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ウイルス対策ソフトはいらない!個人PCはWindows標準セキュリティで十分な理由とは?

ウイルス対策ソフトはいらない!個人PCはWindows標準セキュリティで十分な理由とは?

このページでは、最近ネットでよく見かける「個人のパソコンにウイルス対策ソフトはいらない」という意見は本当に正しいのか検証しています。

また、現在のサイバーセキュリティの脅威についてや、効果的なセキュリティ対策についても書いていますので、よければご覧くださいね。

ノーノちゃん

ウイルス対策ソフトを入れなくていいのならそれに越したことはないけど大丈夫なの?
結論から言うと使い方によります。たとえば、軽くウェブサイトを閲覧する程度の使い方しかしていない人はウイルス対策ソフトがなくても問題ないです。

ぶたさん

1. ウイルス対策ソフトはいらない理由

市販ウイルス対策ソフトはいらない?

ここでは「ウイルス対策ソフトはいらない」と言われている理由についてご紹介しています。

よく言われているのが以下の3つです。

市販ウイルス対策ソフトはいらない3つの理由
  1. Windows10/11の標準機能で十分
  2. 注意すればウイルス感染は防げる
  3. お金の無駄
それでは一つずつ詳しく解説していきますね。

ぶたさん

①Windows10/11の標準機能で十分

Windows10/11にはセキュリティが標準機能されている
ウイルス対策ソフトはいらない理由その1「Windows10/11の標準機能で十分」

これはWindows10/11に標準搭載されているWindows Defenderがあるので、他のウイルス対策ソフトはいらないという意見です。

以前はWindows Defenderは非常に性能が低かったため、他のセキュリティソフトを導入することが一般的でした。

しかしWindows10以降にセキュリティ機能が強化され、検出率や保護機能などが大幅に改善されました。

そのため、現在ではWindows Defenderだけでもある程度セキュリティ対策をすることができます。

ノーノちゃん

Windows Defenderの性能はどうなの?ウイルスを防げるの?
ウイルス検出率があまり良くありませんので、ウイルスを見逃してしまう危険性があります。

ただし、保護率が非常に高いので悪意のあるプログラムによるシステム変更を防ぐ能力が高いです。

ぶたさん

Windows Defenderの詳細については下記ページで詳しく解説しています。
【全解説】Windows Defenderだけで大丈夫?設定や有効化の方法についても解説!【全解説】Windows Defenderだけで大丈夫?設定や有効化の方法についても解説!

②注意すればウイルス感染は防げる

注意すればウイルス感染は防げる
市販ウイルス対策ソフトはいらない理由その2「注意すればウイルス感染は防げる」

これは危険なサイトを閲覧したり、怪しいソフトをダウンロードしなければ、ウイルス感染することはないという意見です。

実際、ウイルス感染の原因はユーザーの行動によるものが大半です。怪しいリンクを開いたり、怪しい広告をクリックしたことが原因で感染しています。

したがって、そういった危険なサイトにアクセスしない、怪しいリンクは開かないことを心がけるだけで感染リスクを減らすことができます。

実際、セキュリティの専門家や、元2ちゃんねるの管理人であるひろゆき氏なども、怪しいソフトをダウンロードしない限り、ウイルス感染する可能性は低いと述べています。

ノーノちゃん

ひろゆきはセキュリティの専門家じゃないから当てにならないのでは?
ひろゆき氏は「Googleサイバーセキュリティ プロフェッショナル」の認定証を取得しているので、セキュリティに関しては信頼できます。

ぶたさん

③お金の無駄

市販ウイルス対策ソフトはお金の無駄
市販ウイルス対策ソフトはいらない理由その3「お金の無駄」

これはWindows Defenderが標準搭載されているのに、有料のセキュリティソフトを使用するのはお金の無駄だという意見です。

セキュリティソフトは月額課金制のものが多く、一度の支払いで永続的に利用できる買い切りソフトは「ZEROウイルスセキュリティ」しかありません。

ですので、月額100円~400円程度ですが、毎月セキュリティソフトの使用料を支払い続ける必要があります。

ノーノちゃん

確かに永続的に使用料を支払い続けないといけないとこを考えると、無料のWindows Defenderでいいやと思っちゃうね。
確かにそうですね。ただ、万が一ウイルス感染したときの損害を考えると、多少お金がかかっても万全のセキュリティ対策しておきたい気もしますね。

