調べてみることをおすすめします。

3. 着信拒否されているか確認する方法

相手から着信拒否されているか確認する方法は次のようになります。

非通知でかける

こちらは非通知（184）で電話をかけて着信拒否されているか確認する方法になります。

共通の友人にかけてもらう

共通の友人にかけてもらって確認する方法です。

共通の友人や知人に頼んで、電話をかけてもらうことで着信拒否されているか確認することができます。

まずあなたが相手に電話をかけて、繋がわないことを確認してから、友人や知人に電話をかけてもらいましょう。

もし同じように繋がらない、もしくはアナウンスが流れる場合、あなたが着信拒否されている可能性はないと言えます。

一方、友人や知人が電話をかけて問題なく繋がった場合、あなたは着信拒否されていると考えていいでしょう。

違う電話番号でかける

違う電話番号からかけて確認する方法です。

電話（音声SIM）を2台持っている方は、着信拒否されているかすぐに確認することができます。

やり方はかんたんで、まず着信拒否されている疑いのある電話番号で相手に電話をかけて、繋がらない、またはアナウンスが流れることを確認します。

次にもう一つの電話番号で電話をかけるだけです。

もし電話が繋がらない場合は着信拒否されている可能性は低いです。一方で電話が繋がった場合は確実に着信拒否されていると言っていいでしょう。

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4. 着信拒否アナウンス一覧

着信拒否のアナウンスは端末やキャリアによって異なります。

ここではiPhone、Android端末、および各キャリアごとの着信拒否のアナウンスをすべてご紹介しています。

iPhone/Android

アナウンスなし（常に通話中の状態になる）

相手がiPhoneやAndroidの着信拒否機能を利用している場合は「ただいま電話に出ることができません」などのアナウンスは一切流れません。

あなたが着信拒否されている場合、相手に電話をかけるとコール音は鳴らずに「ツーツー」という音が聞こえるだけです。何度かけても繋がることはありません。

ドコモ

｢おかけになった電話番号への通話は、おつなぎできません。｣

ドコモユーザーから着信拒否されている場合、上記のようなアナウンスが流れます。

ドコモユーザーに電話をかけた際、このアナウンスが流れた場合は高確率で着信拒否されていると考えましょう。

ドコモの着信拒否サービス詳細

ソフトバンク

ソフトバンクの着信拒否サービスでは9種類のアナウンスがあります。

ソフトバンクユーザーから着信拒否された場合、上記のいずれかのアナウンスが流れます。

着信拒否のアナウンスが9種類あるため、着信拒否されているの見極めることが非常に難しいです。

ソフトバンクの着信拒否サービス詳細

au

auの着信拒否サービスでは2種類のアナウンスがあります。

auユーザーから着信拒否された場合、上記のようなアナウンスが流れます。

ただし、auでは着信拒否以外でも上記のアナウンスが流れるので、着信拒否されているかどうか判断することが難しいです。

auの着信拒否サービス詳細

楽天モバイル

楽天モバイルでは着信拒否サービスの提供はしていません。

楽天モバイルでは電話をする際、専用の通話アプリ「Rakuten Link」を使用しますが、このアプリには着信拒否の機能がありません。

そのため着信拒否する場合、お手持ちの端末に入っている着信拒否機能（ブロック）を利用することになります。

「Rakuten Link」アプリでは、着信拒否設定ができません。
　
なお、Rakuten Linkにログインしている場合は、ご利用製品の標準電話アプリで着信拒否設定を行っても、Rakuten Linkには反映されません。ご利用製品で行った着信拒否設定を反映させるにはRakuten Linkアプリをログアウトする必要があります。

