このページでは、Windows DefenderとZEROスーパーセキュリティを徹底比較しています。
主観ではなく、信頼できる第三者評価機関のデータを基づき比較をしていますので参考にしてみてください。
ノーノちゃん
ぶたさん
社名 | ソースネクスト株式会社 |
---|---|
設立日 | 1996年8月2日 |
業種 | 情報・通信 |
業務内容 | PCソフト・ハード製品の開発、販売 |
上場市場 | 東京証券取引所プライム市場 |
証券コード | 4344 |
主な製品 | ・ポケトーク(翻訳機) ・筆まめ ・宛名職人 など |
ソースネクスト株式会社は、1996年に設立されたPCソフトやハードウェアなどの開発と販売を行っている企業です。
主な取り扱い製品は、大人気はがき作成ソフト「筆まめ」や、次世代型AI通訳機「ポケトーク」などがあります。
上場基準が非常に厳しいプライム市場に上場しているため、日本で最も信頼性の高い企業の一つだと言っても過言ではありません。
このページの目次
1. Windows DefenderとZEROスーパーセキュリティ
ここでは、Windows DefenderとZEROスーパーセキュリティの詳細情報を載せています。
Windows Defender
ソフト名 | Windows Defender (ウインドウズ・ディフェンダー) |
---|---|
運営会社 | Microsoft |
提供開始年 | 2006年10月25日 |
開発元 | アメリカ |
主な機能 | ウイルス対策 リアルタイム保護 アカウント保護 クラウドベースの保護 ファイアウォール ランサムウェア対策 保護者機能 |
対応OS | Windows |
料金 | 無料 |
公式 | マイクロソフト公式サイト |
Windows Defenderは、2006年にリリースされたマイクロソフトが運営する無料アンチウイルスソフトです。
強力な7つのセキュリティ機能が備わっており、悪意のあるプログラムや外部からの侵入などを防ぐことができます。
さらに、クラウド保護などの最新機能が搭載されているため、従来のシステムでは検知できなかった脅威を検知することができます。
ぶたさん
ZEROスーパーセキュリティ
ソフト名 | ZEROスーパーセキュリティ |
---|---|
運営会社 | ソースネクスト株式会社 |
提供開始年 | 2011年12月12日 |
開発元 | 日本・ルーマニア |
主な機能 | ウイルス対策 人工知能検知システム アプリケーション監視 リアルタイム保護 アカウント保護 webカメラ保護 迷惑メール対策 SNSリンクチェック 個人情報の流出防止 フィッシング詐欺対策 独自VPN(200MB/日) ファイアウォール ランサムウェア対策 脆弱性チェック オンラインからの攻撃防御 保護者機能 |
対応OS | Windows |
料金 | 4,950円/1台 |
公式 | ZEROスーパーセキュリティ公式サイト |
ZEROスーパーセキュリティは、全国の家電量販店で12年連続販売本数No.1の大人気セキュリティソフトです。
Bitdefender製の最先端ウイルスAI検知システムを採用しており、防御力は世界トップクラスを誇ります。
従来のウイルスはもちろん、未知のウイルスにも対応しているため、瞬時に解析してブロックすることが可能です。
また、フィッシング詐欺対策や個人情報の流出防止機能なども優れており、ネットバンキングなどを安全に利用することができます。
多くのセキュリティソフトが継続課金制ですが、ZEROスーパーセキュリティは買い切り型のため、一度購入すれば一生使い続けることができます。
さらに、購入後も更新が無料で行えるため、常に最新の状態でセキュリティ対策が可能です。
ぶたさん
2. Windows DefenderとZEROスーパーセキュリティ性能比較
ここでは、Windows DefenderとZEROスーパーセキュリティの性能を徹底比較しています。
世界で最も権威のある第三者評価機関「AV-Comparatives」「AV-TEST」のテストデータを基に、比較していますので参考にしてみてください。
第三者評価機関とは、セキュリティソフトの性能テストや評価を行っている独立系組織のことです。
「AV-Comparatives」と「AV-TEST」は世界で最も権威のある評価機関の一つと言われており、各国の主要メディアがデータを引用するほど信頼性が高いです。
