1月24日、ニコンから新しいフルサイズ機D780が発売されました。
ニコンの一眼レフとして初めて像面位相差を採用したことで注目されています。
このページでは普段D750を使っている筆者の視点から、D780の実機を触った感想やD750との比較をまとめています。
ノーノちゃん
コヤくん
このページの目次
1. 発売日と価格
2機種の発売日と相場はこのようになっています。
- D780:2020年1月24日
- D750:2014年9月25日
2. 外形寸法
D780とD750のサイズ・重さの比較になります。
サイズはわずかにD780が大きくなっていて、記録メディア・バッテリーを含む重さは全く同じ840gとなっています。
外観の変更点
D750とはボタン配置が大きく変更されています。
- ライブビューボタンを上部へ移動、AF-ONボタンを配置
- iメニューボタンを右側へ、infoボタンを左下へ移動
- 測光モードボタンとISO感度ボタンを入れ替え
- 内蔵フラッシュの廃止
- 赤外線リモコン受光部の廃止
外観は基本的には似ているように見えますが、ボタン配置はいくつか変更されています。
背面には「AF-ON」ボタンが設置され、ライブビューボタンは親指付近の重要な位置に移動されました。
また要望の多かった「ISO」ボタンがシャッターボタン周りに配置されたこともポイントになっています。
iメニューボタンも使用頻度が高くなると思われ、右手でアクセスできるようになっています。
ノーノちゃん
コヤくん
3. 実機レビュー
ここではニコンプラザ大阪で実機を触った、D780の第一印象をまとめています。
外観写真
D780を触った感想
外観
全体的にD750より角張ったデザインとなり、精悍な印象を受けます。ペンタ部の形状は上位機のD850に近くなりました。
前面右側のD780ロゴがプリント仕様になっていて、D750のメッキ仕様から変更されています。(2世代前のD700もプリント仕様でした)
D750で外れやすかったアイピースカップは、D780では固く取り付けできる仕様に変わっていました。ペンタ部をつかんでも外れることはなさそうです。
液晶モニターの開閉はD750より指をかけないと開きにくいよう変更されています。
グリップ感
他社機と比べても個人的にD750は非常に握りやすいカメラでしたが、D780もその良いグリップ感を引き継いでいます。小指までしっかり力を入れて握ることができます。
ただ握った感覚は微妙に異なり、D750と全く同じではない感じがします。
ファインダー
D750と同じく、広くて見やすい光学ファインダーとなっています。
D750との正確な比較はできませんでしたが、D780のファインダーは新規に光学設計されたとのことで、視界がクリアで気持ちよく撮影ができます。
ZシリーズのEVFも綺麗ですが、光学ファインダーの良さを改めて実感できました。
ボタン配置
シャッターボタン周りには「動画、ISO感度、露出補正」の3ボタンが配置されました。D850やZシリーズもこのレイアウトで統一されています。
ただ、D780はファインダーを覗いた状態で触ると区別がつきにくい印象を受けました。
D850の場合はISO感度ボタンの位置を高くしていたり、Zシリーズはボタンの間隔を変えているので容易に区別できますが、D780はただ横に並んでいる配置になっています。
素早く間違えずに操作できるのか、この点はやや気になりました。
(※D750の「ISO感度簡易設定」はD780ではなくなっているのでダイレクトな操作はできません)
追記)二度目に触ると、間違えずに操作はできるかなと感じました。ただ、どうせなら区別しやすいZシリーズの配置に統一してもよかったと思います。
「ライブビュー」ボタンは親指から近い位置にあるので、すぐにライブビュー切り替えが行えて便利です。
シャッター音
D780はミラーバランサーを採用したことで、甲高い音のD750とはシャッター音が大きく変わっています。
D780は高音が抑えられた上品なシャッター音で振動も弱く、非常に好印象でした。
ライブビューでのシャッター音はさらに音が小さく、ソニーα7RIVのようなボディ内に音がこもった響き方になっています。周囲に響く音はかなり抑えることができそうです。
ライブビューAF
ライブビューAFは像面位相差の採用で高速化されました。
AF速度は体感ではZ7/6よりワンテンポ遅いように感じますが、それでも多くの場面では十分な速度かと思います。
(試したレンズはAF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VRでしたが、レンズによって違いはあるかもしれません。)
追記)
ライブビュー撮影後の自動画像表示は少し遅れて表示されます。Zシリーズと同じ反応速度という印象です。
