ソニーからAPS‐Cセンサー搭載の「α6600」が発売されることになりました。発売日は2019年11月1日になります。
旧モデル「α6500」からどんな点が進化したのか、性能や使い勝手の比較をまとめています。
※高感度比較の作例を取り直しました。
ノーノちゃん
コヤくん
このページの目次
1. 先行展示機の外観写真
ソニーストア大阪で先行展示された、α6600の外観写真になります。
※画像の掲載許可をいただいています。
2. 外形寸法
ボディの基本デザインは同じですが、グリップ部が大型化したため奥行きが長くなっています。
またバッテリーが大型化した影響で、重量が50gアップしています。
ノーノちゃん
コヤくん
3. 発売日と価格
2機種の発売日と相場はこのようになります。
- α6600:2019年11月1日
- α6500:2016年12月2日
4. 外観の違い
α6600になって変わった外観についてご紹介します。
基本はα6500から良くなっていますが、内蔵フラッシュがなくなった点はソニーユーザーも驚く変更でした。
グリップの大型化
前モデルα6500もグリップは大きめの設計でしたが、α6500はさらに大きく変更されました。
グリップの奥行きが長くなっただけでなく、中指をかける窪みの位置が高くなった変更もあり、フィット感が良くなっています。
先日発売されたフルサイズ機α7R IVでも同じようなグリップ形状の変更があり、現在の上位機の傾向になっているようです。
α6000シリーズはボディが小さいので小指は余りますが、そのサイズの中で改良が加えられています。
SDカードスロット
SDカードスロットはグリップの底部にありますが、カバーのヒンジ下にスロットがあるα6500と違って、カメラの背面側にスロットが位置しています。
おそらくバッテリーの大型化によりスペース確保のための変更と思われますが、これによりカードの抜き差ししやすくなっています。
内蔵フラッシュの廃止
α6600は内蔵フラッシュが廃止されました。α7IIIなどと同じ仕様になっています。
内蔵フラッシュは暗い場所や昼間の逆光時に活用できるので、ないと不便な場面がありそうです。
ただ装着するレンズが大きいとフラッシュの光がレンズ先端に当たり、写真に影が写り込んでしまう「ケラレ」が発生することがあります。
APS-Cの中でも上位機となるα6600は大きなレンズの使用も想定されるため、ソニーは外付けフラッシュを推奨しているのかもしれません。
ノーノちゃん
コヤくん
5. α6600の進化ポイント
α6600はAF性能やバッテリーなどが強化されたことで、初心者でも簡単に使えて上級者にも嬉しいカメラへと進化しています。
それらの進化したポイントをまとめてみました。
AF速度
- α6600:0.02秒
- α6500:0.05秒
ソニーのファストハイブリッドAFは位相差AFとコントラストAFを併用した機能で、ピント合わせが速いことが特徴です。
α6500のオートフォーカス速度は0.05秒と高速でしたが、α6600はさらに速く、0.02秒に進化しています。
子供やペットなど、一瞬のシャッターチャンスにより強くなっています。
AFポイント
画像出典:ソニー公式サイト
※α6600は同じAF性能のα6400の画像を使用
- α6600:像面位相差AF:425点
コントラストAF:425点 - α6500:像面位相差AF:425点
コントラストAF:169点
像面位相差は同じですが、コントラストAFのポイントが大幅に増加しています。
コントラストAFのポイントが細かくなったことでピント抜けが起きにくくなり、AFの精度が上がっています。
また動く被写体を捉える性能も上がり、追従性能の向上にもつながっています。
AF追従性能
α6600は高性能なAFを装備して大きく進化しました。AF機能の名称も変わっています。
- α6600:「リアルタイム瞳AF」「リアルタイムトラッキング」
- α6500:「ロックオンAF」
α6500でも4Dフォーカスによる「ロックオンAF」や「瞳AF」機能がありましたが、ピントの精度では劣る部分がありました。
α6600は上位機のα9と同等のAF性能となっていてピント精度が高く、人物の瞳や被写体の色や模様を判断して自動で追い続けてくれるようになりました。
これにより、さらにスポーツや子供など動く被写体の撮影がしやすくなっています。
また動画撮影中でも瞳AF(対象は人物のみ)が動作するので便利です。
動物の瞳AFにも対応
瞳AFの設定で「検出対象」を「動物」にすると、猫や犬などペットの目にも自動で合わせてくれます。
筆者はこの動物瞳AFが使えるα6400を所有していますが、猫が寝ている状態の目にもピントが合ってくれています。α6600も同じ使い方ができると思います。