ぶたさん

2. ウイルス対策ソフト不要なのはこんな人

ウイルス対策ソフト不要なのはこんな人

ここでは、セキュリティ対策はWindows Defenderのみで大丈夫なケースをご紹介しています。

基本的に以下のいずれかに当てはまる方は、Windows Defenderだけで問題ありません。

Windows Defenderのみで大丈夫な人
  • 軽くネット閲覧しかしない
  • メールを利用していない
  • Microsoft Edgeを利用している

軽くネット閲覧する程度の使い方

軽くネット閲覧しかしない
軽くネット閲覧する程度の使い方しかしない方はWindows Defenderで十分です。

たとえば、ニュースサイトの閲覧や、ブログのチェックする程度の使い方をしている場合、ウイルス対策ソフトを導入しなくても大丈夫でしょう。

上記でもお伝えしましたが、危険なサイトにアクセスしたり、怪しいソフトをダウンロードしない限り、ウイルス感染リスクは低いです、

通常のウイルスならWindows Defenderで防ぐことができますので、他のセキュリティソフトを導入する必要はありません。

メールを利用していない

メールを利用していない
メールを利用しない方はWindows Defenderで十分です。

メールを利用しない方はウイルス感染するリスクが非常に低いです。

なぜなら、ウイルスの主な感染経路がメールからだと言われているからです。

実際、情報処理推進機構(IPA)によると、2017年のウイルス発見総件数約270万件のうち、約240万件がメールによるものであることが判明しています。

ですので、メールを利用しない方はウイルス感染のリスクが低いため、他のウイルス対策ソフトを入れる必要はありません。

情報処理推進機構(IPA)は四半期ごとにウイルスが見つかった届出件数を公表している。直近5四半期分の推移を見ると、感染経路として最も多いのはメールであることがわかる。

参照元:日経XTECH|コンピュータウイルスの感染経路は5つ

Microsoft Edgeを利用している

Microsoft Edgeを利用している
Microsoft Edgeを利用している方はWindows Defenderで十分です。

Microsoft Edgeとは、マイクロソフトが提供しているウェブブラウザのことです。

Microsoft Edgeでは、Windows Defenderに搭載されている「SmartScreen」機能を使うことができます。

この機能はフィッシング詐欺などの危険性のあるサイトや、悪意のあるプログラムのダウンロードをブロックすることができます。

この事から、Edgeユーザーの場合は他のセキュリティソフトを入れる必要はありません。

3. ウイルス対策ソフト必要なのはこんな人

ウイルス対策ソフト必要なのはこんな人

ここでは、Windows Defender以外のウイルス対策ソフトを導入しておいた方がいいケースをご紹介してします。

以下のいずれかに当てはまる方は、他のウイルス対策ソフトを入れておく事をおすすめします。

ウイルス対策ソフトを導入しておいた方
  • PCに個人情報を入れている
  • ネットバンキングを利用している方
  • 危険なサイトを閲覧する方

PCに個人情報を入れている

PCに個人情報を入れている
PCに個人情報を入れている方は他のウイルス対策ソフトを導入した方がいいでしょう。

Windows Defenderは他のセキュリティソフトと比較して、ウイルス検出率が非常に低いです。

たとえば、Windows Defenderとノートンのウイルス検出率を比較すると以下のようになります。

オフライン
検出率
オンライン
検出率
Windows Defender
Windows Defender
83.1% 99.3%
ノートン
ノートン
91.1% 99.7%

