Lightroomを導入する場合、料金プランを決めることになります。
このページではプランの選び方や価格、選ぶポイントを解説しています。
ノーノちゃん
コヤくん
このページの目次
1. プランは3つから選択
パソコンからLightroomの購入手続きをすると、このような3プランが表示されます。
それぞれの特徴を解説していきます。
Lightroom(1TB)プラン
- 使用アプリ:Lightroom(モバイル版・WEB版含む)・Lightroom Classic
- 月額料金:1,480円/月
- クラウド容量:1TB
- 難易度:初級
特徴
LightroomとLightroom Classicが使用できるプランとなっています。
カメラを始めて写真の編集・レタッチがしたくなったら、このプランに加入しましょう。
写真をクラウドに一元化するLightroomは、場所を問わずパソコン・スマホ・タブレットから利用できますし、自宅のパソコンでじっくりレタッチしたい場合はLightroom Classicを使うことができます。
- 自宅でじっくりレタッチしたい
- 外でもスマホやタブレットでレタッチしたい
LightroomとLightroom Classicの違いはこちらで解説しています。
Lightroom CCとLightroom Classicの違い【超初心者向け】
Photography(1TB)プラン
- 使用アプリ:Lightroom(モバイル版・WEB版含む)・Lightroom Classic・Photoshop(iPad版含む)
- 月額料金:2,380円/月
- クラウド容量:1TB
- 難易度:中級
※2025年1月15日より現行の料金プランに改定され、旧フォトプラン20GBは提供が終了しました。
特徴
上記Lightroom(1TB)プランの内容に加え、Photoshop(iPad版含む)も使えるプランになります。
Photoshopはプロのデザイナーが業務で使用する画像加工ソフトで、写真のレタッチを考えるとPhotoshopは使用しなくても基本は問題ありません。
ただ人物の切り抜きなどを行う場合、Photoshopは髪の毛など非常に細かい部分まで選択して切り抜きができるので、このような用途がある場合はPhotoshopが役立つことになります。
- 高度な画像編集ができるPhotoshopも使いたい
- 業務でPhotoshopを使用している方がLightroomも使いたい場合
LightroomとPhotoshopの違いはこちらで詳しく解説しています。
LightroomとPhotoshopの違い 使い分けを実例で解説
Creative Cloudコンプリートプラン
- 使用アプリ:Lightroom・Lightroom Classic・Photoshop・illustratorなどAdobeの全ソフト
- 月額料金:7,780円/月
- クラウド容量:100TB
- 難易度:上級
特徴
アドビのソフト20以上がセットになったプランで、対象ユーザーはデザイナー・クリエイター向けになります。
Lightroomなどの画像編集アプリに加え、イラスト制作のillustrator、高度な画像編集ができるPhotoshop、映像制作のPremiere Proなどプロ向けのセットとなっています。
初年度半額キャンペーン中は、初年度はお得に使うことができます。
Illustrator | InDesign | Adobe XD |
Acrobat Pro | Animate | Dreamweaver |
Premiere Pro | Premiere Rush | After Effects |
Dimension | Audition | InCopy |
Media Encoder | Character Animator | Prelude |
Fuse | Bridge |
- アドビのアプリケーションをたくさん使いたい
- クリエイターを目指している
クラウドの容量
クラウド容量はLightroomを扱うプランは1TBが用意されています。
1TBで保存できる写真(RAWデータ)の枚数は、だいたいこのようになります。
1200万画素 (iPhone DNG) |
2000万画素 | 2400万画素 | 3200万画素 | 4500万画素 | 6000万画素 | |
---|---|---|---|---|---|---|
1TB | 83,333枚 | 43,478枚 | 40,000枚 | 28,571枚 | 22,222枚 | 8,333枚 |
近年は2400万画素~6000万画素のカメラが主流となっていて、6000万画素だと足りないと思いますが、2400万画素であれば十分な枚数かと思います。
プラン一覧
3つのプランの特徴をまとめると、このようになります。
Lightroom | photography | コンプリートプラン | |
---|---|---|---|
難易度 | 初級 | 中級 | 上級 |
使い方 | PC・モバイル | PC・モバイル | ー |
Lightroom ※モバイル版含む |
◯ | ◯ | ◯ |
Lightroom Classic | ◯ | ◯ | ◯ |
Photoshop | ー | ◯ | ◯ |
その他主要アプリ | ー | ー | ◯ |
クラウド容量 | 1TB | 1TB | 100GB |
料金 | 1,480円/月(1TB) | 2,380円/月(1TB) | 7,780円/月(100GB) |
※2025年3月時点の情報です。
各プランの購入手順はこちらでまとめています。
【Lightroom 購入方法】ダウンロード~インストールを解説
ノーノちゃん
コヤくん
2. Lightroomモバイルの料金
スマホ・タブレットでは、アプリストアからLightroom mobileをインストールすることができます。
Adobeアカウントを作成することで無料で使用できますが、フル機能が使える有料版に移行することもできます。
違いはこのようになっています。
無料版 | 有料版 (Lightroom premium) |
|
---|---|---|
料金 | 0円 | 560円/月 5,500円/年 |
RAW編集 | × | ◯ |
機能 | 制限あり | フル |
※2020年12月時点の料金です
有料版は1か月単位の月間支払いと、年間払いの2種類が用意されています。
機能面では有料版はRAW現像に対応していて、無料版では使えない部分補正・修復・ジオメトリなど細かい編集ができるようになっています。
(Adobe公式サイトに詳しく書かれています)
無料版で星マークがついている機能をタップすると、有料のプレミアム版が案内されてアップグレードできます。
ただ無料版でも明るさやホワイトバランスなど基本レタッチはできるので、実際に試してから有料版を検討するのがよいと思います。
ノーノちゃん
コヤくん
3. よくある質問
ここではLightroomプラン・photographyプラン・コンプリートプランで気になる疑問をまとめています。
クラウド容量は増やせる?