ISO感度
- α6600:ISO100-32000
(拡張:下限ISO50、上限ISO102400) - α6500:ISO100-25600
(拡張:上限ISO51200)
α6600はISO感度の幅が広がり、通常で32000、拡張機能を使うと最大102400まで設定できるようになりました。
また下限はISO50が設定できるようになりました。
これは日差しのある明るい場所で背景ボケ写真を撮る場面など、露出オーバーになりやすい場面で使用すると明るさを抑えることができます。
(ただシャッタースピードは最速1/4000秒なので、ISO50だけでは明るさを抑えられないこともあります)
高感度画質
α6600の映像エンジン「BIONZ X」は新世代のものが使われていると予想されます。
追記)
α6600の実機を用意したので、照明を落とした室内で高感度画質をチェックしてみました。
※スマホで元画像を見るにはPC表示に切り替えると閲覧できます。(データ通信量は大きくなります)
ノイズが目立ちやすいグレーの部分を拡大して比較してみます。
ISO100からISO1600への解像感低下はほぼなく、綺麗な画質です。
ISO3200でも解像感は残っていますが、拡大するとノイズが出始めています。
ISO6400はノイズが目立つようになりますが、カラーの部分ではノイズは気になりません。解像感はわずかに低下しますがある程度の画質をキープしています。
ISO12800になるとノイズが増え、画質低下が大きくなります。
ISO25600ではザラザラとした甘い画質になります。これ以上の高感度は非常用途になりそうです。
比較の感想としては、APS-Cセンサーとしては非常に良い高感度画質に感じます。
特にISO6400でも画質低下があまり起きていない点は、他のAPS-C機より優れているポイントだと思います。
サイレント撮影の連写
- α6600:8コマ/秒
- α6500:3コマ/秒
サイレント撮影時の連写速度は8コマ/秒に高速化されています。
他社ミラーレスではサイレント時に連写速度が遅くなることが多いですが(中には連写ができなくなる機種もあり)、秒間8コマはできるので性能が高くなっています。
周囲が静かでサイレント撮影をする必要がある場面でも、安心して高速連写を使うことができます。
バッテリー
- α6600:ファインダー:約720枚
液晶モニター:約810枚 - α6500:ファインダー:約310枚
液晶モニター:約350枚
α6600はフルサイズ機のα7IIIで使われている大容量バッテリー「NP-FZ100(2280mAh)」が採用されました。
α6500のバッテリーは「NP-FW50(1020mAh)」だったのでα6600は約2.2倍の容量となり、1回の充電で約720枚撮影できる仕様になっています。
実際の使用では1日に500枚ほど撮影した場合、バッテリー残量はだいたい70%程度です。連写を多用する撮影では1000枚撮影して残量70%程度が多いです。
(ミラーレスは電源オンの待機時に消費が大きいので、連写メインの撮影だと減りにくいです)
バッテリー残量が0%になるまで使ったことはありませんが、フル充電しておけば2000枚程度は撮れる印象なのでバッテリー切れの不安なく使うことができます。
タッチ操作
- α6600:タッチフォーカス・タッチシャッター
- α6500:タッチフォーカス
α6500はタッチ操作のフォーカスに対応していましたが、α6600ではさらにシャッターにも対応しました。
一眼レフ初心者でまだ操作に慣れていない人でも、スマホのように液晶画面をタッチするだけでシャッターを切ることができます。
またα6500でも可能でしたが、再生画像はダブルタップで拡大することができるので便利です。
液晶画面の可動
- α6600:チルト式液晶
(上約180°、下約74°) - α6500:チルト式液晶
(上約90°、下約45°)
チルト液晶の可動範囲が広くなっています。
ローアングルはもちろん、液晶画面を反転させて自動りをすることも可能になっています。
また液晶モニターをチルトしている間は、自動的にアイセンサーがオフになるので急にファインダーに切り替わる(液晶モニターが消灯する)ことはない便利な仕様になっています。
カスタムボタン
- α6600:4個
- α6500:3個
α6600はフラッシュボタンがなくなったことで、替わりにカスタムボタンが配置されました。
この増えたカスタムボタン「C3」は親指の近くにあるので、使用頻度が多い機能を割り当てると操作性が格段に上がりそうです。
内蔵フラッシュをあまり使わない人にとっては嬉しい仕様変更かと思います。
AF測距検出範囲(暗所AF)
- α6600:EV-2 – 20
