このページでは、ネット閲覧中に突然表示されるエラーメッセージ「net::ERR_UNKNOWN_URL_SCHEME」について詳しく解説しています。
また、エラーメッセージの意味や、エラーが表示された時の解決方法などについてもご紹介しています。
ノーノちゃん
ぶたさん
このページの目次
1. ERR_UNKNOWN_URL_SCHEMEの意味
まずはじめに「net::ERR_UNKNOWN_URL_SCHEME」エラーの意味についてくわしく解説します。
URLスキームのエラー
「net::ERR_UNKNOWN_URL_SCHEME」は、Google ChromeとAndroidのアプリで使われているエラーメッセージです。
このエラーメッセージは、Google Chromeやアプリが「URLスキーム」を正しく読み取れない場合に表示されます。
URLスキームとは、URLの先頭にある「http://」「https://」のような部分のことで、リンクの開き方を示す役割を果たしています。
こちらはよく使われるURLスキームの例です。
URLスキーム | 説明 |
---|---|
http:// | HTTPでサイトを開く |
https:// | HTTPSでサイトを開く |
mailto:// | メールアプリを起動して開く |
tel:// | 電話アプリを起動して開く |
comgooglemaps:// | Googleマップを起動して開く |
chrome:// | Google Chromeの設定ページを開く |
※「comgooglemaps://」のようにアプリを起動させるURLスキームを「カスタムURLスキーム」と呼びます。
このように、どうやってリンクを開くのかをブラウザに指示を出す役割がURLスキームになります。
そのため、URLスキームが間違っている場合、そのリンクをどう処理すべきかブラウザやアプリに伝わらずエラーが発生します。
ノーノちゃん
ぶたさん
エラーが表示される主な原因
たとえば「https」を「hhtps」などと誤って入力すると、ブラウザが正しくスキームを認識できなりエラーが表示されることがあります。
この場合はURLを正しく入力するだけで解決することができます。
これはブラウザが対応していないURLスキームを入力してしまい「net::ERR_UNKNOWN_URL_SCHEME」が表示されるケースです。
たとえば「http」「https」「mailto」「tel://」といった一般的なスキームは、ほぼすべてのブラウザが対応しています。
しかし、「facetime://」のような独自に作成されたスキームは、ブラウザが対応していないことがあります。
そのため、独自のURLスキームを使用したリンクを開こうとすると、エラーメッセージが表示されることが多いです。
ブラウザのエラーや不具合によって「net::ERR_UNKNOWN_URL_SCHEME」が表示されることがあります。
よくあるのがブラウザの拡張機能に不具合が発生し、URLスキームを正しく読み取れなくなるというケースです。
こういったケースでは、拡張機能を削除したり、ブラウザの設定を初期化すれば解決しますので試してみましょう。
アプリ内ブラウザ使用時にエラーが出る場合、開発者が誤ったカスタムURLスキームの設定している可能性があります。
この場合は開発者が修正するまで待つ必要があります。
2. 解決法(PC編)
ここでは、パソコン使用時に「net::ERR_UNKNOWN_URL_SCHEME」エラーが表示された場合の解決方法をご紹介しています。
①URLが正しいか確認する
エラーメッセージが表示される原因の中で最も多いのがURLの入力ミスです。
上記でも説明したとおり、URLスキームが間違っているとブラウザやアプリが読み寄りを行えなくなり、エラーを起こします。
一度、入力したURLに間違いがないかチェックしてから、再びサイトにアクセスしてみましょう。
ぶたさん
②拡張機能を削除にする
拡張機能の不具合が原因で、ブラウザが正常に機能しなくなることが非常に多いです。
実際、拡張機能のバージョンを更新した際に、URLスキームエラーが表示されるようになったという報告もあります。
したがって拡張機能を無効、または削除してみることで問題が解決するかもしれません。
設定を開く
拡張機能を選択
拡張機能を削除する
③別のブラウザを使う
ブラウザが原因でURLスキームエラーが発生している場合、別のブラウザを使用することで問題が解決する可能性が高いです。
一度「Microsoft Edge」「Mozilla Firefox」「Brave」など他のウェブブラウザを試してみましょう。
④ブラウザを最新バージョンにする
URLスキームエラーは、ブラウザに何らかの不具合がある場合にも表示されることがあります。
この場合はブラウザを最新バージョンにアップデートすることで、問題が解決する可能性があります。
ブラウザの更新方法は以下のようになります。
アップデートページを開く
アップデートする
⑤ブラウザの設定を初期化
ブラウザの設定を変更したことが原因で、URLスキームエラーが発生している可能性があります。
また、何も設定を変更していない場合でも、何らかの理由で設定ファイルが破損し、エラーが出るケースもあります。
こういったケースでは、ブラウザの設定を初期化することで正常な状態に戻るかもしれません。
ブラウザの初期化手順は次のとおりです。
設定を開く
設定のリセットを開く