ライブビュー連写はアフタービュー(コマ送り)仕様ですが、ブラックアウトしないので見やすいように感じます。
ノーノちゃん
コヤくん
4. D780の進化ポイント
ここからはD780になって進化した性能・機能をまとめています。
D750の弱点をかなり改善したスペックとなっています。
新映像エンジン
- D780:EXPEED 6
- D750:EXPEED 4
フルサイズミラーレス機Z6の映像エンジンを導入し、像面位相差AFとEXPEED 6を搭載した一眼レフとなりました。
これにより、一眼レフでありながらライブビューはミラーレスのように使うことができます。
高感度
- D780:100~51200
(拡張:50相当、204800相当) - D750:100~12800
(拡張:50相当、51200相当)
D780は常用高感度、拡張高感度ともに大幅に広くなっています。
高感度ほど画質は低下しますが、センサーと映像エンジンが新しいD780の方が画質は向上していると思われます。
Z6と同じ裏面照射型センサーで画素数も同じなので、Z6と高感度性能は似ているかもしれません。
像面位相差AF
- D780:
ファインダー:位相差AF
ライブビュー:像面位相差AFとコントラストAFのハイブリッドAF - D750:
ファインダー:位相差AF
ライブビュー:コントラストAF
D780の最も大きな進化ポイントとも言えるのが、像面位相差の採用です。
これまでAFが遅かったニコン機のライブビューは、像面位相差の採用により素早い撮影ができるようになりました。
ライブビューAFエリア
ライブビュー時のAFエリアは、Zシリーズと同じ6種類のエリアから選択できるようになりました。
動体撮影はAF-Cモード+「ダイナミックAF」を使うことで、ライブビューでも動く被写体を追従することができます。
これまでの機種にあった「ターゲット追尾AF」は「オートエリア」時にOKボタンで動作させることができます。
ただこの機能は周囲との色の違いで被写体を判断するため、精度はあまり高くありません。
51点AFシステムの強化
- D780:
位相差検出51点(クロス15点)
D5のアルゴリズム - D750:
位相差検出51点(クロス15点)
ファインダー撮影時の51点AFを、上位モデルD5のAFアルゴリズムを導入して被写体の検出性能を高めています。
動く被写体の補足性能が向上していると思われます。
シャッタースピード
- D780:1/8000-30秒、Mモード最長900秒
- D750:1/4000-30秒
D780はシャッタースピード1/8000秒に対応しました。この性能アップはニコンユーザーの間でも予想外の嬉しい発表でした。
1段速くできることで、屋外での開放絞りによる露出オーバーが起きにくくなります。
さらにISO感度拡張でISO50の減感と合わせると、日光下の明るい屋外にも対応できそうです。
またメニューから「シャッタースピード延長」設定をすると、Mモード時に最長900秒(15分)までシャッターを開くことができます。
連写性能
連写速度と、連続撮影枚数の比較になります。
- D780:約7コマ/秒、連続RAW約68コマ
サイレント撮影時は約12コマ/秒(12bitRAW時) - D750:約6.5コマ/秒、連続RAW約15コマ
D780の連写は約7コマ/秒となりましたが、体感的にそれほど違いはなさそうです。
ただバッファが増加していて、RAW連写でも68コマの連続撮影ができるようになっています。
D750のRAW連写は15コマなので2秒程度で連写速度が低下しますが、D780なら10秒近く高速連写できることになります。
またライブビューのサイレント撮影は12コマ/秒まで対応できます。ただ動体撮影は歪みが発生するので、用途は限られるように思います。
記録メディア
- D780:デュアルスロットSD UHS-II×2
- D750:デュアルスロットSD UHS-I×2
D780はデュアルスロットで転送速度の速いSD UHS-IIに対応しました。
XQDには対応しませんでしたが、連写向けモデルではないので初心者にも使いやすい仕様かと思います。
片方がUHS-Iだと同時記録の際に書き込みが遅くなりますが、2スロットともUHS-II対応なのでフルに書き込み速度を生かすことができます。
瞳AF(LV時)
D780はライブビューの「オートエリア」時に瞳AFが使用できます。Zシリーズと同じく、マルチセレクターで左右の目を切り替え可能です。
瞳AFの動作は各メーカーで違いがありますが、ニコンはオートエリア以外の「ワイドエリア」などでは瞳AF・顔認識は動作しない仕様となっています。
また瞳AFのON・OFFもメニュー設定に入らないと変更できないので、この点は改善を期待したいです。