- α6500:EV-1 – 20
暗い場所でのAF精度を表すAF測距検出範囲が、「EV-2」と進化しています。
これにより、さらに暗い場所でもピントが合いやすくなっています。
ただ他社の中級機は「EV-3」に対応している機種が多いので、α6600の価格帯を考えるともう一歩進化して欲しかったと思います。
動画連続時間の廃止
動画記録の連続時間は無制限に変更されています。
前モデルのα6500が発売された時期は動画記録は連続30分まで、という制限がありましたが現在は撤廃されています。
α6600はバッテリーの大容量化の影響もあり、連続撮影時間は約250分となっています。
α6600で4K30pに設定し、1時間連続で録画する機会がありましたが問題なく録画できました。
※炎天下などボディが高温になった場合はその時点で記録が停止されます
ヘッドホン端子
- α6600:あり
- α6500:なし
α6600はα7IIIなどのフルサイズ機と同じく、ヘッドホン端子が追加されました。
これにより動画撮影中にヘッドホン(イヤホン)をつけることで、記録音量をチェックしながら撮影することができます。
音量の調整は設定の「録音状態」から変更できるようになっています。
ノーノちゃん
ただ変わっていない部分もあるので、ご紹介していきます。
コヤくん
6. 変わらない部分・不満点
大注目のα6600ですが、実は期待された性能が進化しなかった部分もあります。
一部のユーザーにとっては残念なポイントもあるかもしれません。
イメージセンサー
これは推測ですが、イメージセンサーの総画素数が同じ2500万画素であるためα6500と同じ種類のイメージセンサーの可能性があります。
映像エンジンの「BIONZ X」は最新のスペックですが、大きな画質向上はないかもしれません。
ボディ内手ブレ補正
画像出典:ソニー公式サイト
α6500とボディ内手ブレ補正に変更はなく、「5.0段」の補正効果となっています。
手ブレ補正のないレンズをつけても補正されるのは、ボディ側手ブレ補正の大きなメリットとなっています。
(ソニーのボディ内手ブレ補正は、シャッター半押しで補正が動作する仕様となっています。)
ただ動画時の手ブレ補正効果についてはα6500同様、あまり効きません。歩き撮りでは手ブレ補正オフにした状態とあまり変わらない印象です。
連写速度
メカシャッターの連写速度は11コマ/秒で同じ性能になっています。ただこのクラスで秒間10コマ出ていれば十分に高い性能かと思います。
8コマ/秒や6コマ/秒、3コマ/秒と細かく速度を変えることもできるので、様々な状況に対応できる仕様です。
シャッタースピード
シャッタースピードはメカシャッター・電子シャッターともに最速1/4000秒というα6500と同じ仕様でした。
α6600の価格帯を考えると1/8000秒は求めたいのですが、性能アップはありませんでした。
パナソニックやオリンパスの機種では電子シャッターが1/16000秒や1/32000秒を達成しているので、せめて電子シャッターだけでも高速にしてもらいたかったです。
フリッカー低減なし
フリッカー低減も引き続き搭載されていません。
他社ではオリンパスOM-D E-M5 Mark IIIやニコンZ50には搭載されているので、α6600には搭載して欲しかったところです。
4K60pに非対応
動画を重視したカメラは、他社では高画質な4K60pが登場しています。
4K60pは動きの速い映像でもなめらかに記録できるメリットがあり、動画ユーザーが重視している性能です。
しかしα6600は4K30pまでとなっていて、このボディサイズでは難しいのかもしれません。
カードスロット・SDカード
カードスロットはシングルのままで、デュアルスロットは採用されませんでした。これは小型ボディのため採用は難しいと思われます。
ただ対応SDカードはUHS-Iのままで、書き込み速度が速いUHS-IIには非対応でした。
JPEG撮影であれば連写でバッファ詰まりになっても復帰は早いですが、RAW+JPEG撮影だとバッファ解放まで30秒程度かかります(書き込み速度95MB/sのSDカード使用時)。
α6600はAPS-Cの上位モデルという位置付けからも、UHS-II対応がふさわしかったように思います。
7. α6500より劣る点
α6600は連続撮影枚数が大きく減り、α6500より劣る部分となっています。
また性能ダウンではなく、機能の削減が行われているのでご紹介します。
バッファが半分に
- α6600:115枚
- α6500:269枚
バッファとは一時的に写真を保存するスペースのことで、連続撮影枚数に関わってきます。
α6600は連続撮影枚数がJPEG(L・ファイン)の場合115枚(α6400と同じ仕様)となり、α6500の269枚から減少しています。
