ニコンからベーシックモデルのフルサイズミラーレス、Z5が発売されました。
このページでは上位機であるZ6とのスペックなど違いを比較しています。
※高感度画質テストを追加しました。
ノーノちゃん
コヤくん
このページの目次
1. 外観と寸法
ニコンプラザ大阪で撮影した、Z5の外観写真になります。
次に、Z5とZ6の外形寸法の比較になります。
外形寸法はZ5の方が厚みが2mmありますが、それ以外は同じ仕様となっています。
重量は本体のみだとZ5は590g、Z6は585gですが、バッテリー・記録メディア込みの重量はどちらも675gとなっています。
2. 外観の違い
外観デザインはZ6が上部に液晶パネルがあり、Z5は液晶パネルがなくモードダイヤルが右側に設置されている違いがあります。
Z5のモードダイヤルにはエントリー機らしくロック機構はありません。ただ触るとダイヤルはある程度の固さがありました。
背面のボタン配置は同じで変更はないようです。
前面にあるマウント横の便利なFnボタンはZ5にも配置してあります。ボタンカスタマイズはZ6と同じようにこのFnボタンや動画ボタンなどを活用できそうです。
Z5は前面と上部のみマグネシウム素材で、全面マグネシウム素材のZ6と違いがありますが、触った印象では違いはわかりませんでした。
3. 発売日と価格
2機種の発売時期と相場はこのようになっています。
- Z5:2020年8月28日
- Z6:2018年11月23日
新型ズームレンズ24-50mm
Z5のキットレンズとして、小型の沈胴式ズームレンズNIKKOR Z 24-50mm f/4-6.3も8月28日に発売されます。
画像出典:ニコン公式サイト
このレンズは沈胴式で、解除スイッチなしの繰り出し操作で使用が開始できます。
重量は195gと軽く、Z5に装着すると総重量870gと軽いレンズキットになります。
外装はプラスチック素材となっていて、使用時に伸びる鏡筒は細く、見た目としてはやや物足りない印象でした。
焦点距離は広角24mmと広いですが、望遠は50mmと短くなっています。用途としてはスナップや風景に向いてそうです。
画質
画像出典:ニコン公式サイト
Z 24-50mm f/4-6.3のMTF曲線はキットレンズとしては非常に良い印象です。広角の開放時はやや解像感が下がっていますがコントラストは四隅まで高くなっています。
追記)
photographyblog.comによるZ 24-50mm f/4-6.3の画質テストでは、開放は中央部で若干甘く、絞ると非常にシャープになっています。
四隅は広角の開放が甘く、絞ってもあまり改善されないようです。35mmや50mmの四隅はもう少し解像感が出ています。
このサイトの実写サンプルを見る限り、解像感を出すには1段絞って使うのが良さそうです。背景が草地の写真でも二線ボケはなく、ボケは柔らかい印象です。
4. Z5の特徴
Z5はどのようなスペックになったのか、Z6と比較しながら確認していきます。
ベーシックモデルという位置づけですが、Z6と同等のスペックも多くなっています。
映像エンジン
画像出典:ニコン公式サイト
- Z5:EXPEED 6
- Z6:EXPEED 6
映像エンジンはZ5もZ6と同じEXPEED 6が採用されました。
最新の映像エンジンのため、画質面で大きな差はないように思います。
画素数
- Z5:2432万画素
- Z6:2450万画素
画素数は2機種とも約2400万画素となっていて、標準的な扱いやすい画素数となっています。
ただZ5の採用したイメージセンサーは同じものではなく、D750などで採用されていた表面照射型のセンサーと言われています。
その影響でZ5は4K動画はクロップ仕様となり、また高感度画質やAF性能にも影響が出る可能性があります。
ISO感度
- Z5:(常用)ISO100~51200
(拡張)L(50)、H(102400) - Z6:(常用)ISO100~51200