参照元:AV-Comparatives|マルウェア保護テスト2023年3月

一見そこまで差がないように思えますが、ウイルス検出においては、たった0.1%の差でもウイルス感染のリスクが数倍上がると言われています。

そのため、Windows Defenderの検出率の低さは、セキュリティソフトとして致命的だと言わざるをえません。

万全なセキュリティ対策をしたい場合は別のソフトを導入することを強くおすすめします。

ちなみにWindows Defenderは未知のマルウェアを検知できないという欠点もあります。

ぶたさん

ネットショッピングを利用している方

ネットショッピングを利用している方
ネットショッピングやネットバンキングを利用している方は、ウイルス対策ソフトが必要です。

実はここ数年でフィッシング詐欺の被害が急増しています。

フィッシング詐欺とは、実在する企業の偽サイトへ誘導して、クレジットカード番号などの個人情報を盗む犯罪のことです。

よくある手口として、実在する企業を装ったメールやSMSを送り、偽サイトに誘導してIDやパスワードを盗む手法などがあります。

しかし、Windows Defenderには個人情報を流出を防止する機能がないため、こういったフィッシング詐欺を防ぐことができません。

以上のことから、ネットショッピングを利用する方は、フィッシング詐欺対策機能などが備わっているセキュリティソフトを導入しましょう。

国内のフィッシング件数は5年前の96倍以上に、サイバー犯罪はビジネスに変貌

参照元:ダイヤモンド・オンライン|2023.10.23

危険なサイトを閲覧する方

危険なサイトを閲覧する方
危険なサイトとは、海外のアダルトサイトや違法なダウンロードサイトなどのことです。

危険なサイトをよく閲覧するという方は、ウェブシールド機能が搭載されているウイルス対策ソフトが必須です。

ウェブシールド機能とは、危険なサイトにアクセスしようとすると、警告を表示してアクセスをブロックしてくれる機能です。

Windows Defenderには「SmartScreen」という機能がありますが性能が低く、Microsoft Edgeでしか利用できなというデメリットがあります。

ですので、Edge以外のブラウザを使用している方は、ウェブシールド機能が搭載されている別のセキュリティソフトを選びましょう。

4. ウイルス感染リスクについて

ウイルス感染リスク

ここではウイルス感染するリスクがどれくらいあるのかについて解説ししています。

新種マルウェアが1日100万個以上

シマンテック社の報告によると、新種のマルウェア(ウイルス)は、1日あたり100万個以上誕生しているとされています。

その数は年々増加しており、2009年から2015年の6年間で約182倍にも増加していることが明らかになっています。

さらに近年、生成AIにより誰でも簡単にウイルスを作成することができるようになったため、これまで以上に脅威が増す可能性が高いです。

同社が2015年に世界で確認した新種マルウェア(亜種を含む)は4億3055万5582種類に上る。1日あたりでは117万9000の新種が出現しており、「100万円の札束を毎日積み上げていくような事態」(マネージドセキュリティ日本統括の滝口博昭氏)という。なお、2009年の新種マルウェアは236万1414種で、6年間で約182倍に増加した。

参照元:ITmedia エンタープライズ

ノーノちゃん

毎日100万個以上のマルウェアが誕生しているなんて恐ろしいね。
そうですね。だからこそ新種のマルウェアに対応しているセキュリティソフトを選ぶことが重要です。

ぶたさん

フィッシング詐欺被害が過去最悪

実はコロナ以降、フィッシング詐欺の被害件数が急増しています。

日本経済新聞によると、2023年の不正送金被害額は87億円にも上り、過去最悪の被害額となっています。

さらに、その手口も巧妙化してきており、比較的ネットリテラシーが高いとされている10代~30代の若い世代も被害にあっています。

もはやフィッシング詐欺は個人で完全に防ぐことが難しいため、対策機能を備えたセキュリティソフトの導入をおすすめします。

ネット不正送金の被害5.7倍 昨年87億円(フィッシング増加、件数も最多5578件)
 
2023年のインターネットバンキングの不正送金被害が前年比5.7倍の約87億3千万円に上り、過去最悪を大幅に更新したことが14日、警察庁のまとめで分かった。これまでの最多は15年の約30億7千万円だった。
 
警察庁は金融機関などの偽サイトに誘導してログイン情報を盗み取るといった「フィッシング」の増加が背景にあるとみて摘発や抑止策を急ぐ。
参照元:日本経済新聞|2024年3月14日

ノーノちゃん

フィッシング詐欺対策機能を備えたセキュリティソフトなんてどうやって探せばいいの?
ウェブシールド機能が搭載されているソフトを選びましょう。次の項目でご紹介していますのでよければご覧ください。