日本では共同通信などをはじめ、多くのメディアがそのデータを引用しています。
AV-Comparativesは、セキュリティーソフトウエア製品やモバイルセキュリティーソリューションの有効性を検証する体系的テストを提供する独立テスト機関です。
参照元:共同通信|KYODO NEWS PRWIRE
①検出率
ソフト名 | オフライン 検出率 |
オンライン 検出率 |
---|---|---|
Windows Defender | 63.1% | 97.5% |
ZEROスーパーセキュリティ | 96.1% | 96.1% |
参照元:AV-Comparatives|Malware Protection Test March 2024
検出率とは、セキュリティ対策ソフトがウイルスなどの悪意のあるプログラムを、どれだけ検出できたかを表す割合です。
かんたんに言うと、この割合が高いほどウイルスからパソコンを守る能力が高いということになります。
ZEROスーパーセキュリティの検出率は約96%ですので、100個中96個のウイルスを検出できるということです。
一方、Windows Defenderの検出率は約63%です。これは100個中37個のウイルスを見逃してしまうということになります。
したがって、万全なセキュリティ対策をしたい場合はZEROスーパーセキュリティがおすすめです。
②誤検知数
ソフト名 | ウイルス 誤検出数 |
---|---|
Windows Defender | 32件 |
ZEROスーパーセキュリティ | 6件 |
参照元:AV-Comparatives|Malware Protection Test March 2023
誤検知数とは、セキュリティ対策ソフトが正常なファイルをウイルスだと誤って検知した件数のことです。
この件数が少ないほど検知システムの精度が良く、件数が多いほど精度が悪いことになります。
第三者評価機関AV-Comparativesでは、誤検知のテスト結果を以下のような5段階で評価しています。
誤検知数 | 評価 |
---|---|
0~1件 | 全くない |
2~10件 | 少ない |
11~30件 | 多い |
31~60件 | 非常に多い |
61~***件 | 驚くほど多い |
ZEROスーパーセキュリティの誤検知数は6件ですので、少ないという評価になります。
一方、Windows Defenderは誤検知数が32件もあります。これはセキュリティ対策ソフトの中でもかなり多いです。
過去に誤検知によってWindowsのシステムファイルを削除されたという事例もありますので、検知精度の低いセキュリティ対策ソフトはおすすめできません
③保護率
ソフト名 | オンライン 保護率 |
---|---|
Windows Defender | 99.94% |
ZEROスーパーセキュリティ | 99.92% |
参照元:AV-Comparatives|Malware Protection Test March 2024
保護率とは、悪意のあるプログラムなどからパソコンをどれだけガードできたかを示す割合です。
この保護率が高いほどセキュリティ対策ソフトの防御性能が優れていることになります。
AV-Comparativesの保護率テストの平均パーセンテージが99.78%ですので、両ソフトとも非常に高い水準と言えます。
ノーノちゃん
ぶたさん
④ファイアウォール
ソフト名 | ファイアウォール |
---|---|
Windows Defender | ◯ |
ZEROスーパーセキュリティ | ◯ |
ファイアウォールとは、ネットワーク通信の監視と制御や、外部からの侵入をブロックすることができる機能です。
分かりやすく例えると、玄関ドアのようなもので許可した人のみ出入りできるようにしたり、泥棒の侵入を防ぐことができます。
ファイアウォールの性能に関しては、両ソフトとも大きな違いはありませんが、Windows Defenderは設定が難しいというデメリットがあります。
セキュリティ知識のない方は、シンプルで使いやすいZEROスーパーセキュリティがいいでしょう。
⑤ランサムウェア対策
ソフト名 | ランサムウェア対策 |
---|---|
Windows Defender | 45% |
ZEROスーパーセキュリティ | 45% |
