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WMI Provider Host (WmiPrvSE.exe) とは?重いのはウイルスが原因?

WMI Provider Host (WmiPrvSE.exe) とは?重いのはウイルスが原因?

パソコンが重いときにタスクマネージャーを確認すると「WMI Provider Host(WmiPrvSE.exe)」がCPUやメモリを異常に消費していたなんてことありますよね。

そこで今回は、WMI Provider Host(WmiPrvSE.exe)が重くなる原因とその対処法をご紹介しています。お困りの方は参考にしてみてください。

ノーノちゃん

WMI Provider Hostは削除していいの?
絶対に削除してはいけません。これはWindowsの重要なシステムファイルなので、削除するとパソコンが正常に動作しなくなる可能性があります。

ぶたさん

1. WMI Provider Hostとは?

WMI Provider Host(	WmiPrvSE.exe)とは?

プログラム名 WMI Provider Host(WMIプロバイダーホスト)
ファイル名 WmiPrvSE.exe
ファイル場所 C:\Windows\System32\wbem\WmiPrvSE.exe
搭載OS Windows8
Windows10
Windows11
開発元 マイクロソフト

 
まずはじめに「WMI Provider Host(WmiPrvSE.exe)」とは一体どういった役割をもったプログラムなのかを解説します。

WMI Provider Host(WmiPrvSE.exe)が重いときの対処法だけ知りたいという方はスキップしていただいて構いません。

スキップする場合はこちら押してください。

2. WMI Provider Host重い時の対処法

それでは「WMI Provider Host」の「WMI」について解説します。

ぶたさん

WMIについて

WMI(Windows Management Instrumentation)とは、Windowsシステムの情報収集、管理、操作などを行うための機能です。

分かりやすく言うと、パソコン内のハードウェアやソフトウェアの情報を取得したり、プログラムの管理や監視をすることができます。

WMIは主にシステム管理ツールやスクリプトから利用され、以下のような用途で使われます。

ハードウェア情報 CPU、メモリ、ディスクの使用状況などを取得
ソフトウェア管理 アプリの一覧を取得、アンインストールの実行
プログラムやサービスの制御 プログラムの一覧表示、サービスの開始・停止
イベントログの監視 システムの動作履歴やエラーログなどを取得
これを踏まえたうえで「WMI Provider Host」を解説しますね。

ぶたさん

WMI Provider Hostは仲介役

WMI Provider Host(WMIプロバイダーホスト)は、WMIの一部として、システムとアプリケーションの仲介役のような役割を担っています。

具体的には、他のアプリケーションがシステムの情報を求めている際に、その情報を取得して伝えるなどの作業を行っています。

たとえば、ドライブの健康状態を確認するアプリは、WMI Provider Hostを通じてシステムからその情報を取得しています。

その他にもさまざまなシステムの状態情報をアプリケーションが取得する際にWMI Provider Hostが使われています。

ノーノちゃん

Uber Eatsの配達員みたいな役割ってこと?
それに近いです。WMI Provider Hostはアプリから注文を受けて、システムの情報を調べに行き、その結果をアプリに届けるという役割を担っています。

ぶたさん

2. WMI Provider Host重い原因はウイルス?

WMI Provider Host(WmiPrvSE.exe)重い原因はウイルス?

結論から言うとウイルスの可能性は低いです。

WMI Provider Host(WmiPrvSE.exe)はシステムの情報を取得するため、一時的にCPUやメモリが使用率が高くなることがあります。

特にシステムやハードウェアの状態を監視しているアプリなど、WMIを介してデータを取得している場合は非常に重くなります。

しかし、もしWMI Provider Hostが重い状態が何日も続くのであれば、ウイルスの可能性も考えられます。

ノーノちゃん

重い状態が続く場合はウイルススキャンをすればいいの?
ウイルススキャンも大事ですが、偽装ウイルスの場合もありますので「偽装ウイルスかを調べる方法」でファイルが正規の場所にあるか確認しましょう。