ぶたさん

5. おすすめのセキュリティソフト

おすすめのセキュリティソフト

「セキュリティソフトはたくさん種類があってよく分からない…」という方が多いと思います。

そこで、ここではセキュリティ対策に重要な7つのポイントが優れているソフトをご紹介していきます。

セキュリティソフトに必要な7つのポイント
  1. ウイルス検出率の高さ
  2. システム保護率の高さ
  3. 誤検出数の低さ
  4. ランサムウェア対策のスコアの高さ
  5. ファイアウォール機能の有無
  6. ウェブシールド機能の有無
    (フィッシング詐欺対策機能の有無)
  7. 動作の軽さ
著者の主観ではなく、第三者評価機関のデータを基にした客観的な情報をお届けしますので、よければ参考にしてください。

ぶたさん

第三者評価機関とは、ウイルス対策ソフトの性能テストや、サイバーセキュリティの研究を行っている独立機関です。

このページでは世界三大評価機関である「AV-Comparatives」のテストデータを引用しています。

引用元を確認したい方はこちらをご覧ください。
参考 Malware Protection Test March 2023AV-Comparatives

Avast無料版

Avast無料版(アバスト無料版)

ソフト名 Avast無料版(アバスト無料版)
運営 Avast Software社
運営年月 1988年
オフライン検出率【オフライン検出率】

ネットが繋がっていない状態でウイルス検出できた割合

99.30%
オンライン検出率【オンライン検出率】

ネットが繋がっている状態でウイルス検出できた割合

99.50%
保護率【保護率】

悪意のあるプログラムによるシステム変更を防げた割合

99.97%
誤検出数【誤検出数】

通常なファイルをウイルスと誤って検出した数

2件
ランサムウェア対策【ランサムウェア対策】

身代金ウイルスを防ぐ機能

27/30
(保護スコア:30点満点)
ファイアウォール【ファイアウォール】

通信の許可や、不正アクセスなど外部からの攻撃を守る機能

ウェブシールド【ウェブシールド】

危険なサイトを察知してブロックする機能(フィッシング詐欺などを防ぐ機能)

メールスキャン【メールスキャン】

メールに添付されたファイルやURLが安全かどうか調べる機能

動作の軽さ 軽い
料金 無料
公式 Avast無料版公式サイト

 
Avast無料版(アバスト無料版)は、世界で最も利用者が多いウイルス対策ソフトの一つです。

ウイルス検出率の性能は業界トップクラスで、ウイルスを見逃さない独自の検知システムが高く評価されています。

また、最新のヒューリスティック検知システムを採用しているため、未知のウイルスを防ぐことができます。

ファイアウォール機能がないため、他のセキュリティソフトと併用しなければならないデメリットがありますが、非常におすすめのソフトです。

\完全無料で使える!/

Norton(ノートン)

Norton(ノートン)

ソフト名 Norton(ノートン)
運営 株式会社ノートンライフロック
運営年月 1991年
オフライン検出率【オフライン検出率】

ネットが繋がっていない状態でウイルス検出できた割合

91.1%
オンライン検出率【オンライン検出率】

ネットが繋がっている状態でウイルス検出できた割合

99.7%
保護率【保護率】

悪意のあるプログラムによるシステム変更を防げた割合

99.99%
誤検出数【誤検出数】

通常なファイルをウイルスと誤って検出した数

3件
ランサムウェア対策【ランサムウェア対策】

身代金ウイルスを防ぐ機能

30/30
(保護スコア:30点満点)
ファイアウォール【ファイアウォール】

通信の許可や、不正アクセスなど外部からの攻撃を守る機能

ウェブシールド【ウェブシールド】

危険なサイトを察知してブロックする機能(フィッシング詐欺などを防ぐ機能)

メールスキャン【メールスキャン】

メールに添付されたファイルやURLが安全かどうか調べる機能

動作の軽さ 普通
料金 月額322円~
公式 ノートン公式サイト
↑今なら60日間返金保証あり!

 
Norton(ノートン)は、長年にわたりセキュリティソフトの世界シェア1位に君臨し続けている定番ソフトです。

これ1本ですべてのセキュリティ対策ができるオールインワン製品で、あらゆる脅威からパソコンを保護してくれます。

言うまでもありませんが性能は最高クラスで、ウイルス検出率が高く、誤検知数が少ないという非常に高い精度を誇ります。

少し値段が高いですが、万全のセキュリティ対策をしたいという方はノートンを選びましょう。

\今なら60日間返金保証あり/

ESET(イーセット)

	ESET(イーセット)