(拡張)L(50)、H2(204800)
ISO感度性能は、2機種とも常用感度はISO100~51200となっています。
ただ拡張感度はZ6が204800まで対応できるので少し上回っています。
高感度画質
ニコンプラザ店内の展示場所で、Z5のISO100~51200までを変えながら高感度撮影をしてみました。
以下の画像の一部を拡大して比較します。
↓RAWの無加工現像と、JPEGのノイズ低減(標準)の拡大画像を2枚並べています。
ISO100 | ISO800 | ISO1600 | ISO3200 |
ISO6400 | ISO12800 | ISO25600 | ISO51200 |
↓RAWの無加工現像になります。※flickerで画像が開きます。
ISO100 | ISO800 | ISO1600 | ISO3200 |
ISO6400 | ISO12800 | ISO25600 | ISO51200 |
撮影データを確認したところ、Z5のRAWはISO6400でもノイズは目立たず、ISO12800からノイズが増える印象でした。
もう少し暗い環境では結果が異なるかもしれませんが、高感度性能は十分高いように感じます。
ボディ内手ブレ補正
画像出典:ニコン公式サイト
- Z5:ボディ内5軸補正
- Z6:ボディ内5軸補正
Z5にもボディ内手ブレ補正が搭載され、安心して使える性能となっています。
Zレンズの多くはVR非搭載のため、ボディ内手ブレ補正は必須と言えます。
AFエリア
画像出典:ニコン公式サイト
- Z5:273点
- Z6:273点
Z5はZ6と同じフォーカスポイントの数となっていて、AFエリアも縦横90%の広い範囲をカバーしています。サブセレクター(ジョグダイヤル)もついているのでフォーカスポイントの操作性も確保されています。
AFエリアモードもZ6と同じ6種類が用意され、便利なピンポイントAFも使用できます。
実際にZ5とNIKKOR Z 24-50mm f/4-6.3の組み合わせでフォーカスしたところ、十分な高速AFでした。
Z6と比べると瞬間的な合焦はZ6の方がわずかに速く感じますが、この辺りは違いがあるのかもしれません。
瞳AF(静止画)
画像出典:ニコン公式サイト
- Z5:人物・動物(犬・猫)
- Z6:人物・動物(犬・猫)
Z6はファームウェアVer.3.00で動物瞳AFに対応していて、Z5でも人物・動物の瞳AF機能(静止画のみ)は引き継がれています。
追従は最新のソニー機と比べるとわずかに劣るかもしれませんが、瞳を捉えたAF枠は細かく追従していて実用的な精度になっていると感じます。
シャッタースピード
- Z5:1/8000~30秒
- Z6:1/8000~30秒
ベーシックモデルの場合、一般的にシャッタースピードは最速1/4000秒の仕様が多いですが、Z5は1/8000秒に対応していることも大きな特徴です。
日中の明るい環境でも、ボケを生かした写真が撮影しやすくなるメリットがあります。
またZ5は電子シャッターにも対応しているのでサイレント撮影も選択できます。
連写性能
- Z5:約4.5コマ/秒
- Z6:約12コマ/秒(14ビットRAW設定時:約9コマ/秒)
- Z5:連続撮影枚数JPEG:100枚、
RAW:100枚(ロスレス圧縮RAW/14ビット) - Z6:連続撮影枚数JPEG:44枚、
RAW:43枚(ロスレス圧縮RAW/14ビット)
連写速度はZ6が上位機らしいスペックとなっていて、以前は制限がありましたが現在はファームウェアアップデートによりAF・AE追従で12コマ/秒となりました。
Z5はこの連写速度が制限されていて、この点は入門機水準となっています。
連続撮影枚数はZ5が多くなっていますが、連写速度が遅いためUHS-IIのSDカードを使えば長く連写することができます。
Z6は連写を多用するにはバッファが足りないですが、書き込み速度の速いXQDカードなのでバッファ詰まり後の復帰は短くなります。