ぶたさん

3. WMI Provider Host重い時の対処法

WMI Provider Host(WmiPrvSE.exe)が重いときの対処法

ここではWMI Provider Host(WmiPrvSE.exe)が重いときの対処法をご紹介しています。

①PCを再起動

WMI Provider Host重い時の対処法はPCを再起動
WMI Provider Host重い時の対処法:PCを再起動

WMI Provider Host(WmiPrvSE.exe)が重くなる主な原因の一つは、キャッシュやメモリが溜まっていることです。

パソコンを長時間使用すると、システムのキャッシュやメモリに不要なデータが蓄積され、WMI Provider Hostの動作が遅くなることがあります。

この場合は、パソコンを再起動することでこれらの問題がリセットされるため、正常に動作するようになります。

②WMI Provider Hostを再起動

WMI Provider Host重い時の対処法は再起動
WMI Provider Host重い時の対処法:タスクマネージャーからWMI Provider Hostを再起動

WMI Provider Hostのエラーや不具合などによって一時的に重くなっている可能性が考えられます。

この場合はWMI Provider Hostをタスクマネージャーから再起動することで、プログラムの状態がリセットされるため問題が解決することができます。

WMI Provider Hostの再起動の手順は以下のとおりです。

1

タスクマネージャーを起動する

下記のショートカットキーを使ってタスクマネージャーを起動します。

「Shift」+「Ctrl」+「Esc」を同時押し
2

タスクの終了

まずサイドメニューからプロセスを選択します。

そして「WMI Provider Host」を右クリックし、「タスクの終了」を左クリックします。
プロセスを選択→「WMI Provider Host」を右クリック→「タスクの終了」をクリック

ノーノちゃん

タスクの終了した後どうすればいいの?
タスクの終了をすると自動的にWMI Provider Host(WmiPrvSE.exe)が再起動されます。

ぶたさん

③WMIを再起動

WMI Provider Host重い時の対処法はWMIを再起動
WMI Provider Host重い時の対処法:WMIを再起動

WMI Provider Hostを再起動しても解決しない場合は、Windows Management Instrumentation(WMI)を再起動しましょう。

WMIはWMI Provider Hostのメインプログラムなので、WMI自体を再起動することで問題が解決することがあります。

手順は以下のとおりです。

1

Windowsメニューを開く

下記のショートカットキーを使ってWindowsのメニューを開きます。

「Windowsロゴ」+「X」キーを同時押し
2

ターミナル(管理者)を起動

Windowsのメニューにある「ターミナル(管理者)」をクリックします。
「ターミナル(管理者)」をクリック
補足
ユーザーアカウント制御のメッセージが表示される場合は「はい」を選択してください。
3

コマンドプロンプトを起動する

下記のショートカットキーを使ってコマンドプロンプト起動します。

「Ctrl」+「Shift」+「2」キーを同時押し

「Ctrl」+「Shift」+「2」を押す

4

WMIを停止する

下記のコマンドを貼り付けて「Enter」キーを押します。
コマンド
コピー 拡大
net stop winmgmt
WMI停止コマンドを貼り付けて「Enter」キーを押す
5

WMIの停止を確認

「Windows Management Instrumentation サービスは正常に停止されました。」と表示されていれば停止完了です。
WMIの停止を確認
6

WMIを開始する

下記のコマンドを貼り付けて「Enter」キーを押します。
コマンド
コピー 拡大
net start winmgmt
WMI開始コマンドを貼り付けて「Enter」キーを押す
7

WMIの再起動完了

「Windows Management Instrumentation サービスは正常に開始されました。」と表示されていればWMIの再起動完了です。
WMIの開始を確認
この方法はMicrosoft公式サイトを参考にしています。
参考 WMI サービスの開始と停止Microsoft公式サイト

④WMIのサービスを再起動

WMI Provider Host重い時の対処法はサービスを再起動
WMI Provider Host重い時の対処法:サービスを再起動

Windows Management Instrumentation(WMI)の不具合が原因で、WMI Provider Hostが重くなっている可能性があります。

