写真はカメラに角度をつけるハイアングルやローアングルを活用すると、大きく印象を変えることができます。
このページではアングルとポジションの違いや、様々な作例をご紹介しています。
ノーノちゃん
コヤくん
このページの目次
1. ハイアングル・ローアングルとは
「アングル」は「角度」という意味で、カメラの上下角度を表します。
よく使われる用語としては「ハイアングル」、「ローアングル」の2種類があります。
違和感があるかもしれませんが、しゃがんだ状態でも下向きにするとハイアングルになります。
こちらも立った状態でもローアングルができます。高い建物などの撮影はこの状態になります。
低い位置からのローアングルは、バリアングル液晶やチルト液晶のカメラを使うと楽にローアングル撮影ができます。
ノーノちゃん
コヤくん
ポジションとは
似ている用語として、「ポジション」があります。ポジションはカメラの高さを表す意味で使われています。
例えば柵があるため高い所に登って撮影したり、人が大勢いるのでカメラを高く上げて撮影するなどの方法があります。
ローポジションは子供やペットの目線に合わせて撮影したり、低いアングルから撮りたい場合に活用できます。
ノーノちゃん
コヤくん
2. 実際の作例
ハイアングル、ローアングルはどんな写真になるのか、作例をご紹介します。
実際にはハイアングル・ローアングルの写真はとても身近な撮影方法になります。
ハイアングル
カメラを下の角度に向けた作例を3つご紹介します。
高い場所からの撮影は、もちろん見下ろすことになるのでハイアングル撮影になります。
料理撮影は身近に行われているハイアングル撮影になります。
料理撮影と同じくハイアングルで撮影しやすい被写体です。
真上アングル
真上から撮影するアングルもインパクトがあります。
ノーノちゃん
コヤくん
ローアングル
カメラを上の角度に向けた作例を4つご紹介します。
(下から「アオる」や「アオリ」という言い方も使われます。)
高い建物を下から写すとダイナミックな写真になります。空が構図に入るので、天候によっても写真の雰囲気が変わります。
花を低い位置から撮ると空が見える開放感のある写真になります。斜め下から写すと、お花畑と空を同時に構図に入れることもできます。
太陽の位置によって花びらに光が透過し、美しい写真を撮ることもできます。
カメラを地面や床の高さまで下げ、ローアングルで撮影するとダイナミックに写ります。
ポートレート撮影はアイレベルでも上手く撮ることができますが、ローアングルも取り入れることで違う雰囲気の写真に仕上げることができます。
ノーノちゃん
コヤくん
3. ローポジションとの比較
アングルだけでなく、ローポジションもいい写真を撮るには重要なテクニックになります。
アイレベルから写した写真と比べて、ローポジション写真の効果を3つご紹介します。
■作例1
カメラを低くすることで、テーブルの並びを強調でき、見た目とは異なる視線の写真に仕上がりました。
■作例2
猫の目線で写すことで、近い距離を感じられる写真になりました。
小さい子供の撮影でも、目線を合わせることで臨場感がアップします。
■作例3
鉄道写真は通常のアイレベルでもカッコよく写りますが、ローポジションで撮るとダイナミックな写真になります。
カメラはやや上向きのローアングルになるため、空も構図に入れることができます。
ノーノちゃん
コヤくん
4. まとめ
アングルを変えることで被写体の雰囲気が変わりますし、背景も違った写真にすることができます。
いつもと違う写真を撮ってみたい、という場合のテクニックとして試してみてはいかがでしょうか。
- 「アングル」とは、カメラを向ける上下の角度
- カメラの高さは「ポジション」で表す
- 目線の高さは「アイレベル」という
- アングルを変えるといつもと違う写真が撮れる
- ローポジションも重要なテクニック