動画性能
- Z5:4K UHD:30p(1.7倍クロップ)
フルHD:60p - Z6:4K UHD:30p
フルHD:120p
動画性能はZ5はZ6より劣っていて、4Kの場合は1.7倍クロップされることと、フルHDは60pまでの仕様になります。
ただ機能としてはZ6と同じくAF速度・AF追従感度設定が利用でき、ピントの動きを表現に合わせて調整することができます。
Z6は4Kでクロップがなく、フルHDは120p(4倍スロー)に対応しています。またZ6は外部レコーダーを準備する必要がありますが、Log撮影ができたり有償にてRAW動画(ProRes RAW)を記録することができます。
動画時の手ブレ補正は、Z6はボディ内手ブレ補正と電子手ブレ補正を併用可能です。
※8/7追記 ニコン公式サイトがZ5の手ブレ補正の記載を修正しました。電子手ブレ補正は4Kでは動作せずフルHDで動作するとのことです。
そのためZ5は4Kはボディ内手ブレ補正のみ、フルHDはボディ内手ブレ補正と電子手ブレ補正を併用可能となっています。
- 2機種とも動画連続記録は30分制限があります。また電子手ブレ補正を使用した場合は画角が狭くなります。
AF検出範囲
- Z5:-2~19EV(ローライトAF 時:-3~ 19EV)
- Z6:-3.5~ 19EV(ローライトAF 時:-6~ 19EV)
AF検出範囲はZ6が優れていて、ローライト設定時はさらに暗所に強いAFとなっています。
Z5は最新のミラーレスとしてはやや低い数値となっています。
記録メディア
画像出典:ニコン公式サイト
- Z5:デュアルスロット SDカードUHS-II ×2
- Z6:シングルスロット XQDカードまたはCFexpressカード(Type B)
Z6は信頼性が高いと言われるXQDカード(ファームウェアでCFexpressカードにも対応)を採用していて、書き込みが速く連写用途に適しています。
一方でXQDカードは高価な記録メディアなので、導入のハードルが高いという意見もあります。
その点Z5は汎用性の高いSDカードを使うことができます。またZ5はSDカードのダブルスロットとなっているのが特徴です。
エントリー機なのでシングルスロットでもよかった印象はありますが、ユーザーからの要望を反映したのかもしれません。
ダブルスロットなのでバックアップとして同一書き込みをしたり、RAWとJPEGでカードを分ける使い方ができます。(同一画像を1回の操作で削除も可能)
EVF・液晶モニター
画像出典:ニコン公式サイト
- Z5:(EVF)0.5型、369万ドット、倍率0.8倍
- Z6:(EVF)0.5型、369万ドット、倍率0.8倍
- Z5:(液晶モニター)104万ドット
- Z6:(液晶モニター)210万ドット
Z5のEVFはスペックダウンのない、上位機と同じ仕様になっています。ニコンはEVFには力を入れていて見やすさは高く評価されています。
液晶モニターはZ5はフルサイズ機としては104万ドットと低く、ここはグレードダウンしています。スペック的には一眼レフ中級機レベルの液晶モニターとなっています。
見比べた印象では若干Z6の液晶モニターの方が綺麗かと思いましたが、大きな差はありませんでした。
防塵防滴
画像出典:ニコン公式サイト
- Z5:防塵防滴仕様
- Z6:防塵防滴仕様
Z5は前面カバーと上面カバーにマグネシウム合金を採用し(Z6は全面マグネシウム合金)、接合部はシーリングを施してあります。これにより防塵防滴対応のモデルとなっています。
Z5のホームページにはZ6と違って「すべての条件で完全な防塵・防滴を保証するものではありません」との注釈がついているので完全に同じ仕様ではないようです。
ただ上位機同等の仕様とのことなので、悪天候にも強くなっています。
バッテリー(撮影枚数)
- Z5
ファインダー:約390枚
ライブビュー:約470枚
- Z6
ファインダー:約310枚