サイレント撮影(LV時)
D780はライブビュー時にサイレント撮影ができるようになりました。
シャッター音がしない無音撮影ができるので、演奏会や舞台などシャッター音を出したくない場面で役立ちそうです。
サイレント撮影はiメニューに割り当てると素早いON・OFFが可能です。
暗所AF
- D780:
ファインダー:-3EV~+19
LV時:-5EV~+19
ローライトAF時-7~+19EV - D750:
ファインダー:-3EV~+19
D780のライブビュー時のローライトAF検出範囲は-7EV~に対応し、暗い場所のピント精度が高くなっています。(※F1.4レンズ、ISO100時)
このスペックはZ6の暗所AFより少し優れていますが、これは測定レンズのF値に違いがあります。
Z6はローライトAF時-6EV~となっていますが、Z6はF2.0での測定のため、D780とZ6の暗所AF性能は同等と思われます。
液晶モニター解像度
- D780:約236万ドット
- D750:約122.9万ドット
D780の液晶モニターは解像度が上がり、実際に見ても非常に綺麗で写真を見るのが楽しくなる液晶モニターでした。
ただ個人的にはD750の液晶モニターも綺麗で満足していたので、贅沢なアップグレードに感じます。
また両機ともカラーカスタマイズができるので、使用環境に合わせて色調整をすることもできます。
タッチパネル
D780は液晶モニターがタッチパネルとなり、メニュー画面や再生画面を指で直感的に操作できます。
またライブビュー時は設定変更やタッチでのフォーカスやシャッターも使えます。
例えばローポジションなどシャッターボタンを押しにくい体勢でも、タッチシャッターを使えば簡単に撮影ができます。
iメニューカスタマイズ
画像出典:ニコン公式サイト
設定項目が並ぶiメニューが、Z7/6などと同じようにカスタマイズできるようになりました。
自分がよく使う機能を整理することができるので、素早い設定変更ができるようになり、操作性が大幅に向上しています。
(iメニューカスタマイズは静止画・動画それぞれで設定することができます)
クリエイティブピクチャーコントロール
画像出典:ニコン公式サイト
Z7/6で搭載されたクリエイティブピクチャーコントロールを20種類から使用できます。
プリセットの加工効果は、それぞれ10段階から強さを選ぶことができます。ライブビュー時であれば加工の変化を確認しながら撮影できます。
また彩度やコントラストなど画質調整も細かく調整することができます。
自然光オート
D780のホワイトバランスには「自然光オート」が追加されました。
これは自然光のみに特化したホワイトバランスで、日中の草木の緑色を正しく表現したり、夕暮れ時の赤みを見た目のように調整してくれる機能になります。
動画性能
これまでニコンの一眼レフは動画だとコントラストAFになるので使い勝手はよくありませんでした。
D780では像面位相差AFを導入したことで、ようやく本格的な動画機としても使えるカメラになっています。
動画モードに切り替えるとAFモードが「AF-F(フルタイムAF)」に切り替わる(AUTO・P・S・A・Mモードの場合)ので、AFモードの設定も不要です。
4K動画対応
D780は4K UHD(横3840×縦2160pixel)、クロップなしのフレームレート30pに対応しました。
D750に比べて動画機能が大幅に増えたことも特徴です。主な追加機能は以下のようになります。
- 動画記録中の静止画切り出し
- 4倍スロー・タイムラプス動画
- 電子手ブレ補正
- N-Log・HDR(HLG)動画出力 ※外部レコーダー必要
- AF-Cモード
- AF速度・AF追従感度設定
バッテリー容量
- D780:約2,260コマ
- D750:約1,230コマ
D780の付属バッテリーはZ7/6と同じ低消費電力バッテリーEN-EL15bとなっていて、撮影枚数が大幅に向上しています。
ただ撮影枚数はCIPAによるフラッシュ使用での測定のため、内蔵フラッシュを搭載しないD780は少し有利に表示されることになります。
実際のD780の使用レビューによると、あるプロカメラマンは光学ファインダー使用で2,000枚以上撮影できたと言っていて、別のカメラマンは光学ファインダーとライブビューを半分ずつ使用して約900枚撮影でバッテリー残量55%とのことでした。
この例から公称の約2,000枚は撮影できるようなので、バッテリーの持ちは確実に向上しています。
SnapBridge対応
D750ではスマートフォンへの転送はWi-Fi接続でしたが、D780は便利なbluetoothによるSnapBridgeが利用できます。
スマートフォンのSnapBridgeアプリを使って、遠隔シャッターやスマホからの画像転送ができます。