理由はわかりませんが、コスト面の問題か今後の上位機との差別化などが考えられます。
JPEG連写では影響は少ないですが、上記でも書いたようにRAW+JPEG連写ではバッファ解放に時間がかかるので、十分なバッファの容量は欲しかったところです。
ピクチャーエフェクトが8種類に減少
- α6600:8種類
- α6500:13種類
画像の加工機能ピクチャーエフェクトの数が減っています。減った5種類は以下の5つになります。
- ソフトフォーカス
- 絵画調HDR
- ミニチュア
- 水彩画調
- イラスト調
α6600ではこれらの絵画風にするなどの加工機能が減らされています。
ピクチャーエフェクト8種類という仕様は、フルサイズ機のα7IIIと同じになります。
スイングパノラマ機能の廃止
広い風景でカメラを左右に振ることで、1枚のパノラマ写真が作成できるスイングパノラマ機能がなくなっています。
こちらもα7IIIでは使えないので、同じ仕様になっています。
ノーノちゃん
コヤくん
8. 上手な選び方のポイント
α6600はα6500から大きく進化していることがわかります。
ここで2機種の選ぶポイントについて整理しておきます。
α6600
α6600の大きな特徴は、AF性能の進化と大容量バッテリーの採用になります。
AF性能が良くなったことで動く子供やペット、野鳥など難易度の高い撮影がしやすくなっています。
レンズキットは高倍率ズームレンズとの組み合わせが用意されていますが、それ以外に高画質な新レンズ「E 16-55mm F2.8 G」を使うことでプロ機のように使うこともできます。
APS-C機としてはやや高額な相場となっていますが、フルサイズを考えていないユーザーには最適な機種となっています。
- ボディ
- 高倍率ズームレンズキット
付属レンズは「E 18-135mm F3.5-5.6 OSS」
α6500
α6500は旧モデルですがAF速度や手ブレ補正など、ソニーのAPS-C機としては基本性能の高い優秀なカメラです。
ただ人気機種であるため現在でも価格はそれほど下落していないようです。
そのためこれから検討する方にはα6600と迷うかもしれません。
- ボディ
- 高倍率ズームレンズキット
付属レンズは「E 18-135mm F3.5-5.6 OSS」
9. 性能比較表
α6600とα6500を比較した一覧表になります。
機種名 | α6600 | α6500 |
---|---|---|
発売時期 | 2019年11月1日 | 2016年12月2日 |
マウント | ソニーEマウント | |
イメージセンサー | APS-C | |
画像処理エンジン | 新世代 BIONZ X | BIONZ X |
画素数 | 2420万画素 | |
ボディ内手ブレ補正 | 5.0段 | |
ISO感度 | 100-32000 拡張:50-102400 |
100-25600 拡張:上限ISO51200 |
ISO AUTO低速限界 | ◯ | |
マルチショットNR | ◯ | |
AF速度 | 0.02秒 | 0.05秒 |
AFエリア | 像面位相差AF:425点 コントラストAF:425点 |
像面位相差AF:425点 コントラストAF:169点 |
動体追従機能 | リアルタイムトラッキング | ロックオンAF |
瞳AF | リアルタイム瞳AF ※動画中(人物)も対応 |
瞳AF |
AF測距検出範囲 (暗所AF) |
EV-2 – 20 | EV-1 – 20 |
ピーキング | ◯ | |
シャッタースピード | 1/4000-30秒、バルブ | |
電子先幕シャッター | ◯ | |
フラッシュ同調速度 | 1/160秒 (フラッシュ装着時) |
1/160秒 |
サイレント撮影 | ◯ | |
フリッカーレス撮影 | – | |
タッチシャッター | ◯ | – |
タッチフォーカス | ◯(タッチトラッキング対応) | ◯ |
スマイルシャッター | – | ◯ |
連写 | Hi+:11コマ/秒 Hi:8コマ/秒 Mid:6コマ/秒 Lo:3コマ/秒 |
|
連写 (サイレント撮影時) |
8コマ/秒 | 3コマ/秒 |
連続撮影枚数 | JPEG(L・ファイン)115枚 ・RAW46枚 ・RAW+JPEG44枚 |
JPEG(L・ファイン)269枚 ・RAW107枚 ・RAW+JPEG100枚 |
ファインダー | 0.39型 約235.9万ドット 倍率 約0.7倍 |
|
ファインダー フレームレート選択 |
STD 60fps / HI 120fps | 1倍、2倍 |
背面液晶モニター | 3インチ (92.16万ドット) |
