厚生労働省プログラミングスクール給付金 (教育訓練給付金) の条件とは？

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このページでは、厚生労働省が実施しているプログラミング給付金の受け取り条件、注意点などを詳しく解説しています。

また、教育訓練給付金制度の対象となっているプログラミングスクールご紹介していますので、参考にしてみてください。

1. 厚生労働省プログラミング給付金とは？

まずはじめに、厚生労働省のプログラミング給付金とはどういった制度なのかについて詳しく解説します。

受講料の一部がキャッシュバック

厚生労働省のプログラミング給付金とは、特定の講座を受けた際に、受講料の一部がキャッシュバックされる制度のことです。

正式には「教育訓練給付金制度」と呼ばれており、最大で受講料の80％がキャッシュバックされます。

たとえば、受講料が100万円だった場合、80万円がキャッシュバックされるため、自己負担額は実質20万円となります。

経済的な理由でプログラミングを諦めてしまった方は、この制度を活用してみてはいかがでしょうか。

教育訓練給付金は3種類ある

給付金には次のように3つの種類があります。

　
これらの給付金は、対象となる講座や給付の割合が、受講する講座によって受け取れる金額が変わります。

2. 教育訓練給付金の詳細

ここでは、3種類ある教育訓練給付金について詳しく解説しています。

①一般教育訓練給付金

こちらは一般教育訓練給付金の基本情報になります。

参照元：厚生労働省｜一般教育訓練の「教育訓練給付金」のご案内

一般教育訓練給付金は、受講料の最大20％（上限額10万円）がキャッシュバックされる制度です。

この制度は事前手続きなど一切不要で、講座を修了した後に申請するだけで給付金を受けとることができます。

給付される上限金額は10万円までですがお手軽に利用できるというメリットがあります。

②特定一般教育訓練給付金

こちらは特定一般教育訓練給付金の基本情報になります。

参照元：厚生労働省｜特定一般教育訓練の「教育訓練給付金」のご案内

特定一般教育訓練給付金は、受講料の最大50％（上限額25万円）がキャッシュバックされる制度です。

こちらの制度では受講前に、訓練前キャリアコンサルタントを受けたり、受給資格があるのか確認してもらう必要があります。

手間はかかりますが給付率が高いため、プログラミングスクールを半額で受けられるメリットがあります。

③専門実践教育訓練給付金

こちらは専門実践教育訓練給付金の基本情報になります。

参照元：厚生労働省｜専門実践教育訓練の「教育訓練給付金」のご案内

専門実践教育訓練給付金は、受講料の最大80％（上限額168万円）がキャッシュバックされる制度です。

この制度では、年齢制限が設けられていたり、雇用保険に2年以上加入している必要があるなど利用条件が若干厳しいです。

ただし、その分給付率が非常に高いため、高額なプログラミングスクールを受講したい場合におすすめです。

3. 教育訓練給付金の条件・注意点

ここでは、教育訓練給付金の条件や注意点についてご紹介しています。

支給を受けるための条件、年齢制限、修了基準、申請期限など、知っておくべきポイントを分かりやすく説明します。

支給条件

教育訓練給付金のには支給条件があります。

教育訓練給付金の支給条件は、雇用保険に加入している、または過去に加入していた点がポイントになります。

下記に各給付金の条件をまとめましたので、ご自身が給付金の対象かどうかをかんたんに確認してみましょう。

年齢制限

教育訓練給付金の種類によっては次のように年齢制限が設けられています。

　
①と②の教育訓練給付金では年齢制限がないため、どの年齢の方でも利用することができます。

一方、③の専門実践教育訓練給付金は、45歳未満の方のみとなっているため、それ以上の年齢の方は給付金を受けることはできません。

専門実践教育訓練給付金の受給資格者のうち以下の条件を満たした方が失業状態にある場合に、訓練受講をさらに支援するため、「教育訓練支援給付金」を支給します。
　
専門実践教育訓練の受講開始時に45歳未満であること