この場合はWindowsのサービス設定からWMIを再起動することで問題を解決することができます。

1

ファイル名を指定して実行を起動する

下記のショートカットキーを使って「ファイル名を指定して実行」を起動します。

「Windowsロゴ」+「R」キーを同時押し
2

サービスを起動する

名前欄に「SERVICES.MSC」と入力し、OKをクリックするとサービスが起動します。
「SERVICES.MSC」と入力し、OKをクリック
3

再起動する

「Windows Management Instrumentation」を右クリックし、「再起動」を押せば自動的に再起動されます。
「Windows Management Instrumentation」を右クリックし、再起動を押す

⑤WMIのリポジトリを修復

WMI Provider Host重い時の対処法はWMIのリポジトリを修復
WMI Provider Host重い時の対処法:WMIのリポジトリを修復

WMIのリポジトリとは、ハードウェアやソフトウェアなど、あらゆる情報が保存されているデータベースのことです。

このWMIのリポジトリが破損している場合、WMI Provider Hostがそれらの情報を取得できなくなります。

その結果、何度も繰り返し情報を取得しようとするため、CPUやメモリの使用率が異常に高くなります。

この場合はWMIのリポジトリを修復することで問題が解決することができます。手順は以下のとおりです。

1

Windowsメニューを開く

下記のショートカットキーを使ってWindowsのメニューを開きます。

「Windowsロゴ」+「X」キーを同時押し
2

ターミナル(管理者)を起動

Windowsのメニューにある「ターミナル(管理者)」をクリックします。
「ターミナル(管理者)」をクリック
3

確認コマンドを実行

下記のコマンドを貼り付けて「Enter」キーを押し、WMIのリポジトリの破損状況を確認します。
コマンド
コピー 拡大
winmgmt /verifyrepository
コマンドを貼り付けて「Enter」キーを押す
4

結果を確認

WMIのリポジトリの破損状況の結果が表示されます。
コマンド実行結果を確認
補足
上記のように「WMI データベースに矛盾はありません」と表示される場合は、WMIのリポジトリが破損していません。

つまり、WMI Provider Hostが重い原因は他にあるということになります。

ここからWMIのリポジトリが破損していた場合の修復方法を解説します。

ぶたさん

5

修復コマンドを実行する

下記のコマンドを貼り付けて「Enter」キーを押せば、WMIのリポジトリが修復されます。
コマンド
コピー 拡大
winmgmt /salvagerepository
修復コマンドを貼り付けて「Enter」キーを押す
WMIの修復コマンドはMicrosoft公式サイトを参考にしています。
参考 winmgmtMicrosoft公式サイト

4. よくある質問

WMI Provider Host(WmiPrvSE.exe)に関するよくある質問

ここではWMI Provider Host(WmiPrvSE.exe)に関するよくある質問をご紹介しています。

停止や無効化しても大丈夫?

結論から言うと、WMI Provider Host(WmiPrvSE.exe)は停止または無効化しては絶対にいけません。

WMI Provider HostはWindowsの重要なシステムファイルですので、停止してしまうと以下のような問題が発生することがあります。

  • システム情報を取得するアプリが正常に動作しなくなる
  • Windowsの一部機能が正常に動作しなくなる
  • ネットワーク関連の問題が発生する可能性がある
  • イベントログが閲覧できなくなる

このように、WMI関連するプログラムがすべて動作しなくなる可能性がありますので、停止や無効化することはおすすめできません。

WMI Provider Hostが2つある?