|
可動液晶モニター | チルト式液晶 (上約180°、下約74°) |
チルト式液晶 (上約90°、下約45°) |
測光範囲 | EV-2 – EV20 | |
ダイナミックレンジ機能 | Dレンジオプティマイザー、 オートHDR |
|
アンチダスト作動 | クリーニングモード実行時 | |
水準器 | ◯ | |
内蔵フラッシュ | – | ◯ |
14bit RAW 出力 | ◯ | |
非圧縮RAW | – | |
カードスロット | シングルスロット SDXC(UHS-I 対応) |
|
リモート機器 | 赤外線リモコン /Bluetoothリモコン |
赤外線リモコン |
Wi-Fi | ◯ | |
NFC | ◯ | |
マルチ/ マイクロUSB端子 |
◯ | |
HDMIマイクロ端子 | ◯ | |
マイク端子 | ◯ | |
ヘッドホン端子 | ◯ | – |
本体内充電/USB給電 | ◯ / ◯ | |
カラー | ブラック | |
マグネシウム合金 | 全面 | トップ、フロント、リア |
防塵防滴仕様 | 防塵・防滴に配慮 | |
撮影可能枚数 (ファインダー /液晶モニター) |
約720枚 /約810枚 |
約310枚 /約350枚 |
バッテリーパック | NP-FZ100 | NP-FW50 |
外形寸法(mm) | 120(幅) 66.9(高さ) 69.3(奥行) |
120(幅) 66.9(高さ) 64.4(奥行) |
重さ(バッテリー、 メモリーカード含む) |
約503g | 約453g |
機種名 | α6600 | α6500 |
---|---|---|
ファイル記録方式 | XAVC S、AVCHD規格 Ver.2.0準拠 | XAVC S、AVCHD規格 Ver.2.0準拠、MP4 |
圧縮形式 | MPEG-4 AVC/H.264 | |
内蔵マイク | ステレオ | |
音声記録方式 | XAVC S: LPCM 2ch AVCHD: Dolby Digital (AC-3) 2ch ドルビーデジタルステレオクリエーター搭載 |
XAVC S: LPCM 2ch AVCHD: Dolby Digital (AC-3) 2ch ドルビーデジタルステレオクリエーター搭載 MP4: MPEG-4 AAC-LC 2ch |
ピクチャー プロファイル(ガンマ) |
Movie、Still、Cine1-4、 ITU709、ITU709 (800%)、 S-Log2、S-Log3、HLG、HLG1-3 |
Movie、Still、Cine1-4、 ITU709、ITU709 (800%)、 S-Log2、S-Log3 |
動画記録 | XAVC S 4K:3840 x 2160(30p, 100M) XAVC S:1920 x 1080(120p, 100M) AVCHD:1920 x 1080(60i, 24M, FX) |
XAVC S 4K:3840 x 2160(30p, 100M) XAVC S:1920 x 1080(120p, 100M) AVCHD:1920 x 1080(60p, 28M, PS) MP4:1920 x 1080(60p, 28M) |
スロー&クイック モーション撮影 |
1920 x 1080 (60p) 1fps~120fps |
|
実動画撮影時 (ファインダー /液晶モニター) |
約140分 /約150分 |
約65分 /約70分 |
連続動画撮影時 (ファインダー /液晶モニター) |
約250分 /約250分 |
約105分 /約105分 ※連続29分制限あり |
10. まとめ
α6600は前モデルα6500に比べて、「リアルタイムトラッキング」というAF性能を強化したこと、バッテリーを大容量にしたことが大きな特徴となっています。
またα6500の発売から3年経っているので、タッチ操作や暗い場所でのピント精度など、細かい性能アップにも手が加えられています。
α6600は小型のボディサイズを維持したまま、さらにハイスペックに進化したカメラとなっています。
- グリップが大型化されて持ちやすい
- ピント合わせが0.02秒とさらに高速化
- リアルタイムトラッキング対応となり、動く被写体に強くなった
- バッテリーが長寿命で720枚も撮れる
- タッチシャッター対応で初心者でも簡単撮影ができる
- 液晶画面が反転して自撮りも可能
- 暗所AFの強化で暗い場所のピント合わせも強くなった
- 動画の連続撮影時間の制限がなくなった
- ヘッドホン端子が追加され、音量をチェックしながらの動画撮影ができる
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