参照元：厚生労働省｜専門実践教育訓練の「教育訓練給付金」のご案内

修了基準

教育訓練給付金を受けとるためには次の修了基準をクリアする必要があります。

参照元：厚生労働省｜教育訓練給付の支給を受けたい方へ
　
修了基準とは、プログラミングスクールの全カリキュラムを終えたことを証明するためのノルマのようなもです。

具体的には「出席率」「修了認定テストの正解率」「課題提出率」など、スクールが定めている基準を満たす必要があります。

もし、この基準をクリアできなかった場合、給付金を受けとれなくなりますので注意しましょう。

申請期限

教育訓練給付金には給付金の申請期限があります。

　
①と②の教育訓練給付金は、プログラミングスクールを修了した翌日から1ヶ月以内に申請する必要があります。

一方、③の専門実践教育訓練給付金では、6か月ごとに分割して支給されるため、支給期間が終わる1か月以内に毎回申請しなければなりません。

もし、期限を過ぎてしまった場合、教育訓練給付金を受けとることができなくなりますので必ず申請するようにしてください。

受講前の手続き

教育訓練給付金は下記表のように種類によって受講前に手続きが必要な場合があります。

　
一般教育訓練給付金は受講前の手続きが不要です。講座修了後に申請書を提出するだけで給付金を受けとることができます。

一方、特定一般教育訓練給付金や専門実践教育訓練給付金では、講座を受ける前に手続きをしなければなりません。

具体的には、ハローワークで訓練前キャリアコンサルティングを受けたり、受講の2週間前に受給資格の確認を行う必要があります。

4. 給付金対象のプログラミングスクール

ここでは、教育訓練給付金の対象となっているプログラミングスクールをご紹介しています。

近年プログラミングスクールの高額な受講料を請求する詐欺のようなものも少なくありません。

しかし、今回ご紹介するスクールは、国から認定を受けているため安心して学ぶことができます。

最大80％OFFのスクール

ここでは受講料の80％がキャッシュバックされるプログラミングスクールをご紹介します。

tech boost

　
tech boost（テックブースト）は、転職・独立支援サービスを運営する「Branding Career」が設立したプログラミングスクールです。

講師陣はすべて現役エンジニアで、実際の現場で使われているスキルを学べるため、実務経験を積む感覚でスキルを習得できます。

このスクールは転職サポートが非常に充実しており、プロのエージェント、キャリアアドバイザーが転職活動を全面的に支援してくれます。

さらに、独立支援も行っており、フリーランスエンジニアを目指すためのノウハウを学べる数少ないスクールの一つでもあります。

PRUMエンジニア留学

　
PRUMエンジニア留学の「Webエンジニアコース」は、即戦力として活躍できるエンジニアを養成するためのコースです。

このスクールの最大のメリットは、システム開発会社が運営しているため、実務ベースの開発スキルを習得できるという点です。

講座修了時にはエンジニア1年目レベルの実践経験を積むことが可能です。

また、実践的な評価制度を導入しており、エンジニア評価シートは転職時の自己PRとして活用することができます。

TECH CAMP

　
TECH CAMP（テック・キャンプ）は、2012年に設立されたITエンジニア転職特化型のプログラミングスクールです。

エンジニア転職成功率99％という業界トップクラスの実績があり、万が一転職ができなかった場合には全額返金保証があります。

さらに、学習の途中離脱率がわずか3％という非常に低く、挫折を防ぐためのサポートが充実しているので安心して学ぶことができます。

DPro（ディープロ）

　
DPro（ディープロ）の「Webエンジニア4ヶ月短期集中コース」は、最短でITエンジニアを目指すためのコースです。

このコースは、4か月でプログラミングの基礎、Webアプリの開発、実践スキルの習得、オリジナルアプリの開発などのスキルを身につけることができます。

また、プロと同じリモートワーク環境でプログラミングやペア開発なども行うため、転職の際に有利な実践経験を積むことができます。

グローバルテクノ

　
グローバルテクノの「Pythonデータサイエンス基礎講座」は、データ分析スキルを身につけるためのコースです。

この講座では、プログラム言語のPythonを使ったデータ収集・加工・分析など、データサイエンススキルを学ぶことができます。

さらに、カリキュラムには統計検定2級の取得を目指すための、基礎知識や問題演習なども含まれています。

最大50％OFFのスクール

ここでは受講料の50％がキャッシュバックされるプログラミングスクールをご紹介します。

AEVICプログラミングスクール

　
AEVICプログラミングスクールの「Javaプログラミング基礎+応用～Fluorite～」は、Javaの基礎から応用まで学べるコースです。

このコースでは、まずHTML/CSSの基礎を学び、その後Javaの習得していくというカリキュラムになっていますので未経験者でも安心して学べます。

最終的には、Java資格の最上位「Java Gold」の取得を目指すことができる高い技術を身につけることができます。

最大20％OFのスクール

ここでは受講料の20％がキャッシュバックされるプログラミングスクールをご紹介します。

インターネットアカデミー

　
インターネットアカデミーの「プログラマー入門コース」は、これまで2万以上が受講した人気のコースです。

このコースではHTML、CSS、JavaScript、コーティングなどをゼロから学ぶことができ、初心者の方でもプログラマーを目指すことができます。

また、給付金対象コースでは「PHP講座」「Python講座」のいずれかの講座が組み合わさっているため、システム構築やWebアプリ開発も学べます。

パソコンスクールISA

　
こちらは、1981年に開設された老舗パソコンスクール「パソコンスクールISA」が提供しているプログラミングコースです。