ライブビュー:約380枚
Z5は容量を増やした新型バッテリーEN-EL15cを採用していて、撮影枚数が増えています。
撮影枚数はCIPAによるやや厳しい測定基準による枚数なので、バッテリーの持ちを意識した使い方をすれば実際は表記の枚数よりさらに多く撮れると思われます。
ただ一眼レフに比べて撮影枚数は少ないので、1日中撮影する場合は予備バッテリーがあると安心です。
USB充電・給電
画像出典:ニコン公式サイト
- Z5:USB充電・給電
- Z6:USB充電
Z5はUSB充電だけでなく給電にも対応しました。長時間撮影中でも給電できるため安心して使用ができます。
ニコン公式サイトには推奨モバイルバッテリーとしてAnker社のPowerCore+ 26800 PD 45Wが紹介されています。
またニコン製の本体充電ACアダプターEH-7P(別売)を使用すると、電源のある場所であれば継続して使用することができます。
SnapBridge
SnapBridgeはニコンの画像転送や遠隔操作ができるアプリになります。
SnapBridgeを使うとスマートフォンから遠隔でシャッターを切ったり、撮影画像をスマホに転送して見ることができます。
画像出典:ニコン公式サイト
カメラの電源がオフ状態でもスマホに画像を転送させたり、Wi-Fi環境なら自動転送させることもできます。
Wi-Fi接続操作やカメラの電源オン操作が不要なので、手軽に撮影した写真をスマホで見ることができるのがメリットです。
5. 上手な選び方のポイント
Z5と上位機Z6の選び方のポイントをまとめてみました。
Z5
Z5は動画・連写性能が劣っていますが、初めてミラーレスを検討されている方やニコン一眼レフからの乗り換えとして導入しやすいモデルとなっています。
同価格帯にはキヤノンのEOS RPがありますが、EOS RPはボディ内手ブレ補正・ジョイスティック・ダブルスロットがなく、基本スペックとしてはZ5の方が充実しています。
ただニコンのZレンズはまだラインナップが少ないので、Z5に合うお手頃な価格帯のレンズが待たれるところです。
またはマウントアダプターFTZを合わせてFレンズで運用する方法もあります。
- ボディ
- NIKKOR Z 24-50mm f/4-6.3 レンズキット
- NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR レンズキット ※2020年10月30日発売予定
Z6
Z6は2018年に発売された上位機になります。
Z5に比べてAF追従12コマ/秒を生かした動体撮影や、クロップなしの4K動画などを楽しむことができます。
発売から期間が経っているため現在は価格が下がっています。Z5と販売体系は異なっていて、「FTZマウントアダプターキット」を選択することもできます。
6. 性能比較表
以下は2機種のスペック比較になります。
※8/7追記 ニコン公式サイトがZ5の動画時の手ブレ補正を修正しました。
機種名 | Z5 | Z6 |
---|---|---|
発売時期 | 2020年8月28日 | 2018年11月23日 |
マウント | ニコンZマウント | |
イメージセンサー | フルサイズ | |
画像処理エンジン | EXPEED 6 | EXPEED 6 |
画素数 | 2432万画素 | 2450万画素 |
ボディ内手ブレ補正 | 5.0段分 | |
ダスト対策 | イメージセンサークリーニング | |
ISO感度 ※静止画撮影 |
(常用)ISO100~51200 (拡張)L(50)、H(102400) |
(常用)ISO100~51200 (拡張)L(50)、H2(204800) |
測光範囲 ※静止画撮影 |
-3~17EV | -4~17EV |
AF検出範囲 ※静止画撮影 |
-2~19EV(ローライトAF 時:-3~ 19EV) | -3.5~ 19EV(ローライトAF 時:-6~ 19EV) |