またD780は赤外線受光部がなくなり、ワイヤレスリモコンML-L3が使えなくなったため、遠隔操作はSnapBridgeを使うことが多くなりそうです。
自動AF微調節
D5やD500で搭載されている、自動AF微調節がD780でも利用できます。
D750では微調節の数値を手動設定しながらAF調整が必要でしたが、D780ではライブビューを使って数値を自動設定できるので便利です。
ズームレンズではテレ端・ワイド端ごとに調整ができます。
ネガフィルムデジタイズ
カラー・モノクロのネガフィルム(35mm判)を、別売のフィルムデジタイズアダプター ES-2を使うことでJPEGデータ化する機能がついています。
現像したフィルムをアダプターに取り付け、AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G EDなどの対応レンズでピントを合わせるとスキャンすることができます。
5. 変わらない部分・不満点
D780が進化しなかった部分や、D750より劣る部分もあるのでまとめてみました。
自分の撮影スタイルに合うかどうか、チェックしておきましょう。
ファインダーAFエリア
光学ファインダーのAFエリア範囲はD750と同等で、エリア拡大の変更はありませんでした。
このAFエリアは風景であればAFロックでカバーできますが、モータースポーツや鉄道など構図を広く使う動体撮影の場合は難しくなります。
対策として、D780はライブビューの追従性能が良くなっているので、AFエリアが広いライブビューを使う方法もあります。
バッテリーグリップ非対応
D750では用意されていたバッテリーグリップが、D780は非対応となりました。
そのため縦位置や望遠レンズとの重量バランスでバッテリーグリップを使いたいユーザーにとっては残念な仕様になっています。
APS-C機のD7500でもバッテリーグリップは非対応となったので、ミドルクラスの仕様はこのように決められたのかもしれません。
内蔵フラッシュの廃止
内蔵フラッシュが廃止となりました。上位モデルほど廃止される傾向がありますが、このD780も対象になりました。
直当てとなる内蔵フラッシュは使用頻度は高くないと思いますが、場面によっては人物撮影などで役立つので、不便になることもありそうです。
画素数
画素数はD750と同等の約2400万画素となりました。
近年は高画素機が増えている中、最新モデルで2400万画素ではややインパクトに欠ける印象があります。
ただ4500万画素に上げたZ7は2400万画素のZ6より高感度画質が劣っているので、画質を重視したとも評価できると思います。
連写速度
D780の連写速度は約7コマ/秒となり、D750とほぼ変わらない速度になりました。
約7コマ/秒あればある程度の撮影は対応できると思いますが、近年は10コマ/秒の機種が増えているので最新機種としては少し見劣りする印象です。
防塵防滴
D750の防塵防滴性能は引き続きD780でも採用されていて、雨天など悪天候でも撮影ができます。
また上面と背面にマグネシウム合金を使ったモノコック構造も同じで、耐久性の高さも維持されています。
ノーノちゃん
コヤくん
6. 上手な選び方のポイント
ここではこれからニコンの一眼レフを検討している方に、D780とD750の選び方や価格比較をご紹介します。
D780
D780はニコン機の弱点だったライブビューAFが速くなり、快適に使える一眼レフになりました。
光学ファインダーを使いながらミラーレスのようにも使いたい方、またFマウントレンズを所有している方に魅力的な最新モデルとなっています。
D750
旧モデルのD750はライブビューAFの弱点はありますが、カメラとしての基本性能は高く、安心して使えるフルサイズ機です。
現在は大幅に値下がりしているので、一眼レフのフルサイズ機を安く入手するにはベストなタイミングになっています。
7. D780・D750性能比較表
D780の主な性能を、前モデルD750と比較してみました。
機種名 | D780 | D750 |
---|---|---|
発売日 | 2020年1月24日 | 2014年9月25日 |
マウント | Fマウント | |
イメージセンサー | 裏面照射型CMOSセンサー | 表面照射型CMOSセンサー |
画像処理エンジン | EXPEED6 | EXPEED4 |
画素数 | 2450万画素 | 2432万画素 |
RAW | 14/12bit ロスレス圧縮RAW 圧縮RAW |
|
ダスト低減 | ◯ | |
防塵防滴 | ◯ | |
ファインダー | ペンタプリズム 視野率:約100% 倍率:約0.7倍 |
|
ISO感度 | 常用:100~51200 拡張:50~204800 |