ソフト名 ESET(イーセット)
運営 Canon ITソリューションズ株式会社
運営年月 1987年
オフライン検出率【オフライン検出率】

ネットが繋がっていない状態でウイルス検出できた割合

97.4%
オンライン検出率【オンライン検出率】

ネットが繋がっている状態でウイルス検出できた割合

97.4%
保護率【保護率】

悪意のあるプログラムによるシステム変更を防げた割合

99.94%
誤検出数【誤検出数】

通常なファイルをウイルスと誤って検出した数

0件
ランサムウェア対策【ランサムウェア対策】

身代金ウイルスを防ぐ機能


(テスト不参加のため性能は不明)
ファイアウォール【ファイアウォール】

通信の許可や、不正アクセスなど外部からの攻撃を守る機能

ウェブシールド【ウェブシールド】

危険なサイトを察知してブロックする機能(フィッシング詐欺などを防ぐ機能)

メールスキャン【メールスキャン】

メールに添付されたファイルやURLが安全かどうか調べる機能

動作の軽さ 非常に軽い
料金 月額192円
公式 ESET(イーセット)公式サイト
↑今なら最大21%OFFで申し込み可能!

 
ESET(イーセット)は、全世界の1億1千万ユーザーから支持されている大人気セキュリティソフトです。

ウイルス検出に特化しており、非常に高い検出率を保ちながら、誤検知数0件という信じられない結果を残しています。

多くのウイルス対策ソフトが正常なファイルをウイルスと誤認して削除してしまうことがありますが、ESETはそういった心配がありません。

また、第三者評価機関AV-Testのテストにおいて「防御力」「検出力」「軽さ」「使いやすさ」の4項目すべて満点を獲得するほど評価が高いです。

月額わずか192円程度で利用できるため、強固なセキュリティ対策をしたいけど、コストをかけたくないという方におすすめです。

\今なら最大21%OFFで申し込み/

6. よくある質問

ウイルス対策ソフトに関するよくある質問

ここではセキュリティソフトに関するよくある質問をご紹介しています。

Macにウイルス対策ソフトは不要?

Macにウイルス対策ソフトは必要です。

「Macはセキュリティ機能が高いのでウイルス感染しない」という説がありますが、これは完全に誤った情報です。

確かに、Windowsと比べてMacはウイルス感染するリスクは低いですが、まったく感染しないわけではありません。

実際、TD SYNNEX社のレポート「2024 State of Malware」によると、OS別マルウェア感染の割合を見ると約11%がMacOSとなっています。

データからも分かるように、Macユーザーもウイルス感染するリスクは十分あるということです。

大切なデータやデバイスを守るために、セキュリティ対策ソフトを導入して置くことをおすすめします。

スマホにウイルス対策ソフトは不要?

スマホにウイルス対策ソフト不要です。

なぜならAndroid、iPhoneともに以下のように、3つのセキュリティ対策が施されているからです。

現在のスマホは、端末内のデータがすべて暗号化される仕組みになっています。

そのため、外部から情報を盗み見たり、マルウェアで情報を読み取ることができないようになっています。

【iOSの場合】
App Storeではアプリの審査が非常に厳しく、悪意のあるコードが含まれていないか、プライバシーの侵害をしていないかなど厳しくチェックされます。

少しでも規約に違反していた場合、審査落ちにになり、アプリをストアに掲載することはできません。

そのため、App Storeには安全性の高いアプリしか掲載されていませんので、ウイルス感染する心配がありません。
 
【Androidの場合】
GooglePlayでは「Google Playプロテクト」というセキュリティ機能があり、アプリの安全性を確保しています。

ストアからアプリをダウンロードする際、アプリに危険性がないかチェックしたり、不審な動きをした場合に無効化や削除したりします、

ですので、ウイルス感染する可能性は低いです。

スマホはサンドボックス構造を採用しているため、ウイルス感染しにくい仕組みになっています。

サンドボックスとは、かんたんにいうとシステムから隔離された仮想空間のことです。

たとえば、パソコンでウイルスが含まれているファイルを実行すると、システムが書き換えられたり、パソコン内の情報を盗み取られたりしますよね。

しかしスマホの場合、システムとは隔離された仮想空間でアプリが実行されるため、もしウイルスが含まれていてもシステムなどに影響がありません。

したがってスマホではウイルス対策ソフトは不要です。

Windows10/11のセキュリティ優秀?