ランサムウェアとは、パソコン内のデータを不正に暗号化し、元に戻すために身代金を要求するマルウェアのことです。
こちらに関しては、Windows DefenderとZEROスーパーセキュリティともに性能がほぼ変わらないです。
どちらのソフトも平均的なランサムウェア対策の機能が備わっていますので、しっかりとガードしてくれます。
ノーノちゃん
ぶたさん
ランサムウェアの危険性について紹介
2件目は個人が狙われたケースを紹介します。メッセンジャーアプリからウイルス感染し、使用していたパソコンがロックされ身代金を支払いました。スマートフォンの普及に合わせて、個人を狙った被害も多発しているのでセキュリティには注意が必要です。参照元:NTT東日本公式サイト|コラム
⑥フィッシング詐欺対策
ソフト名 | 詐欺サイト ブロック率 |
誤判定 |
---|---|---|
Windows Defender | ― (テスト不参加) |
― (テスト不参加) |
ZEROスーパーセキュリティ | 89% | 0件 |
参照元:AV-Comparatives|Anti-Phishing Certification Bitdefender 2024
フィッシング詐欺とは、偽サイトに誘導してIDやパス、クレジットカードなどの個人情報を盗み取る詐欺のことです。
Windows Defenderは、Smartscreenというフィッシング詐欺対策機能が搭載されていますが、テストに不参加のため性能は不明です。
一方、ZEROスーパーセキュリティは詐欺サイトブロック率89%、誤判定0件という非常に優秀な成績を収めています。
ネットバンキングなど利用する方はZEROスーパーセキュリティの方が安全でしょう。
⑦迷惑メール対策
ソフト名 | 迷惑メール対策 |
---|---|
Windows Defender | ◯ |
ZEROスーパーセキュリティ | ◯ |
迷惑メール対策機能とは、フィッシング詐欺の疑いがあるメールや、ウイルスなどが添付されたメールをブロックする機能です。
どちらのソフトにも迷惑メール対策機能が搭載されており、危険なメールをブロックしてくれます。
ノーノちゃん
ぶたさん
情報処理推進機構(IPA)は四半期ごとにウイルスが見つかった届出件数を公表している。直近5四半期分の推移を見ると、感染経路として最も多いのはメールであることがわかる。
⑧動作の軽さ
ソフト名 | 動作の軽さ |
---|---|
Windows Defender | 18.6点 |
ZEROスーパーセキュリティ | 6.9点 |
参照元:AV-Comparatives|Performance Test October 2023
AV-Comparativesのパフォーマンステストでは、セキュリティソフトがシステムに与える影響を基準に評価しています。
このテストでは、点数が低いほど動作が軽く、点数が高いほど動作が重いということを示しています。
Windows Defenderは18.6点、ZEROスーパーセキュリティは6.9点なので、ZEROスーパーセキュリティの3倍近く動作が軽いことになります。
⑨料金
ソフト名 | 料金 |
---|---|
Windows Defender | 無料 |
ZEROスーパーセキュリティ | 4,950円/1台 |
こちらは各ソフトの料金の比較になります。
Windows Defenderは完全無料で利用することができますので、無料でセキュリティ対策をしたい方におすすめです。
ZEROスーパーセキュリティは4,950円かかりますが、他のセキュリティソフトのように年間課金制ではなく、買い切りソフトとなっています。
そのため一度購入すれば追加料金なしで使い続けることができるので非常におトクです。
比較表
Windows Defender |
ZEROスーパー セキュリティ |
|
---|---|---|
オフライン検出率 | 63.1% | 96.1% |
オンライン検出率 | 97.5% | 96.1% |
保護率 | 99.94% | 99.92% |
誤検出数 | 32件 | 6件 |
ファイアウォール | ◯ | ◯ |
ランサムウェア対策 | 45% | 45% |
フィッシング詐欺対策 (ブロック率) |
― (テスト不参加) |
89% |
メールスキャン | ✕ | ◯ |
動作の軽さ | 普通 | 軽い |
料金 | 無料 | 4,950円/1台 |
公式 |
3. どちらのソフトにすべき?