参照元：楽天モバイル公式サイト｜お客様サポート

MVNO（格安SIM）

MVNO（格安SIM）の着信拒否アナウンスは以下のようになります。

たとえばmineo（マイネオ）のソフトバンク回線プランで契約した場合、ソフトバンクの着信拒否サービスを利用することができます。

どのキャリアの回線プランを選択しているかによって、利用できる着信拒否サービスが変わってきます。

5. 相手からアナウンスが流れると指摘された時の対処法

ここでは、着信拒否をしていないにも関わらず「ただいま電話に出ることができません」のアナウンスが流れるときの対処法をご紹介しています。

ブロック（着信拒否）を解除する

相手の電話番号をブロック（着信拒否）していないか確認しましょう。

相手の電話番号をブロックしている場合「ただいま電話に出ることができません」のアナウンスが流れることがあります。

知らない間に誤ってブロックしてしまった可能性がありますので、ブロックしてないか確認することをおすすめします。

ブロック（着信拒否）を解除する手順については、契約しているキャリアや各端末ごとに異なりますので下記をご参照ください。

各端末、キャリアでのブロック解除方法

機内モードをオフにする

お使いの端末の機内モードになっていないか確認しましょう。

機内モードがオンになっていると「ただいま電話に出ることができません」のアナウンスが流れることがあります。

機内モードでは一時的にすべての通信機能を遮断する機能ですので、インターネットや電話機能が使えなくなります。

着信を受けることもできなくなるので、特に理由がない限りはオフにしておきましょう。

再起動する

お使いの端末を再起動してみましょう。

お使いのスマホの不具合が原因で「ただいま電話に出ることができません」のアナウンスが流れている可能性があります。

こういった場合は再起動すればすぐに直ることがありますので試してみましょう。

SIMカードを入れ直す

端末からSIMカードを抜いて入れ直しましょう。

SIMカードの接触不良で電話が繋がらない場合「ただいま電話に出ることができません」のアナウンスが流れる事があります。

SIMカードは非常に繊細ですので、端末に衝撃を与えたり、ホコリや汚れがついているだけで正常に認識されなくなる事があります。

一度SIMカードを取り外し、表面を柔らかい布で拭いてから再度取り付けてみましょう。

端末内で、SIMカードはSIMトレイ（スロット）に収まっています。端末に衝撃が加わるホコリが挟まる、といった不具合が発生すると、SIMカードとSIMトレイとの間で接触不良が起きる場合があります。このとき、端末はSIMカードを読み込めません。

参照元：イオンモバイル｜スマホガイド

6. よくある質問

ここでは「ただいま電話に出ることができません」のアナウンスや、着信拒否についてのよくある質問を載せています。

相手に着信履歴が残る？

「ただいま電話に出ることができません」などのアナウンスが流れた場合、相手に着信が残るケースと残らないケースがあります。

着信が残るケース

これらのケースでは相手の携帯電話に着信履歴が残ります。

相手が着信お知らせサービスを利用している場合、相手が圏外だったり、携帯の電源がオフの状態であっても着信履歴が残ります。

また、相手が着信拒否をしていない場合や、相手がiPhoneやAndroidの着信拒否機能であなたをブロックしている場合でも着信履歴が残ります。

着信が残らないケース

上記のようなケースでは相手の携帯電話に着信履歴が残りません。

相手がキャリアの着信拒否サービスを利用している場合、サービスセンター（サーバー）側で拒否するので着信履歴が一切残りません。

また着信お知らせサービスを無効にしている場合、相手の携帯電話に着信履歴が残らない様になっています。

「ピーという発信音の後に」とは？

このようなアナウンスが流れる場合は着信拒否されている可能性は低いです。

アナウンスが流れる理由は下記のような理由が考えられます。

「しばらくたってからおかけ直しください」とは？

このアナウンスは相手が電話に出られない状態にあるときに流れます。

「お客様のご都合によりお繋ぎできません」とは？

これはソフトバンクが使用しているアナウンスです。

このアナウンスが流れる理由は3つありますが、基本的に相手が携帯料金を滞納して利用停止になっている際に流れます。

詳細はこちらのページで解説しています。
【なぜ？】お客様のご都合によりお繋ぎできませんが流れる理由を解説！

「おかけになった電話をお呼びしましたがお出になりません」とは？

「おかけになった電話をお呼びしましたがお出になりません」はauでのみ使われているアナウンスです。

このアナウンスは相手が電話に出られなかった時や、相手から着信拒否されている場合に流れます。

詳しくは下記ページをご覧ください。

「おかけになった電話をお呼びしましたがお出になりません」とは？
「おかけになった電話をお呼びしましたがお出になりません」コール無しは着信拒否？

7. まとめ

「ただいま電話に出ることができません」のアナウンスが流れたからといって、必ずしも着信拒否されているわけではありません。

相手の着信拒否の方法によってはアナウンスが一切流れず、電話が繋がらないだけの状態になることもあります。

したがってアナウンスが流れても着信拒否されていると思わず、冷静になって状況を確認することが重要です。