このページでは、無料版と有料版の違いを解説しています。
1番の大きな違いは機能制限があることです。
例えば、「コマンドの行数の制限」「繰り返し回数制限」「!DATASOURCE使用不可」「JavaScript使用不可」などです。
ノーノちゃん
なるほど。無料版なので色々制限があるということだね。
はい!でも実は、無料版で機能制限がないものを使うこともできます。
テイくん
このページの目次
1. 有料版と無料版の違い
まずは下記の表で違いを確認してみましょう。
初心者向け比較表
機能 | 無料版 | 有料版 (エンタープライズ版) |
---|---|---|
ループ回数 (繰り返し再生) |
99回まで | 99,999回まで |
データソース利用 (!DATASOURCEコマンド) |
✕ | ◯ |
コマンドの行数 | 50行まで | 無制限 |
JavaScript | ✕ | ◯ |
タスクスケジューラ (任意の日時に自動起動) |
✕ | ◯ |
機能制限の中で重要な項目のみを抜粋しています。
もう少し違いを確認したい場合は、下記を参照して頂ければと思います。
※iMacros初心者の方はスルー推奨です。
中級者向け比較表
各マークの説明
= Google Chromeブラウザ
= Firefoxブラウザ
= iMacros専用ブラウザ
= Google Chromeブラウザ
= Firefoxブラウザ
= iMacros専用ブラウザ
機能 | 無料版 | パーソナル版 | プロフェッショナル版 | エンタープライズ版 |
---|---|---|---|---|
再生 | ||||
マクロ(.iim) | 50行まで |
|||
暗号化マクロ(.iimx) | ||||
ループ回数 | 99回 | 99,999回 | 99,999回 | 99,999回 |
iMacros専用ブラウザ | ||||
API経由のiMacros | ||||
記憶 | ||||
マクロ(iim) | 50行まで |
|||
暗号化マクロ(.iimx) | ||||
Popup Manager | ||||
他言語 (Flash、Silverlight、Java、Flex) |
||||
画像検索/認識 | ||||
DirectScreen | ||||
自動化とテスト | ||||
タスクスケジューラ | ||||
バッチファイル | ||||
バックグラウンドで実行 (Tray) |
||||
Scripting Interface (API) |
||||
Windows Scripting Host (API) |
||||
MS Office Excel VBA Scripting |
||||
MS .NET (VB.NET、C#、J#、ASP.NET) (API) |
||||
すべての言語 (Microsoft COM) |
◯ | |||
データ入力 | ||||
CSVファイル (!DATASOURCE) |
||||
TXTファイル (!DATASOURCE) |
||||
データベース (API) |
◯ | |||
XMLファイル (API) |
◯ | |||
データ抜き出し | ||||
抜き出し (EXTRACT) |
||||
iMacros API | ||||
サポート | ||||
無料 | コミュニティフォーラム(英語) | |||
購入者限定 (電話、リモート) |
購入から1年間は専門スタッフが対応(英語) 詳しくはこちら(英語)から問い合わせしてください |
|||
価格 | ||||
購入価格 | 無料 | $108.90 | $544.50 | $1094.50 |
補足①
Internet ExplorerもありますがサポートフォーラムがFirefox / Chromeのみため省略しています。 補足②
JavaScriptが使えるのはEnterprise Editionになります。
それとiMacros機能比較チャート(英語)で価格を確認すると
- ドルで購入する場合:$1,094.50
- 日本円で購入する場合:165,000円
現在のレートは1ドル108円計算すると金額が合わないようです。ドルで決済した方が安いのではと思います。
※価格や仕様は2019/11/11時点です。今後変更になる可能性があります。
ノーノちゃん
無料版で残念なのが特に「ループ回数」「コマンドの行数」と「データ入力」だね。
この3つが制限されると、自動化の幅が狭くなります。次の項目で、無料版で快適に使う方法をご紹介します(*^^*)
テイくん
2. 無料版で機能制限をなくす方法
有料版を買わなくても、無料版で有料版(エンタープライズ)に近い状態で使うことができます。
Firefoxブラウザのバージョンをダウングレードして、iMacros8.9.7にするという方法です。
すべて有料版と同じになるわけではありませんが「初心者向け比較表」の機能制限がなく使えます。
機能制限がなく使える項目
- ループ回数
- データソース利用
- コマンドの行数
- JavaScript
※作り方は「JavaScriptの作成方法」を参照 - タスクスケジューラ
※設定方法は「時間指定して自動で動かす」を参照
ダウングレードの方法はこちら
iMacrosに必要なFirefox、SmoothCSVの導入方法と初期設定(保存版)【PART.1】
3. まとめ
おすすめの方法は、まず無料版(ダウングレード)で使ってみる。
そして、使いこなせてきたら結構高いですが有料版を検討する。
まとめ
- 有料版と無料版の違いは機能制限
- ダウングレードすると初期投資が0円