どのプランも、追加料金でクラウド容量を増やすことができます。
容量:3TB・10TB・15TBから選択
写真をよく撮る人の場合、1TBではすぐに一杯になってしまいます。
その場合は3TBに増やすか、または1TBのまま継続して古い写真を外付けHDDに移管して、クラウド容量を節約する方法もあります。
プラン変更はできる?
プラン変更は可能になっています。アドビアカウントページから行うことができます。
よくあるプラン変更としては、このような例があります。
気になるのはプラン変更時の解約料ですが、Adobe公式サイトでは解約料については書かれていません。
公式サイトでは、月額料金の高いコンプリートプランから安いPhotoshop単体プランへの変更例が書かれていますが、コンプリートプランの残金なども発生しないようです。
何台まで使える?
アドビ公式サイトによると、Creative Cloud 個人版ライセンスは、2台までインストールができます。
ただ2台同時使用は認められていません。
OSに制限はなく、WindowsでもMacでも1台ずつインストールすることができます。
無料期間はある?
有料プランには7日間の無料期間があります。そのため試しに購入してみて、使い勝手を確認することができます。
特に、Lightroom Classicの場合はPCのスペックによって動作が重くなることがあります。
写真をたくさん取り込んで、問題なく使えるかどうかを確認しておくと安心です。
なおAdobe公式サイトでは、購入から14日以内のキャンセルは全額返金するとも書かれています。
解約時に解約料はかかる?
アドビ サブスクリプションの解約料については、公式サイトの解約条件に書かれています。
月々プラン
月々プランは1か月ごとの契約で、このプランは解約料なしで解約することができます。
ただ、Lightroom関連のプランは全て年間プランのみの提供となっています。
コンプリートプランやPhotoshop単体プランなどには月々プランが用意されています。(縛りはない反面、年間プランに比べて割高の料金になります)
年間プラン(一括払い)
1年間の契約で、料金を一括払いするプランになります。一括で前払いするため解約しても解約料はありません。
年間プラン(月々払い)
1年間の契約で、支払いは月々払いになるプランです。Lightroom関連のプランはこちらになります。
途中解約をする場合、残りの契約期間料金の50%が請求されることになっています。
例えばLightroom(1TB)プランを3か月で解約すると、7,000円程度の解約金が発生することになります。
(ただLightroomプランからAdobe全ソフトの中から低価格なプランに変更し、そのプランを無料期間中に解約すれば、全て無料で解約できるとの情報がネット上に出ています。※自己責任で対応お願いします。)
Amazonで販売されているLightroomとの違いは?
AmazonではLightroom(年間一括払い)のオンラインコードが販売されている時期があります。このコードをAdobeの専用ページで入力して、購入することもできます。
Adobeの公式サイトと同じLightroomをインストールするので、アプリは同じものになります。
ただAmazonではキャンペーン割引価格で販売している時期があり、その時に購入すればお得になります。
キャンペーン割引は、コンプリートプランやIllustrator・Photoshopの単体プランが主な対象商品となっています。
ノーノちゃん
コヤくん
購入方法はこちらでご紹介しています。
【Lightroom 購入方法】ダウンロード~インストールを解説
4. まとめ
2025年1月に新しい料金プランとなり、基本は多くの方がLightroom(1TB)プランを選んでおけば問題ありません。
以前より少し値上げにはなりましたが、初心者の方には現在の料金プランの方がわかりやすいと思います。
- おすすめはLightroom(1TB)プラン
- Photoshopも必要ならphotographyプラン
- 初心者でも迷わない料金プランになった