コースはPython資格とJava認定資格の2種類あり、どちらも資格の取得を目的としている講座となっています。

このスクールでは、大手証券会社の企業研修を行っているプロの講師をしているため、企業が求めている実践的スキルを学ぶことができます。

パソコンスクールソフトキャンパス

　
パソコンスクールソフトキャンパスは、完全マンツーマン指導でしっかり学べるプログラミングスクールです。

給付金対象コースでは需要の高い言語Javaを中心に学び、最終的には資格取得が可能なレベルまでスキルを高めることができます。

また、講座カリキュラムを自分に合った内容に変更することができるため、無理なく効率的に学ぶことができるメリットがあります。

活学ITスクール

　
活学ITスクールの「アプリ開発オンラインコース」は、アプリ開発に必要なスキルをゼロから学べる講座です。

プログラミング未経験の方でも理解しやすいよう、全編アニメーション動画になっており、楽しく学ぶことができます。

また、このコースでは単にアプリ開発を学ぶだけでなく、スクレイピングを活用したデータ収集や、データ処理・集計の自動化といった実践的なスキルも習得できます。

これにより、業務の効率化やデータ活用の幅を広げることができ、実務でも役立つスキルが身につきます。

Winスクール

　
Winスクールは、全国に約50校を展開している日本トップクラスのプログラミングスクールです。

受講生の満足度が96.5％と非常に高く、プロの講師が一人ひとりのレベルや目的に合わせた学習方法を採用しています。

資格やライセンスを取得するためのカリキュラムが組まれており、就職や転職の際に有利になる実践的なスキルを身につけることができます。

キッズロボStepUpスクール

　
キッズロボStepUpスクールは、ロボット教室を手掛けるキッズロボ合同会社が運営しているプログラミングスクールです。

このスクールはPythonに特化しており、Python3エンジニア認定基礎試験の合格を目指すためのカリキュラムが組まれています。

5. よくある質問

ここでは、教育訓練給付金に関するよくある質問をご紹介しています。

この制度の期限はいつまで？

教育訓練給付金は期間限定の制度ではありません。

ただし、こういったお得な制度は過去に廃止されたことがあるため、将来的に改悪や廃止される可能性がないとは言えません。

「利用しようと悩んでいたらいつの間にか廃止された」なんてこともありますので、損する前に活用したほうがいいかもしれません。

給付金の支給条件が分からない

「教育訓練給付金の支給条件を見ても、自分が対象者なのか分からない」という方も多いと思います。

そんなときは、最寄りのハローワークで相談すれば、給付金を受けることができるのかすぐに調べてもらえます。

給付金は何回まで受給できる？

教育訓練給付金は何回でも受けることができます。

ただし、2回目以降利用する場合は、前回の教育給付金を受けとってから3年以上経過している必要があります。

過去の受講開始日以降の支給要件期間が３年以上にならないと、新たな資格を得ることはできません。

参照元：厚生労働省｜支給要件期間とは？

失業手当と併用できる？

残念ながら、教育訓練給付金と失業手当を同時に受け取ることはできません。

しかし、専門実践教育訓練を利用する場合に限り「教育訓練支援給付金」という制度を利用することができます。

これは一定の条件を満たした方に、雇用保険の基本手当（日額）60％が支給されるという制度です。

現在、離職中で専門実践教育訓練の利用を考えている方は、この給付金を活用することをおすすめします。

3種類の給付金を同時に受給できる？

教育訓練給付金を複数同時に受給することはできません。

また、複数の講座を同時に受講した場合でも、給付金を申請できるのは1つの講座のみとなります。

同時に複数の教育訓練講座について支給申請を行うことはできません。　

参照元：厚生労働省｜支給要件期間とは？

派遣・バイト・パートは受給できる？

結論から言うと、派遣社員・契約社員・アルバイト・パートの方でも教育訓練給付金を受けとることができます。

ただし、教育訓練給付金制度を利用するには、次のいずれかの条件に当てはまる必要があります。

これらの条件さえ満たしていれば、非正規雇用であっても教育訓練給付金を受けることができます。

申請書はどこにあるの？

教育訓練給付金の申請書は、ハローワークのホームページから印刷またはダウンロードすることができます。

他にも給付金制度はあるの？

2025年現在、プログラミングスクールで使える給付金、補助金制度は以下の6種類あります。

これらの制度はそれぞれ利用条件が異なります。

そのため、もし教育訓練給付金が利用できなかった方でも、他の給付金や補助金を受け取ることができる場合があります。

気になる方はどの制度が利用できるか調べてみましょう。

プログラミングスクールで使える給付金、補助金の詳細はこちら
給付金・補助金対象プログラミングスクールを紹介！対象や利用条件を解説！

6. まとめ

ここ数年、プログラミングスクールが急増していますが、エンジニア経験のない講師が教えていたり、転職実績がほとんどないといったスクールも少なくありません。

こういったスクールに入会してしまうと、高額な受講料を払ったのに実践的なスキルが身につかず、時間もお金も無駄にすることになります。

一方、教育訓練給付金対象スクールは、国から認定を受けた信頼できるスクールのみですので詐欺のようなスクールはありません。

さらに、最大80％の受講料キャッシュバックが受けられるため、一般的なスクールよりも圧倒的にコストを抑えて学ぶことが可能です。

現在、この給付金制度は継続中ですが、今後規制が入る可能性もあるため、活用するなら早めにしたは方がいいいかもしれません。

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