タスクマネージャーでWMI Provider Host(WmiPrvSE.exe)が複数あることは珍しいことではありません。

WMIは複数のリクエストを同時に処理することができるため、必要に応じて複数生成されることがあります

そのため、タスクマネージャーにWMI Provider Hostが複数表示されていても特に問題ありません。

ノーノちゃん

ウイルスの可能性はないの?
可能性は限りなく低いですがウイルスが偽装しているケースもあります。不安な方は正規の場所にWmiPrvSE.exeがあるか確認しておきましょう。

ぶたさん

ディスクが100%になる

WMI Provider Host(WmiPrvSE.exe)のディスク使用率が100%になる場合、以下のいずれかの原因が考えられます。

WMIを使用するアプリが頻繁にリクエストを送信していたり、複数のアプリが同時にリクエストを送っている可能性が考えられます。

この場合、WMI Provider Host(WmiPrvSE.exe)は大量のデータを処理することになるため、結果的にディスクの使用率が異常に高くなることがあります。

解決方法としては「②WMI Provider Hostを再起動」を行うといいかもしれません。

システムファイルが破損していると、WMI Provider Hostが情報を正常に読み込めないため、何度も読み込みを行おうと無限ループに陥ることがあります。

その結果、処理が完了しないままリソースだけを大量に消費するため、ディスクの使用率が100%になっていることが考えられます。

この問題を解決するためには、SFCコマンドを使ってシステムファイルを修復する必要があります。やり方は以下を参考にしてください。

1

Windowsメニューを開く

下記のショートカットキーを使ってWindowsのメニューを開きます。

「Windowsロゴ」+「X」キーを同時押し
2

ターミナル(管理者)を起動

Windowsのメニューにある「ターミナル(管理者)」をクリックします。
「ターミナル(管理者)」をクリック
補足
ユーザーアカウント制御のメッセージが表示される場合は「はい」を選択してください。
3

SFCコマンドを実行

下記のコマンドを貼り付けて、「Enter」キーを押すとSFCコマンドが実行されます。
コマンド
コピー 拡大
SFC /scannow
コマンドを貼り付けて「Enter」キーを押す
4

結果を確認する

SFCコマンドの結果が表示されます。※システムファイルが破損していた場合は修復されます。
結果が表示される

長期間ディスク使用率が100%のままの状態から戻らない場合は、ウイルスに感染している可能性があります。

事例はほとんどありませんが、WMI Provider Host(WmiPrvSE.exe)を偽装しているウイルスかもしれません。

偽装ウイルスか調べる方法」を参考に、WmiPrvSE.exeが正しい場所にファイルがあるか確認してください。

偽装ウイルスか調べる方法

WMI Provider Host(WmiPrvSE.exe)の偽装ウイルスか調べる方法は、ファイルが正しい場所にあるか確認することです。

ファイルの場所を確認する方法は以下のとおりです。

1

タスクマネージャーを起動する

下記のショートカットキーを使ってタスクマネージャーを起動します。

「Shift」+「Ctrl」+「Esc」を同時押し
2

ファイルの場所を開く

まずサイドメニューから「プロセス」を選択します。

そして「WMI Provider Host」を右クリックし、「ファイルの場所を開く(O)」を左クリックします。
「プロセスを選択」→「WMI Provider Hostを右クリック」→「ファイルの場所を開く(O)を左クリック」

3

プロパティを開く

「WmiPrvSE.exe」を右クリックし、「プロパティ」を左クリックします。
「WmiPrvSE.exe」を右クリックし、プロパティを選択
4

ファイルの場所を確認

ファイルの場所が「C:\Windows\System32\wbem」になっていればOKです。
「C:\Windows\System32\wbem」が正規の場所

5. まとめ

WMI Provider Host (WmiPrvSE.exe) とは?重いのはウイルスが原因?まとめ

WMI Provider Host(WmiPrvSE.exe)は、Windowsのシステムとアプリを仲介する重要なプログラムです。

このプログラムは、システムの情報を取得するため、一時的にCPUやメモリの使用率が以上に高くなることがあります。

異常に重い場合は、パソコンやWMI Provider Hostを再起動することで解決する場合が多いので一度お試しください。

まとめ
  • WMI Provider HostはWindowsのシステムファイル
  • システムとアプリを仲介する役割を担っている
  • 一時的にCPUやメモリが高くなることがある
  • ウイルスの可能性は低い
  • 重い場合は再起動すれば解決する可能性が高い