初期化ページを開く
設定を初期化する
3. 解決法(スマホ編)
ここでは、スマホ使用時に「net::ERR_UNKNOWN_URL_SCHEME」エラーが表示された場合の解決方法をご紹介しています。
①別のブラウザアプリを使う
ブラウザアプリの不具合により、URLスキームが正しく認識できない可能性があります。
この場合はPC編でご紹介した解決方法と同じく、別のブラウザアプリを使用すると問題が解決する可能性が高いので試してみましょう。
ぶたさん
②アプリをアップデートする
何もしていないにも関わらず、突然エラーが表示されるようになった場合は、アプリ自体に問題がある可能性が高いです。
なぜなら、スマホアプリは頻繁に仕様変更を行うことが多く、エラーや不具合が起こりやすいからです。
一度アプリをアップデートすることで解決するかもしれません。
③アプリを再インストール
アプリをアップデートしても解決しない場合は、アプリの設定ファイルなどが破損しているかもしれません。
この場合はアプリを再インストールすることで正常な状態に戻すことができます。
一度「net::ERR_UNKNOWN_URL_SCHEME」エラーが出るアプリをアップデートしてみましょう。
④スマホを再起動する
スマホで不具合が発生した場合、再起動を行うことで多くの問題が解決されることがよくあります。
なぜなら、再起動すると次のような効果があるからです。
- メモリの開放
- 一時的なソフトの問題を解消
- バックグラウンドアプリを停止
- システムをリフレッシュ
このように再起動するとさまざまな効果があるため、URLスキームエラーも解決することが期待できます。
再起動の方法は、端末の電源ボタンを3秒以上長押しすると、電源メニューが表示されます。そこで「再起動」を選択するだけでOKです。
⑤別の端末を使う
エラーの原因が複数考えられる場合や、原因を特定できないときは、別の端末を使用してみましょう。
別の端末でエラーが起きるか試すことで、エラーがその端末だけに発生しているかどうかを確認することができます。
4. よくある質問
ここでは「net::ERR_UNKNOWN_URL_SCHEME」など、エラーメッセージに関するよくある質問をご紹介しています。
アプリ内ブラウザでエラーが出た
アプリ内ブラウザで「net::ERR_UNKNOWN_URL_SCHEME」が出る場合、開発者の設定ミスが原因であることが多いです。
これに関しては、ユーザー側でできることはありませんので、開発者が対応してくれるまで待ちましょう。
この機能はGoogle Chromeなどブラウザアプリを使わずに、アプリ内で直接サイトを表示することができます。
たとえば、X(旧ツイッター)でURL付きのツイートをクリックした際、リンク先のウェブページがXのアプリ内で表示されますよね。
このようにユーザーがアプリを離れることなく、リンク先のページを閲覧できる機能がアプリ内ブラウザになります。
ERR_CACHE_MISSとは?
「ERR_CACHE_MISS」は、ブラウザがキャッシュを正常に読み込めなかった場合に表示されるエラーメッセージです。
金融機関のサイトなどをはじめ、個人情報を取り扱っているサイトでは、セキュリティ上の理由からキャッシュが無効化されていることがあります。
そのため、これらのサイトではブラウザがキャッシュを読み込めないので、ページを再読み込みするとエラーになることがあります。
「ERR_CACHE_MISS」エラー原因は?PC・スマホでの対処法!
ウェブページアクセス不可とは?
ウェブページへのアクセス不可
ウェブページ(https://teilab.net/err-unknown-url-scheme)は次の理由で読み込めませんでした:
ERR_CONNECTION_TIMED_OUT
「ウェブページアクセス不可」とは、何らかの理由でページが開けない時に表示されるエラーメッセージです。
原因の詳細を調べたい時は「次の理由で読み込めませんでした:」の下に記載されているエラーコードを検索することが有効です。
たとえば、上記の場合では「ERR_CONNECTION_TIMED_OUT」とエラーコードが記載されていますよね。
このエラーコードをそのままコピペして検索すれば、問題解決に役立つサイトが出てくるはずです。
Chromeのエラーコード一覧が見たい
Google Chromeで使われているエラーコードを確認したい場合は、下記のURLにアクセスしましょう。
chrome://network-errors/
5. まとめ
「net::ERR_UNKNOWN_URL_SCHEME」は、URLスキームが読み取れない際に表示されるエラーコードです。
エラーの原因は主に、誤ったURLを入力している、またはブラウザが対応していないURLスキームを入力しているなどがあります。
対処法としては、ブラウザやアプリをアップデートするか、再インストールすることで、エラーが解消される可能性があります。
ただし、サイトの不具合によってエラーが発生する場合は、ユーザ側でできることはありませんので、対応してくれるまで待つしかありません。
- 「net::ERR_UNKNOWN_URL_SCHEME」はURLスキームのエラーコード
- URLスキームとはURL先頭「http」「https」などのこと
- ブラウザが未対応のURLスキームを入力するとエラーになる
- 解決法はブラウザやアプリをアップデート、または再インストールする