結論から言うと、Windows 10/11のセキュリティ機能は完全ではありません。

ネット上では、Windows 10以降のWindowsのセキュリティ対策機能がかなり向上したと言われています。

実際、通常のマルウェア(ウイルス)であれば、防いだり駆除することができる機能を持っています。

しかし、Windows Defenderには未知のマルウェアを検知することができないという欠点があります。

新種のマルウェアが1日100万個以上誕生している現在、この欠点はセキュリティソフトにおいて致命的と言っても過言ではありません。

無料セキュリティソフトはダメなの?

無料のセキュリティソフトでも問題ありません。

アバストやAVGなどの無料セキュリティソフトは性能が非常に高く、有料ソフトと比べても遜色ないレベルです。

これらのソフトは、第三者評価機関が行っているテストで検出率、保護率ともにトップクラスの結果を出しています。

ただし、無料ソフトはプライバシー面での問題があります。

たとえば、アバストは過去にユーザーの閲覧データなどを第三者に販売し、アメリカの連邦取引委員会(FTC)から、約25億円の罰金を科せられた過去があります。

ネット閲覧履歴やカード番号などの個人情報を収集されたくない方は、無料ソフトの使用を避けた方がいいでしょう。

「Avast」がブラウザの閲覧データを販売したとして約25億円の罰金を科される
参照元:Gigazine|2024年02月26日

マカフィーの性能はどうなの?

残念ながらMcAfee(マカフィー)の性能は高くありません。

下記の第三者評価機関のデータを見れば分かりますが、マカフィーはWindows Defenderと同程度の検出率です。

ウイルス検出率を重視している方は選択肢から外したほうがいいかもしれません。

オフライン
検出率
オンライン
検出率
Windows Defender 83.1% 99.3%
McAfee 89.6% 99.7%

※引用元:Malware Protection Test March 2023|AV-Comparatives

ノーノちゃん

マカフィーを選ぶメリットはあるの?
マカフィーは「使いやすい」「機能が多い」「利用台数が無制限」「サポート体制が万全」などのメリットがあります。

ぶたさん

セキュリティソフト不要論増えた理由

セキュリティソフト不要論を唱える人が増えた理由は次のように2つあります。

Windows10/11では、Windows標準セキュリティ機能が強化され、以前と比べ物にならないほど性能がアップしています。

ランサムウェアの防止機能や、AIによるクラウドベースの保護機能など、最新のセキュリティ機能も搭載されています。

このように、Windows Defenderにはセキュリティ対策に必要な機能が十分に備わっており、これがセキュリティソフト不要論が増えた一因となっています。

YouTuberやWEBライターなどは、アクセスを稼ぐために様々な工夫をしています。

そのひとつが、人目を引くために過激なタイトルや、常識を否定するタイトルを付ける手法です。

たとえば、世間一般的に納豆が体に良いというイメージですが、下記のような常識と逆のタイトルの記事があると気になりますよね。

【新事実】実は納豆は体に悪い!食べると◯◯になる!?

これと同じように、セキュリティソフト不要論もアクセス稼ぎのために使われている事が多いです。

7. まとめ

ウイルス対策ソフトはいらないまとめ

結論をいうと、市販のウイルス対策ソフトがいるかどうかはパソコンの使い方によります。

YouTubeで動画を見たり、軽くネット閲覧する程度の使い方であれば、市販のソフトを導入する必要はありません。

一方、ネットショッピングやネットバンキングなどを利用している方は、Windows Defenderでは少し心配かもしれません。

近年、マルウェアによって個人情報を盗まれるだけでなく、サイバー攻撃の踏み台としてあなたのパソコンが使われてしまうこともあります。

知らない間に犯罪に加担してしまったという事例もありますので、セキュリティ対策を万全にしておくことをおすすめします。

料金 検出率
(オフライン)
検出率
(オンライン)
保護率 誤検知数 ランサムウェア ファイアウォール ウェブシールド メールスキャン 動作の軽さ
Avast無料版 無料 99.30% 99.50% 99.97% 2件 27/30 軽い
ノートン 月額322円~ 91.10% 99.70% 99.99% 3件 30/30 非常に軽い
ESET 月額191円~ 97.40% 97.40% 99.94% 0件 テスト不参加 普通