常用:100~12800 拡張:50~51200 |
測光方式 | 180KピクセルRGBセンサー | 91KピクセルRGBセンサー |
測光範囲 | マルチパターン: -3~20EV |
マルチパターン: 0~20EV |
AF方式 | ファインダー: 位相差方式51点(クロス15点) LV時: 273点ハイブリッドAF |
ファインダー: 位相差方式51点(クロス15点) LV時: コントラストAF |
AF検出範囲 | ファインダー:-3~+19EV LV時:-5~+19EV (ローライト時:-7~+19EV) |
-3~+19EV |
瞳AF | ◯ ※静止画LV時 |
– |
シャッター方式 | フォーカルプレーン 電子先幕 電子 |
フォーカルプレーン |
シャッタースピード | 1/8000-30秒、最長900秒 | 1/4000-30秒 |
電子シャッター | ◯ ※LV時 |
– |
連写 | 約7コマ/秒 (低速連続撮影可) |
約6.5コマ/秒 (低速連続撮影可) |
サイレント連写 | 12bitRAW約12コマ/秒 14bitRAW約8コマ/秒 |
– |
低速連写 |
約1~6コマ/秒 LV時:約1~3コマ/秒 |
約1~6コマ/秒 |
連続撮影枚数 |
14bitRAW:68コマ JPEG FINE:100コマ |
14bitRAW:15コマ JPEG FINE:87コマ |
フラッシュ同調速度 | 1/200秒 | |
液晶モニター | チルト液晶 ワイド3.2型/ 約236万ドット |
チルト液晶 ワイド3.2型/ 約123万ドット |
タッチパネル | ◯ | – |
水準器 | ◯ | |
カメラ内RAW現像 | ◯ | |
フリッカー低減 | ◯ | – (LV表示・動画表示用のみ低減可) |
リモートコード(別売) | MC-DC2 | |
ワイヤレス リモコン(別売) |
WR-R10※生産終了、WR-T10 | ML-L3 |
Wi-Fi | IEEE802.11b/g/n/a/ac | IEEE802.11b/g |
bluetooth | ◯(SnapBridge対応) | – |
SDカードスロット | デュアルスロット SDXC UHS-II |
デュアルスロット SDXC UHS-I |
USB端子 | USB Type-C | Hi-Speed USB (UC-E17ケーブル専用) |
その他インターフェイス | マイク ヘッドホン アクセサリーターミナル HDMI(タイプC) |
|
外形寸法(mm) | 143.5(幅) 115.5(高さ) 76(奥行) |
140.5(幅) 113(高さ) 78(奥行) |
重さ(バッテリー、 メモリーカード含む) |
約840g | |
撮影可能枚数 | (単写)約2260コマ (連写)約4570コマ |
約1230コマ |
バッテリーパック | EN-EL15b | EN-EL15 |
機種名 | D780 | D750 |
---|---|---|
記録方式 | MOV、MP4 | MOV |
圧縮形式 | MPEG-4 AVC/H.264 | |
内蔵マイク | ステレオ | |
音声記録方式 | リニアPCM AAC |
リニアPCM |
動画記録画素数 最大フレームレート |
4K UHD 30p フルHD 120p |
フルHD 60p |
動画時電子手ブレ補正 | ◯ | – |
動画時ピーキング | ◯ | – |
動画時アクティブ D-ライティング |
◯ | – |
動画Log(N-Log)出力 | ◯ (外部レコーダー記録) |
– |
HDR(HLG)動画出力 | ◯ (外部レコーダー記録) |
– |
画像切り出し | ◯ | – |
動画撮影可能時間 | 29分59秒 |
8. まとめ
D780は一眼レフに最新のミラーレス機能を合わせた使い勝手の良いカメラへ進化しました。
すでにミラーレスをお持ちの方には選択肢に入りにくい機種かもしれません。
しかし光学ファインダーで生の光を見ながら撮影したいレフ派ユーザーにとっては、ミラーレスに乗り換える必要がなくなる機種とも言えます。
D750をお持ちの方や、これから一眼レフを使ってみたい方は第一候補として考えてみてはいかがでしょうか。
- D780はEXPEED 6と像面位相差を搭載
- ライブビュー撮影が快適
- シャッタースピード1/8000秒に対応
- 連写のバッファが大きくなった
- ライブビューで瞳AFとサイレント撮影に対応
- iメニューカスタマイズができて便利
- Zシリーズのクリエイティブピクチャーコントロールが使える
- 4K動画に対応
- バッテリーの撮影枚数が増加
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