記録画像タイプ | JPEG、RAW 12ビット/14ビット(ロスレス圧縮、圧縮) | JPEG、TIFF、RAW 12ビット/14ビット(ロスレス圧縮、圧縮、非圧縮)RAWサイズL/M/S |
シャッター方式 | フォーカルプレーンシャッター 電子先幕シャッター 電子シャッター |
|
シャッター速度 | 1/8000~30秒 | |
連写 | 約4.5コマ/秒 | 約12コマ/秒(14ビットRAW設定時:約9コマ/秒) |
連続撮影枚数 | JPEG:100枚 RAW:100枚(ロスレス圧縮RAW/14ビット記録) ※UHS-II SDカード時 |
JPEG:44枚 RAW:43枚(ロスレス圧縮RAW/14ビット記録) ※SONY QD-G64Eカード時 |
フラッシュ同調速度 | 1/200秒 | |
フォーカスポイント | 273点 | |
AF被写体検出 | 人物・動物(犬・猫)の瞳 ※静止画のみ |
|
フリッカー低減 | 〇 | |
EVF | 0.5型 369万ドット 約0.8倍 |
|
液晶モニター | 3.2型 104万ドット タッチパネル |
3.2型 210万ドット タッチパネル |
液晶モニター可動 | チルト液晶 | |
Wi-Fi | 2.4GHz、5GHz IEEE802.11b/g/n/a/ac |
|
bluetooth | ◯ Bluetooth Ver.4.2 |
|
カードスロット | デュアルスロット SDカードUHS-II ×2 |
シングルスロット XQDカードまたは CFexpressカード(Type B) |
インターフェイス | USB Type-C HDMI端子(Type C) 外部マイク入力 ヘッドフォン端子 アクセサリーターミナル(対応リモートコード MC-DC2対応) |
|
USB充電 | ◯ | |
USB給電 | ◯ | ー |
防塵・防滴 | ◯ | |
外形寸法(mm) | 134(幅) 100.5(高さ) 69.5(奥行) |
134(幅) 100.5(高さ) 67.5(奥行) |
重さ(バッテリー、 メモリーカード含む) |
675g | 675g |
撮影可能枚数 | ファインダー:390枚 ライブビュー:470枚 |
ファインダー:310枚 ライブビュー:380枚 |
バッテリー | EN-EL15c | EN-EL15b |
別売バッテリーパック | MB-N10 |
機種名 | Z5 | Z6 |
---|---|---|
記録方式 | MOV、MP4 | |
録音 | ステレオマイク内蔵、外部ステレオマイク端子装備 | |
音声記録方式 | リニアPCM、AAC | |
4K |
4K 30p/25p/24p(クロップあり) フルHD 60p/50p/30p/25p/24p |
4K 30p/25p/24p フルHD 120p/100p/60p/50p/30p/25p/24p ※4K・フルHDのRAW動画を外部出力可能(有償) |
タイムラプス動画 | 〇 | |
常用ISO感度 ※動画撮影 |
100~25600 | 100~51200 |
連続録画時間制限 | 29分59秒 | |
動画電子手ブレ補正 | 〇(フルHD) ※撮像範囲が若干狭くなります |
〇(4K・フルHD) ※撮像範囲が若干狭くなります |
7. ニコンZ5とZ6まとめ
ニコンからも低価格のフルサイズミラーレスが登場したことで、初のフルサイズデビューや一眼レフからの乗り換えが進みやすくなると予想されます。
Z5はコストダウンした廉価機ではなく、ユーザーの要望を取り入れたエントリー機となっているので不満点も少ない、魅力的なモデルとなっています。
- 映像エンジンは最新のEXPEED 6
- ボディ内5軸補正搭載
- 連写速度は約4.5コマ/秒と遅い
- 人物・動物の瞳AFに対応
- Z5は新型バッテリーEN-EL15cで撮影枚数が増えた
- Z5はデュアルカードスロット採用