どちらのソフトを選ぶべきかは、ユーザーのパソコンの使い方によって変わります。
ここでは、それぞれのソフトごとのおすすめする理由を紹介していますので、参考にしてみてください。
Windows Defenderがおすすめな人
- 最低限のセキュリティ対策で構わない
- ネットショッピングやネット銀行を利用しない
- 個人情報をパソコンに入れていない
- セキュリティにお金をかけたくない
ZEROスーパーセキュリティがおすすめな人
- 強固なセキュリティ対策をしたい
- ネットショッピングやネット銀行を利用する
- 個人情報を流出を防ぎたい
- フィッシング詐欺対策機能がほしい
4. よくある質問
ここでは、Windows DefenderとZEROスーパーセキュリティに関するよくある質問をご紹介しています。
Windows Defenderだけで大丈夫?
軽くネットを閲覧する程度のパソコンの使い方であれば、Windows Defenderだけで大丈夫です。
基本的に、現在では怪しいサイトを開かない限り、ウイルス感染する確率は低いので有料のセキュリティソフトは必要ありません。
ただし、Windows Defenderはフィッシング詐欺対策ができないので、ネットショッピングやネットバンキングなど利用する方は、セキュリティソフトを導入した方がいいでしょう。
【全解説】Windows Defenderだけで大丈夫?設定や有効化の方法についても解説!
Windows Defenderと併用できる?
併用することは可能ですがおすすめできません。
なぜなら、同じ機能を持ったセキュリティソフトを併用すると、ソフト同士がお互いに干渉し合い動作が不安定になるからです。
Windows DefenderとZEROスーパーセキュリティに限らず、複数のセキュリティソフトの併用すると、性能が低下する恐れがあるので推奨されていません。
実際、検出力が低下したなどの報告も多数ありますので併用は止めておきましょう。
ぶたさん
ZEROスーパーセキュリティなぜ安い?
ZEROスーパーセキュリティが安い理由は、BitDefenderのOEM商品だからです。
OEM商品とは、他の企業が開発・製造した商品を自社ブランドで販売することを指します。
たとえば、ニトリのオリジナル家電はニトリが製造しているのではなく、ハイセンスなどの中国メーカーが製造しています。
他社に製造を委託する理由は、自社で開発するよりも手間やコストを大幅に削減できるためです。
同様に、ZEROスーパーセキュリティも他社が開発しているため、コストがかからない分、安く提供できるのです。
ZEROウイルスセキュリティとZEROスーパーセキュリティの違いは?
「ZEROウイルスセキュリティ」と「ZEROスーパーセキュリティ」主な違いは以下のようになります。
ZEROウイルス セキュリティ |
ZEROスーパー セキュリティ |
|
---|---|---|
検出システム | K7 TotalSecurity製 | Bitdefender製 |
ウイルス対策 | ◯ | ◯ |
ファイアウォール | ◯ | ◯ |
SNS対策 | ✕ | ◯ |
ネット決済保護 | ✕ | ◯ |
パフォーマンス最適化 | ✕ | ◯ |
Wi-Fi安全チェック | ◯ | ◯ |
マイク保護 | ✕ | ◯ |
VPN接続 | ✕ | ◯ |
保護者機能 | ✕ | ◯ |
料金 | 2,970円 | 4,950円 |
公式 |
「ZEROウイルスセキュリティ」は、必要最低限のセキュリティ機能が備えられたバージョンです。動作が軽く、リーズナブルな価格が特徴です。
コストパフォーマンスを重視し、基本的なセキュリティ対策ができれば十分と考える方におすすめです。
「ZEROスーパーセキュリティ」は、すべての機能が搭載されたハイグレードバージョンです。
万全なセキュリティ対策と安心を求める方は、ZEROスーパーセキュリティを選ぶことをおすすめします。
5. まとめ
評価機関のデータを基に両ソフトを比較しましたが、ZEROスーパーセキュリティの方が性能が高いという結果になりました。
Windows Defenderの性能は悪くありませんが、誤検知数が多すぎるなどセキュリティソフトとして致命的と言わざるを得ません。
対してZEROスーパーセキュリティは総合的に性能が良く、ウイルス検出の精度も非常に高いです。
万全なセキュリティ対策をしたい場合はZEROスーパーセキュリティがおすすめです。